6歳、15,6本も先天性欠如歯と診断されました

相談者: きなさん (37歳:女性)
投稿日時:2011-02-07 16:38:14
こんにちは。

6歳の息子が前歯奥歯上下あわせて15,6本も先天性欠如歯と診断されました。

まだ子供なのでブリッジなども成長とともに考え、また矯正も考えていかなくては・・・と悩んでいます。
ネットでいろいろ見てはみましたが多くて4,5本だとか・・・

前歯にいたっては歯1本分隙間が出来てしまっておりこの先が心配です。


今は少しでも乳歯を守ろうと歯磨き、年間2万円ほどのプログラムで定期的にフッ素をしたりと歯科医へ通っています。

これほど欠如歯がある子供でも保険は利かないのでしょうか?

もし乳歯が全部抜けてしまったら、物を食べることも出来ないと思うのですが・・・


実際問題上も子も2人4本ほど欠如歯なのですが・・・経済的に3人を治してあげるのは困難です。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-07 16:46:09
15〜16本も永久歯先天性欠如ですか、非常に珍しい症例だと思いますが、基本的に保険治療以外は保険が効きません(基本予防は保険外です)、一般の方と同じ扱いになります。


御子息は6歳と言う事なので、これから長い人生ちゃんとフォローしていただける歯科医を見つけてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 17:04:29
きなさん、こんにちは。

お子様が多数歯にわたる先天性欠如とのことで、さぞご心配なことと思います。


これほどの欠如が現時点で分かっているということですが、将来的な治療方針の説明はなかったのでしょうか。

乳歯の予防処置は当然行うべきですが、永久歯萌出にともない欠損部の処置のおおよその治療の概要を担当の歯科医によく相談された方が良いと思います。

その際、保険診療なのか自費診療なのかはっきりと説明を受けられると良いでしょう。


矯正などは自費診療ですが、欠損部の処置は保険診療内でも選択可能な治療はあると考えられます。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-02-07 17:16:44
早めに大学病院で相談なさったら如何でしょうか。

受診科は矯正科が考えられますが、大学によっては小児歯科が力を入れている分野かもしれません。

予め問い合わせられたら良いと思います。
相談の際に保険の事も尋ねてみてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 17:17:29
15、6本とは永久歯のみを指しているのでしょうか?
レントゲン写真があれば未来予想は立てやすいのですが・・・

とにかく予防処置に取り組んでいらっしゃるのは大事です。
続けていくべきですが、フッ素の使用だけが気になります。
あまり過信しないことです。


将来、本人負担で矯正の可能性もありますので担当の先生と充分に長期ビジョンを持って、健康的な下地作りに取り組んでいって欲しいです。

回答 回答5
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-02-08 07:54:41
15〜6本もないということですから、現時点では矯正治療の対象にはならないと思います。
将来補綴矯正は必要になるかもしれませんが。


6歳ということですから、とりあえず大学病院小児歯科でご相談いただいたらどうでしょう。
将来必要なら矯正、補綴科などに紹介していただけると思います。

回答 回答6
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-08 08:37:20
乳歯が残ることもあると思います。

乳歯が抜ける原因としては後続永久歯が近くにくる事によって乳歯の根が吸収します。
永久歯がない場合乳歯がそのまま残りますのでいつまで持つかはわかりませんが、虫歯等の予防でかなり残せる事もあるかと思います。


早くに脱落してしまいますと、永久歯や周りの歯がよってくる事もあります。

矯正治療でも、将来的な事を考えて割と安価で出来る床矯正などで将来ブリッジインプラントの出来るスペースや計画的な歯の配列が出来る様に

スペースの維持や拡大をされてはいかがでしょうか?

