大きな膿胞のため根管治療と投薬を経て抜歯へ。多少不安が残る

相談者: zaiさん (24歳:女性)
投稿日時:2010-12-14 19:47:39
はじめまして。
これから抜歯をして長期的に向き合っていきたいと考えている者です。

そのために念頭に入れておいた方がいいことなど、アドバイスをお願い致します。


初診
(状態:左顎を中心に腫れあがる。熱を持ち口内に小さなぼつぼつが出来、時々破れる)   
・X線撮影(左下2番・左下1番・右下1番にまたがる膿胞を確認)
・左下1番に穴を開け膿をかきだし、薬を入れる処置
歯茎を切開し排膿させる処置
・投薬


2回目、3回目
(状態:腫れ、熱など目に見える炎症はなくなるが、下顎の部分にしこりを感じる)
・ふさがり始めた歯茎を再び切開と消毒
・投薬


4回目
(状態:しこりを感じる)
・X線撮影(初診時のものと比較。大きさにほとんど変化はなし)
・左下1番抜歯の提案
・歯茎の切開と消毒
・投薬



担当医との問診では、膿胞はかなり大きくおそらく左下1番が元凶であろうが、両隣(左下2番・右下1番)に及んでいる可能性も否定できない状態である。

なるべく自分の歯を残すことを優先したいのであれば、今の段階で左下1番を抜いて土台の部分の回復を図った方がいいのではないか、ということで私は受けることを決断いたしました。


このような流れを経て次回に抜歯を行う予定です。

担当医と相談し自ら決意したことではありますが、なにぶん抜歯をするのは初めてのことで治療及び予後に関する知識も乏しく不安もあります。


また、後々インプラント等を考えることにしてもかなり先(半年くらいは見ておいてと言われました)とのことで、その間患者のレベルで出来ることならなんでもやっておきたいという気持ちもあります。

どうか、よろしくお願いいたします。


補足:歯茎自体は特に問題ないと言われております。
色は全体に薄いピンク色、歯磨きで出血するということもありません。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-12-14 19:53:54
レントゲンなどを見ていないので一概に言えないのですが、いきなり抜歯ではなく

嚢胞だけを摘出できないか?
歯根端切除で対応できないか?
・意図的抜歯再植術ができないか?

色々試すことはあると思いますが。


主治医にきいてみてはどうでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: zaiさん
返信日時:2010-12-14 21:26:13
細見先生、回答ありがとうございます。

レントゲンは手元に無いのですが、現在の左下1番は薬を入れて、特に何かを被せているわけではありません(穴が開かれたままの状態です)。

ただ、主治医からは「この穴を塞ぐことはまず無理」という趣旨の言葉をいただいています。


抜歯以外の選択肢を複数ご提示いただき、まず少し焦りすぎているのではないかと自分自身に問いかけました。
今一度主治医に相談を持ちかける、という選択もあるのですよね。

あるいは、別の医療機関で診察していただき意見を仰ぐことも、検討してみたいと思います。



さて、そこでまたご回答いただければ幸いなのですが、歯根端切除や意図的抜歯再植術の余地が残されているのか、それとも本当に抜歯しなければいけないのか、そのギリギリを判断していただくことが可能だろうと推測できる医療機関とは、何を基準に判断していいものでしょうか。

やはり、大学病院などが順当なのでしょうか。

もし、質問に重ねて質問をすることが好ましくないことでしたらすみません。


現在の主治医は、小さな街の開業医で、院長が一人で治療を行っています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-12-15 03:12:05
zai さまこんばんわ。

左下1番の抜歯を勧められていて決断されたわけですね、レントゲンをみたわけでも診察したわけでもないので断定は出来ませんが、先ず根管治療をするべきだと思います。

個人的には根管治療を試みてその結果うまく行かなければ、歯根端掻爬をすると思います。


抜歯はいつでも可能です、先ず保存を試みるべきだと思います、インプラントを矢鱈勧める歯科医は避けたほうがいいように感じています。

参考になれば幸いです。


大きな歯根嚢胞 
http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1858

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-12-15 06:44:12
おはようございます。

ご質問拝見させていただきました。


僕もまず思ったのが、すぐに抜歯をチョイスしないといけない状態なのかな?と思いました。

先生は恐らくなのですが治療内容で何回か切開されてますよね。 
僕の経験であればそんなに切開を繰り返したことがあまりないのでわからないですが、繰り返し切開をしても治りが悪い?から抜歯を提示されたのかもですね。


