そんなに深くない虫歯の歯冠施術に2回の麻酔は必要でしょうか?
相談者:
Sam1946さん (64歳:男性)
投稿日時:2011-02-11 20:37:33
歯冠更新に際する治療方法に関わる疑問です。
個別の状況により治療方法は異なるものとは思われますが、疑問を解決して今後の治療を継続致したく。
左上8番臼歯の歯冠(およそ40年前に日本で施術)が食事中に外れ、翌日近所の歯科医院を訪問、歯冠の補修を依頼した。
医師はレントゲン後、外れた旧歯冠の下に虫歯が生じており、深くはないが削除処置後歯冠を更新する必要ありとの診断であった。
初回は麻酔後虫歯部を研削処置し、セメント(光重合型充填用レジン強化グラスアイオノマー)を充填した。
同時に歯冠用の型取りをしなかったため理由を問い合わせたところ、虫歯切削部が痛みを生ずるなどの可能性があり、一定期間様子を見るとのことであった。
自分自身のこれまでの経験では、多くが初日に虫歯部排除後歯冠型取りまでして、2回目で歯冠を被せたことがほとんどであったため、このような問い合わせをした。
1週間後第2回目の訪問時に、医師は再度麻酔を実施して研削を開始した。
自分としては2度も麻酔を必要とするような経験がこれまでに無かったため、この施術方法に疑問を感じた。
以下は自分の感覚的な表現であり公正性を確保できないが、○前回の切削よりも、より深く広範囲な研削と感じた。○初回の虫歯部除去切削には痛みを感じなかったのに、2回目の方が歯神経をより刺激する研削であった。○研削に係る時間がより長く広範囲に及び、必要以上の研削なのではないかと不安を感じた。
そこで研削途中で中止を申し出、2回に亘る麻酔と深く広範囲に感じた研削に対し、医師の説明を求めた。医師からは
「2回目の研削は歯冠をしっかり載せるためのセメントの形を整えるためのものであり、歯を大きく研削することは行っていない」
との説明であった。
麻酔量も問い合わせたが、初回と同量との回答であった。
しかしながら、上記したように歯神経への刺激がより大きく、研削の深さ広さへの不安があった自分に取っては納得できるすっきりした説明ではなかった。
更に、この後、自分の勝手な判断で研削を中止させてしまったことから、当然研削の継続があるものと考えていたが、その時点で研削は十分な処置であることが確認できたので、このまま歯冠用の型を取るとのことであった。
帰宅後知人3名にこの体験を話し、彼らの歯冠更新の経験を聴取したが、一様に各自麻酔は1回だけであったとの回答であった。
むろん自分の経験は古いものであり、それを押しつける気持はないが、どうも判然としない。
以上のような状況で、自分としてもよりすっきりして治療を続けたく考え、このようなそんなに深くない虫歯治療を伴う歯冠更新時の2度に亘る麻酔、研削施術が今日では一般的であるのかどうかをお伺いしたく、ご相談差し上げました次第。
個別の状況により治療方法は異なるものとは思われますが、疑問を解決して今後の治療を継続致したく。
左上8番臼歯の歯冠(およそ40年前に日本で施術)が食事中に外れ、翌日近所の歯科医院を訪問、歯冠の補修を依頼した。
医師はレントゲン後、外れた旧歯冠の下に虫歯が生じており、深くはないが削除処置後歯冠を更新する必要ありとの診断であった。
初回は麻酔後虫歯部を研削処置し、セメント(光重合型充填用レジン強化グラスアイオノマー)を充填した。
同時に歯冠用の型取りをしなかったため理由を問い合わせたところ、虫歯切削部が痛みを生ずるなどの可能性があり、一定期間様子を見るとのことであった。
自分自身のこれまでの経験では、多くが初日に虫歯部排除後歯冠型取りまでして、2回目で歯冠を被せたことがほとんどであったため、このような問い合わせをした。
1週間後第2回目の訪問時に、医師は再度麻酔を実施して研削を開始した。
自分としては2度も麻酔を必要とするような経験がこれまでに無かったため、この施術方法に疑問を感じた。
以下は自分の感覚的な表現であり公正性を確保できないが、○前回の切削よりも、より深く広範囲な研削と感じた。○初回の虫歯部除去切削には痛みを感じなかったのに、2回目の方が歯神経をより刺激する研削であった。○研削に係る時間がより長く広範囲に及び、必要以上の研削なのではないかと不安を感じた。
そこで研削途中で中止を申し出、2回に亘る麻酔と深く広範囲に感じた研削に対し、医師の説明を求めた。医師からは
「2回目の研削は歯冠をしっかり載せるためのセメントの形を整えるためのものであり、歯を大きく研削することは行っていない」
との説明であった。
麻酔量も問い合わせたが、初回と同量との回答であった。
