フィクスチャー抜去後の補填材料で一般的にコラーゲンを使いますか?
相談者:
きーたんさん (31歳:女性)
投稿日時:2010-12-22 02:13:50
初めて投稿させていただきます。
10年程前に右上6番をヘミセクションし、今から2年前にフィステル、根尖部圧痛、右頬の圧痛が出たため、歯科医の勧めで抜歯してインプラントにしました。
自覚症状の説明は細かくしたのですが、術前パノラマとフィクスチャー打ち込み後の確認デンタル撮影のみで、事前のCT撮影はなく、増骨処置も加えて7ヶ月程かけて治療はすべて終わりました。
その後、インプラント自体は問題ありませんでしたが、次第に偏頭痛・右頬の圧痛・インプラント部の浮いた感じ、下を向くと右鼻からサラサラの鼻水が出るなどの症状が出始めました。
体調不良が続き、1年後に歯科受診しCT撮影をしてもらうと、フィクスチャー先端が完全に上顎骨から突き出ており、その部位の上顎洞粘膜が肥厚していました。
12ミリのフィクスチャーで、5ミリくらいは突き出ていました。
歯科医の勧めにより耳鼻科受診し抗生剤を出してもらい、3ヶ月服用後に再度パノラマ撮影で症状を確認してもらいましたが、あまり改善は見られず、私自身の症状も断続的に続いている状態でした。
歯科医と色々と話し合った結果、インプラントをはずしてやりなおす事になり、治療方針を説明してもらったのですが、抗生剤を事前に服用し、フィクスチャーをはずした後、歯槽骨の空洞部にはコラーゲンを注入し縫合して、骨ができるまで2ヶ月程待つとのことでした。
ここで質問なのですが、この様な場合は一般的にコラーゲンを使うものなのでしょうか?
私としては増骨効果のあるハイドロキシアパタイトなどを使用してもらいたいのですが、歯科医と意見の食い違いなどで険悪になった事もあり、1年かけてようやく無料でやりなおす事を承諾してもらった状態なので、さらに注文をつけるようで言い辛いです。
ですが、もしも材料費を浮かせるなどの理由でコラーゲンを注入するのであれば不安でたまりません。
どうぞよろしくお願い致します。
10年程前に右上6番をヘミセクションし、今から2年前にフィステル、根尖部圧痛、右頬の圧痛が出たため、歯科医の勧めで抜歯してインプラントにしました。
自覚症状の説明は細かくしたのですが、術前パノラマとフィクスチャー打ち込み後の確認デンタル撮影のみで、事前のCT撮影はなく、増骨処置も加えて7ヶ月程かけて治療はすべて終わりました。
その後、インプラント自体は問題ありませんでしたが、次第に偏頭痛・右頬の圧痛・インプラント部の浮いた感じ、下を向くと右鼻からサラサラの鼻水が出るなどの症状が出始めました。
体調不良が続き、1年後に歯科受診しCT撮影をしてもらうと、フィクスチャー先端が完全に上顎骨から突き出ており、その部位の上顎洞粘膜が肥厚していました。
12ミリのフィクスチャーで、5ミリくらいは突き出ていました。
歯科医の勧めにより耳鼻科受診し抗生剤を出してもらい、3ヶ月服用後に再度パノラマ撮影で症状を確認してもらいましたが、あまり改善は見られず、私自身の症状も断続的に続いている状態でした。
歯科医と色々と話し合った結果、インプラントをはずしてやりなおす事になり、治療方針を説明してもらったのですが、抗生剤を事前に服用し、フィクスチャーをはずした後、歯槽骨の空洞部にはコラーゲンを注入し縫合して、骨ができるまで2ヶ月程待つとのことでした。
ここで質問なのですが、この様な場合は一般的にコラーゲンを使うものなのでしょうか?