さてはたしてすぐに抜歯は、個人的にはあまりお勧めしませんね。

先述にもありますが、とりあえず根管治療をしてみて変化がなければ外科治療というのがベストだと思ってますので、まずは根管治療では・・。 



歯根端切除や意図的抜歯再植術の余地が残されているのか、それとも本当に抜歯しなければいけないのか、そのギリギリを判断していただくことが可能だろうと推測できる医療機関とは、何を基準に判断していいものでしょうか。
>やはり、大学病院などが順当なのでしょうか


あまりに大きい場合ののう胞であれば、大学病院等大きい病院口腔外科での治療が必要な場合もあります。

セカンドオピニオンとしていいと思いますが、個人的にすべてでないですが口腔外科の先生はすぐにオペを進めたりすることがおおいです。
でも一考する案を出してくれるとは思います。

なんとか残そうとするのは開業医の先生の方がよく勉強されているとおもいます。


仮に抜いた後ですが個人的には下顎の前歯インプラントは非常に難しいです。
ですから予後のことを考えると熟知している病院での加療がいいと思いますね。


文面からだけですがセカンドオピニオンもありだと思いますよ。


では参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: zaiさん
返信日時:2010-12-15 14:59:48
山田先生、北野先生、回答ありがとうございます。

現在の主治医は、インプラントを勧めてくるわけではないのですが、改めて確認しましても抜歯という見解については譲らないぞという旨のお答えをいただいています。


大きな歯根嚢胞の記事を拝見しました。

素人の見立てなのでなんともいえないのですが、3枚あるうちの一番上、顎まで写っているものに既視感を持ちました。
歯の下にぽっかりと黒い空間がある、という感じです。


はっきりと病巣の部分が私の目でも確認できたこともあり、抜歯も致し方ないのかと半ば諦めにも似た気持ちでしたが、ここで先生方のご意見を聞き、やはり抜歯は最終手段として、歯の保存という観点での治療計画を他院に相談してみようという思いが強くなりました。

現在、根管治療をキーワードに、その筋の実績や「歯を残そう」という意気込みが文面から感じ取れるHPを開いている医療機関に相談のメール等を送り、返信を待っています。

主治医のほうですが、今回は抜歯を見送らせてほしいという連絡を入れたものの、やはり

「次来る時は歯は抜く覚悟を忘れずに」

と言われました。


そのため、他院の診察結果にもよりますが、転院も視野に入れ始めています。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: zaiさん
返信日時:2010-12-17 00:16:25
相談してまいりました。
セカンドオピニオンの手順は踏んでおりません。
時間が惜しい主治医に切り出す踏ん切りがつかない、と本当に個人的な理由からです。


報告させていただきます。

・前2本の歯の骨が少し周りの骨よりも低くなっている

レントゲン(平面の画像)だけではかなり判断の難しいところまできている

・自分なら歯内治療を試みてから外科的処置、そして最終的に抜歯と段階を踏むと思う

このような見解をいただきました。
また、


・影が左下1番の両隣の歯にも及んでいるように見える

・詳細はCT画像を撮らせてもらえてからまた考える形になるだろうと思う

と重ねて言われました。


さて、本来ならば相談に応じていただいたA先生(仮)の見解を主治医へフィードバックし、理解を頂いた上で転院するかどうかを判断するのが筋であるかと思います。

しかしながら、主治医へ抜歯の保留を申し入れた時の反応を振り返り、主治医とA先生の見解が異なっていることだけは明白のようにも思えます。

また、軽々しく比較してよいものでもないのでしょうが、主治医とA先生の所有されている設備は素人目にも開きがあるように感じられました。


今回歯チャンネル他インターネットを通じて、少しだけ歯科についても学べた気がしています。
その際印象的だったのは「やりたくても出来ないこと」は環境要因的な部分もかなりあるということでした。

よって、自己判断ではありますが、主治医には治療中止の連絡を入れて、今後はA先生にお世話になろうという考えに至りました。

単純にA先生の方が話す機会を与えてくれている気がしたから、という部分もありますが。



細見先生
山田先生
北野先生

お忙しいところ、回答をいただき本当にありがとうございました。

ここでご意見を伺わなければ、私は何となく釈然としないままに歯を永遠に失い、もしかしたらとても後悔することになっていたかもしれません。

選択する道を与えていただいたことに深く感謝申し上げます。

経過次第では、またこちらの掲示板でお世話になることがあるかもしれません。
その時はまたよろしくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-12-17 14:31:19
ご丁寧にお返事ありがとうございます。

そのようにいていただける先生にめぐりあえて非常に良かったと思います。

ぜひ根管治療で治ること祈ってますね。 


通院頑張ってくださいね。




タイトル 大きな膿胞のため根管治療と投薬を経て抜歯へ。多少不安が残る
質問者 zaiさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:1番(中切歯)
根管治療の治療法
歯根端切除術
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
意図的再植
回答者




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