歯磨き粉の成分(フッ素やハイドロキシアパタイト)について

相談者: kieさん (22歳:女性)
投稿日時:2011-01-27 12:12:04
今回初めて質問させていただきます。
よろしくお願いします


私の歯は虫歯になりやすいらしく、頻繁に虫歯ができてしまいます。
また、脱灰状態の歯が多く存在します。

現在通っている歯医者さんに相談したところ、フッ素ハイドロキシアパタイトの入っている歯磨き粉を使うことを勧められました。


そこで薬局に行き、歯磨き粉の成分を見比べてみると、「基剤にハイドロキシアパタイトが含まれ、薬用成分にフッ素が入っているもの」と、「基剤にフッ素が含まれており、薬用成分にハイドロキシアパタイトが入っているもの」とが存在しました。

どちらのほうが、より脱灰を改善するのでしょうか?

「薬用成分の表示は効果が認められないとできない」と歯磨き粉製造会社のホームページに記載されていたので、やはり薬用成分にハイドロキシアパタイトが含まれていたほうがいいのでしょうか?

教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 12:25:54
keiさん、こんにちは。


歯磨き粉の成分の中で、実際の臨床で科学的に虫歯予防効果が証明されているものは、フッ化物(俗にいうフッ素)のみです。


ハイドロキシアパタイトについては、臨床的に効果があるという研究はありません。

私見ですが、ほとんど効果はないと思います。

回答 回答2
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-27 12:44:27
私見ですが、歯磨き粉の成分に頼るより歯磨きの仕方をきちんとされた方がよいと思います。

フッ素は効果的ですが、薬用成分です。
入っていた方がよいですが、結局のところプラークをつけてしまっては意味がありません。

歯磨きの仕方を担当の歯科衛生士さんに教わり、プラークコントロールを徹底した方が効果的です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 13:47:40
こんにちは。

私も服部先生の意見に賛成です。

また生活習慣(特に食生活や間食の習慣など)の見直しも必要かもしれません。

それと少し邪道かもしれませんが、食後などにキシリトール100%のガムをかむのも、唾液の自浄作用や緩衝作用の促進につながるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kieさん
返信日時:2011-01-27 16:01:16
小牧先生、服部先生、池原先生、早速のご返答ありがとうございます。


>小牧先生

実験的に効果が示されているのは、フッ素だけだったんですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。


>服部先生、池原先生

根本的な所に問題がある可能性を示唆してくださり、ありがとうございます。

磨き方の指導は受けているので、プラークがきれいに取れているかを歯医者さんで見てもらってきます。 

虫歯がこれ以上ひどくなるのが嫌だと思い、最近、間食を控え始めたばかりなので、これから効果が出てくることを期待しています。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 16:02:25
フッ素は効果的ですが、薬用成分です。
>入っていた方がよいですが、結局のところプラークをつけてしまっては意味がありません。


虫歯予防の大家、スウェーデンのドーベン教授は講義の中で、フェッか物入りの歯磨き粉をいっぱいつけて磨きなさいと言っていました。

受講生が、それではプラークがしっかり落とせないのではないかと質問したところ、「大丈夫」という答えでした。

私たちは陰で、「馬鹿言ってんじゃないよ」なんて言っていましたが。


虫歯予防の歯磨きの効果ははっきりしていません。
最もはっきりしているのはフッ化物です。

虫歯予防においては、フッ化物は必須条件でしょう。

しかし、歯周病に関しては、最も大切なのはプラークコントロールです。


ですから、ちゃんとプラークコントロールをして、フッ化物を使うが正しいと思いますが。




タイトル 歯磨き粉の成分(フッ素やハイドロキシアパタイト)について
質問者 kieさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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