私としては増骨効果のあるハイドロキシアパタイトなどを使用してもらいたいのですが、歯科医と意見の食い違いなどで険悪になった事もあり、1年かけてようやく無料でやりなおす事を承諾してもらった状態なので、さらに注文をつけるようで言い辛いです。
ですが、もしも材料費を浮かせるなどの理由でコラーゲンを注入するのであれば不安でたまりません。
どうぞよろしくお願い致します。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-12-22 10:00:08
きーたんさん、こんにちは。
骨補填剤として何を使うかというのは、本当に意見が分かれるところだと思います。
詳細は省略しますが、もし私が同じような状況になったとしたら
やはり、コラーゲン系のものを使うと思います。
私見ですが・・・・
再埋入する場合にはHAPのような無機質の人工材料の中に埋入するよりも、コラーゲンが吸収して骨に置き換わった部分に埋入した方が、より血行も保たれ自然形での埋入が可能となり、オッセオインテグレーションが獲得しやすいと考えているからです。
つまり、これはコストを抑えるという意味合いではないと思いますよ。
ちなみに私は再埋入する時には、念のため3ヶ月待ってCTを撮ってから行います。
参考になれば幸いです。
骨補填剤として何を使うかというのは、本当に意見が分かれるところだと思います。
詳細は省略しますが、もし私が同じような状況になったとしたら
やはり、コラーゲン系のものを使うと思います。
私見ですが・・・・
再埋入する場合にはHAPのような無機質の人工材料の中に埋入するよりも、コラーゲンが吸収して骨に置き換わった部分に埋入した方が、より血行も保たれ自然形での埋入が可能となり、オッセオインテグレーションが獲得しやすいと考えているからです。
つまり、これはコストを抑えるという意味合いではないと思いますよ。
ちなみに私は再埋入する時には、念のため3ヶ月待ってCTを撮ってから行います。
参考になれば幸いです。
回答2
回答日時:2010-12-22 10:14:55
初めまして。
残念なことになってしまいましたね。
上顎の骨は吸収スピードも早いですし、形態の個人差も強いので、事前にこういった事態を予測することも難しかっただろうと思いますが、こういうケースは今後も増える一方でしょうね。
さて、補填材に何を使用するのがいいのかは、畑田先生もおっしゃる様に、意見が分かれるところです。
私も、もしも自分が何か選ぶとしたら、一番当たり障りのなさそうな、コラーゲン系を選ぶかと思いますよ。
できれば何も入れたくないぐらいですが(補填材全般あまり信用してないので)、今回の場合何も入れないのもまた不安なぐらいの骨欠損が出来そうですから、次善の策としてはコラーゲン(≒良質なかさぶたのイメージ)でしょうね。
そして、再度インプラントを埋入するかどうかももっと時間をかけて、相当慎重に悩むと思います。
ブリッジに逃げられるのでしたらそれもありかな、とも思いますね。
このあたりは一概にどれが良いとも言い難く、先生ごとの得意分野などによっても意見は変わるところですので、ご参考までに。
お大事にどうぞ。
残念なことになってしまいましたね。
上顎の骨は吸収スピードも早いですし、形態の個人差も強いので、事前にこういった事態を予測することも難しかっただろうと思いますが、こういうケースは今後も増える一方でしょうね。
さて、補填材に何を使用するのがいいのかは、畑田先生もおっしゃる様に、意見が分かれるところです。
私も、もしも自分が何か選ぶとしたら、一番当たり障りのなさそうな、コラーゲン系を選ぶかと思いますよ。
できれば何も入れたくないぐらいですが(補填材全般あまり信用してないので)、今回の場合何も入れないのもまた不安なぐらいの骨欠損が出来そうですから、次善の策としてはコラーゲン(≒良質なかさぶたのイメージ)でしょうね。
そして、再度インプラントを埋入するかどうかももっと時間をかけて、相当慎重に悩むと思います。
ブリッジに逃げられるのでしたらそれもありかな、とも思いますね。
このあたりは一概にどれが良いとも言い難く、先生ごとの得意分野などによっても意見は変わるところですので、ご参考までに。
お大事にどうぞ。
回答3
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-12-22 10:53:42
>渡辺先生
>次善の策としてはコラーゲン(≒良質なかさぶたのイメージ)でしょうね。
上手い表現ですね。
ぼくもお話の感じからすると、何も入れないか何か入れるならコラーゲン派に1票です。
>次善の策としてはコラーゲン(≒良質なかさぶたのイメージ)でしょうね。
上手い表現ですね。
ぼくもお話の感じからすると、何も入れないか何か入れるならコラーゲン派に1票です。
回答4
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2010-12-22 11:04:23
コラーゲンを使う意味と、ハイドロキシアパタイトを使うと言う意味は違うと思います。
コラーゲンにもいろいろ種類はありますが、基本的に骨を作るということはありません。
粘膜の厚みや上皮の間入を防いだりと、使用用途は製品により様々です。
ハイドロキシアパタイトは、骨の補填材としては最近はあまり使わないような気がしますが
先生により考え方も様々です。
私の場合、上顎洞の穿孔したケース、していたケースもふくめて何症例かオペしましたが、上顎洞のシュナイダー膜の形成ができてくるのは6ヶ月以上かかるような気がします。
一般的には3ヶ月と言われてますが、膜が非常に幼弱で手応えがないような感触です。
最近では6ヶ月待ってからのリエントリーにしています。
また、上顎洞炎自体の炎症がない状態でないと、また同じ結果を招くことになります。
治癒は炎症の具合によって異なりますが、炎症が完全にない状態が必要と思います。
もちろん術前術後のCTは必須です。
コラーゲンにもいろいろ種類はありますが、基本的に骨を作るということはありません。
粘膜の厚みや上皮の間入を防いだりと、使用用途は製品により様々です。
ハイドロキシアパタイトは、骨の補填材としては最近はあまり使わないような気がしますが
先生により考え方も様々です。
私の場合、上顎洞の穿孔したケース、していたケースもふくめて何症例かオペしましたが、上顎洞のシュナイダー膜の形成ができてくるのは6ヶ月以上かかるような気がします。
一般的には3ヶ月と言われてますが、膜が非常に幼弱で手応えがないような感触です。
最近では6ヶ月待ってからのリエントリーにしています。
また、上顎洞炎自体の炎症がない状態でないと、また同じ結果を招くことになります。
治癒は炎症の具合によって異なりますが、炎症が完全にない状態が必要と思います。
もちろん術前術後のCTは必須です。
相談者からの返信
相談者:
きーたんさん
返信日時:2010-12-22 19:08:00
タイトル | フィクスチャー抜去後の補填材料で一般的にコラーゲンを使いますか? |
---|---|
質問者 | きーたんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。