他の歯が生え変わるまで修理等で使えることもあります。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-02-08 11:07:28
ご相談ありがとうございます。

とてもお悩みのことと思います。

最近はだんだん生える歯が少なくなる傾向にありますが、確かにそれだけ少ないと少々困ることが出てきます。

ただ昔からそういう症状は報告されていて治療が行われています。
ご安心ください。
20本以上生えてこなかった症例もありました。


最終的な治療は成長が終わってからになりますが、一般的な目標として、生えてきた歯を大切にしながら、矯正治療インプラント治療で完成させることになりそうです。



それまでは、顎や顔を含む、健全な心身の発育を誘導することが重点になります。

計画として、

1.お子さんに健康の重要性について話すこと、
2.予防診療を受けて、むし歯などから守ること、
3.良く噛めるように義歯を作ることになりそうです。


1.お子さんに健康の重要性について話すこと、

ふだんから少しずつ、歯が他の子よりも少ないことを、決して慌てたり悲惨な顔をしないで、落ち着いて優しく知らせておかなければなりません。

良く噛めることは、身体や頭にとても良い効果があることを話します。

今は特に困らないこと、ただ歯の治療が他の子よりも少し多く必要であり、大人になるまで続けること、治療後は立派に暮らせるようになることをお話しします。

歯の治療は誰でも受けていますから、それが普通の、当たり前のことであると話します。



2.予防診療を受けて、むし歯などから守ること

大原先生の
フッ素の使用だけが気になります。
>あまり過信しないことです。

これはとても重要です。

本質的な予防計画の中で、フッ素を使ってこそ効果がありますが、
フッ素だけではボロボロになることもあり、基本的な予防診療が奏功すれば、フッ素がなくても予防できることもあります。

まず予防計画ができてからのフッ素です。
フッ素があっても予防計画がないと時間もお金も人生も無駄になります。



予防診療とは、

(1) 一生歯を残す知識を増やすこと(普通の人なら可能です)
(2) むし歯の穴があく仕組みを教わること(予防の基礎です)
(3) 栄養指導を含む生活習慣指導を受けること(歯みがきだけではダメです)
(4) 歯みがきの腕前を検査してトレーニングしてもらうこと(方法や道具を聞くだけではダメです)

基本的に、一生、いかに削らない・神経を抜かないようにするかですが、普通の人なら可能です。


栄養指導は大切ですが、甘いものを止めることも減らす必要もありません。
勧めるわけではありませんが、栄養指導を受ければ、仮に砂糖を食べ放題でむし歯にならずに済みます。


成長期と成人してからでは、予防計画は変えなければなりません。
歯みがき方法も変えます。

クリーニングは成長期にはあまり重要ではありません。
フッ素は成長期と高齢期では必要になることもあり、成人期には不要になることもあります。



歯みがきの腕前を上げる検査は二つあります。

a.全体の磨き残しを%で数値化する。
b.全体のマップを描き、苦手な場所を記録して、トレーニングをする。


3.良く噛めるように義歯を作ることになりそうです。

食事を良く噛むことが成長には欠かせません。
いくら栄養を揃えても、飲み込むだけではダメです。

成長期に良く噛むことは、目も鼻も耳も頭脳も顔の形も良くします。
噛まないと、ひずみが出てイライラが募り、非行に走った例もあります。

入れ歯形式の義歯を、子供は上手に使えます。
良く噛める入れ歯なら、大人のように嫌がりません。
子供同士で見せ合って自慢できるほどです。

ただ成長の妨げないならないように、定期的に作り直さないと顎が歪んでしまうリスクがあります。



つまり、歯だけではなく、心身を総合的に診て、今だけではなく成人するまで成長を誘導できるような、長期的につきあえる医院を探すことから始めたいものです。

お住まいの地区には歯科大学病院があるはずですから、育成医療などの保険適応も含めて、そこで相談されてはいかがでしょうか。




タイトル 6歳、15,6本も先天性欠如歯と診断されました
質問者 きなさん
地域 愛知
年齢 37歳
性別 女性
職業 パート・アルバイト
カテゴリ 歯の生えかわり(生え変わり)
小児歯科その他
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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