しかしながら、上記したように歯神経への刺激がより大きく、研削の深さ広さへの不安があった自分に取っては納得できるすっきりした説明ではなかった。
更に、この後、自分の勝手な判断で研削を中止させてしまったことから、当然研削の継続があるものと考えていたが、その時点で研削は十分な処置であることが確認できたので、このまま歯冠用の型を取るとのことであった。
帰宅後知人3名にこの体験を話し、彼らの歯冠更新の経験を聴取したが、一様に各自麻酔は1回だけであったとの回答であった。
むろん自分の経験は古いものであり、それを押しつける気持はないが、どうも判然としない。
以上のような状況で、自分としてもよりすっきりして治療を続けたく考え、このようなそんなに深くない虫歯治療を伴う歯冠更新時の2度に亘る麻酔、研削施術が今日では一般的であるのかどうかをお伺いしたく、ご相談差し上げました次第。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-11 20:47:07
お話からは特に変わった処置だとは思いません。
極一般的だと思います。
1回目
麻酔、軟化牙質除去、同部セメントでベース処置
2回目
麻酔、歯冠形成(当然時間がかかります)、印象
全く普通の処置ですよ。
ただしここではどれだけ削ったとかは判断できませんが、流れとしては一般的です。
極一般的だと思います。
1回目
麻酔、軟化牙質除去、同部セメントでベース処置
2回目
麻酔、歯冠形成(当然時間がかかります)、印象
全く普通の処置ですよ。
ただしここではどれだけ削ったとかは判断できませんが、流れとしては一般的です。
回答2
回答3
池原歯科医院(大阪市東成区)の池原です
回答日時:2011-02-11 23:19:04
こんばんは。
歯科治療に関して、患者さんと歯科医師側の認識には、往々にしてギャップがあり、そのギャップを埋める方法がコミュニケーションだと私は思っています。
歯科医師側として今回の処置は至極真っ当なもので、何の違和感もないものですが、Sam1946さんが持たれた疑問とのギャップを埋めるだけのコミュニケーションが不足していたのかもしれません。
また、歯科医師毎に考え方や治療方針は違いますし、患者さんそれぞれの状態によっても施術方は変わります。
ですので、一回で虫歯の処置、歯冠型取りまでする先生もいれば、2回に分けても麻酔は1回だけだったりする場合もあると思います。
全て画一的な同じ方法でという方が、臨床的ではないと私は思います。
今後の参考にして頂ければ幸いです。
歯科治療に関して、患者さんと歯科医師側の認識には、往々にしてギャップがあり、そのギャップを埋める方法がコミュニケーションだと私は思っています。
歯科医師側として今回の処置は至極真っ当なもので、何の違和感もないものですが、Sam1946さんが持たれた疑問とのギャップを埋めるだけのコミュニケーションが不足していたのかもしれません。
また、歯科医師毎に考え方や治療方針は違いますし、患者さんそれぞれの状態によっても施術方は変わります。
ですので、一回で虫歯の処置、歯冠型取りまでする先生もいれば、2回に分けても麻酔は1回だけだったりする場合もあると思います。
全て画一的な同じ方法でという方が、臨床的ではないと私は思います。
今後の参考にして頂ければ幸いです。
相談者からの返信
相談者:
Sam1946さん
返信日時:2011-02-12 16:54:14
細見、柴田、池原先生。
早々のコメントありがとうございました。
歯冠更新処置に関する当方の勝手な思い込みにより、軋轢が生じてしまったこと反省致します。
次回診療時は先生方のアドバイスに基き、すっきりと治療を受けたいと思います。
Sam1946
早々のコメントありがとうございました。
歯冠更新処置に関する当方の勝手な思い込みにより、軋轢が生じてしまったこと反省致します。
次回診療時は先生方のアドバイスに基き、すっきりと治療を受けたいと思います。
Sam1946
タイトル | そんなに深くない虫歯の歯冠施術に2回の麻酔は必要でしょうか? |
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質問者 | Sam1946さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 64歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 麻酔その他 歯医者への不信感 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。