根尖病巣が長期化している場合の心臓弁他への影響は?

相談者: umesysさん (42歳:男性)
投稿日時:2011-02-10 16:51:24
下の奥から2番目の歯で困っております。

40代前半の男性です。

10代の頃、虫歯神経を抜く治療をしました。
しかし、後から聞くと根の処理が不完全で根充もされていなかったらしいです。
その後、症状もなくそのまますごしました。

20代前半の頃 左顎が大きく腫れて膿がでてくる。かなりの激痛がしました。
上記と別の歯医者で半年近く「根っこの消毒」をしてもらい、腫れも引いてきたので被せて治療を終えました。

*** その後、年数回、疲れた時など少しジュクジュクしたりしましたが、強い痛みもなく、レントゲンで定期的に見てもらいましたが、歯根の病変部分の大きさは何年も変わらなかったです。

去年2010年末ごろ歯茎に小さな膿のおできが出来で鈍痛も出て来たので、現在の先生に、再度根治被せ物を外して)を行いました。

3カ月して大きな痛みも無くなって来たので根充をする段階で先生より、

「この歯も長いので抜歯しても良いのでは、つねに体に膿がある状態は、心臓弁の炎症等体にも悪影響が有るよ」

とのお話があり、「心臓に影響・・・」などと言われるととても不安になりご相談させて頂きます。

現在の先生は保険治療で治療してもらっていますが、保険治療の範囲の中ではとても良くして頂いていると信頼しております。


御質問です。

1、このように長期(20年以上)になり、今後も改善の見込みが低い場合、抜歯も考えた方が良いのでしょうか?
また、このような歯の心臓等へのリスクはどの位でしょうか?

少し膿みやすい体質ですが、大きな病気はしておりません。


2、また、抜歯してインプラント等にした場合と、温存(放置?)した場合のリスクの比較はどの位でしょうか?


3、症状はなくレントゲンで見ると根の先端が小さく病変している神経を抜いた歯が、他に2〜3本有りますがその処理も必要でしょうか?


お忙しい所申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-10 17:07:23
>1、このように長期(20年以上)になり、今後も改善の見込みが低い場合抜歯も考えた方が良いのでしょうか?
>また、このような歯の心臓等へのリスクはどの位でしょうか?
>少し膿みやすい体質ですが大きな病気はしておりません。

改善の見込みが無ければ当然抜歯にはなりますが、本当に改善の見込みが無いのでしょうか?

根破折があれば抜歯も仕方が無いように思いますが、再根管治療で治癒するかもしれません。
も主治医を信頼なさっているようなので、もう一度主治医と相談してみて下さい。

心臓へのリスクは健常であればそれほど気にする事はないと思いますが(教科書には病巣感染については書いてありますが)、弁置換術等を受けているのならば可能性は高くなると思います。


>2、また、抜歯してインプラント等にした場合と、温存(放置?)した場合のリスクの比較はどの位でしょうか?

リスクの意味が良く解りませんが、放置すれば後ろの7番が傾斜してくる、上の歯が挺出してくるなどがあります。


>3、症状はなくレントゲンで見ると根の先端が小さく病変している神経を抜いた歯が、他に2〜3本有りますがその処理も必要でしょうか?

実際に診て他の症状なども考えて、総合的に判断しなければ何とも言えません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: umesysさん
返信日時:2011-02-10 17:46:37
細見先生早速のご回答ありがとうございます。
専門家の方からリアルタイムにご回答頂けると心強いです。

>2、また、抜歯してインプラント等にした場合と、温存(放置?)した場合のリスクの比較はどの位でしょうか?

言葉足らずでした。
この歯を現状で被せてもらって経過観察する場合と、抜歯してインプラント等の処置をしてもらう場合のメリットデメリットという意味です。

ぶっちゃけて言うと、長い間 「疲れると鈍痛」 「長期の治療」等に苦しんで来たので、もうこの歯は諦めても良いのかな?
抜歯後インプラント等をしたら問題ないのか?
新たなリスクが有るのか?

主治医に心臓のリスクと抜歯のすすめ(強い感じでは無かったですが・・・)が有ったので、迷っております。
回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-10 17:59:36
umesysさんは、インプラントをしたらそれで終わりと思っていませんか?

インプラントを埋入するという事は、新たな始まりを意味します。

インプラントに定期的なフォロー、メンテナンスは必須です、もしそれが出来ないのならインプラントではなくてブリッジ義歯の方法を取った方が安全です(ブリッジや義歯がメンテナンスが必要ないと言う訳ではありません)。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-02-10 18:48:58
こんばんは。

細見先生もお書きになられていますが、インプラントはメインテナンスフリーというわけではありません。

インプラント本体はチタン製であり、当たり前ですが虫歯にはなりません。
しかしそれを支えているのは骨や歯肉ですので、(厳密な意味合いは違いますが)歯周病には気をつけねばなりませんし、また咬合によって不具合が生じる場合も可能性があります。

ブリッジにもそれなりに一長一短ありますが、その辺りも踏まえた上でよくご検討していただいた方がよいと思われます。


心臓に関しては、中隔欠損症があったり人工心臓弁置換術などを受けておられるのであれば、感染症には気をつけねばなりませんが、健常者では今この場であえて深刻になるまでの要は無いと思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: umesysさん
返信日時:2011-02-11 16:28:39
細見先生 田中先生 ありがとうございます。

「20年以上体に膿を抱えているのは心臓弁にも影響が有ることも有り良くないよ!抜歯した方が良いかもね」

の主治医の言葉に動揺してしまい御相談させて頂きましたが、複数の先生方から「気にすることはない」とのご回答を頂き安心いたしました。

最近健康診断で完全右脚ブロック、などと言われて少し神経質になり過ぎていたようです。

完治の可能性は低いのかも知れませんが、根治をもう少し頑張ってみようと思います。
今後万一、抜歯になってしまった場合は、インプラントブリッジ義歯どれが最適か その時の状況に応じて検討しようと思います。

この歯が腫れた20代過ぎからは、歯磨き歯石除去、PMTC等
を定期的に行い、新たに神経を抜くような事態には至っておりません。

これ以上歯のトラブルがおきない様に、メンテナンスも頑張って行きたいと思います。



タイトル 根尖病巣が長期化している場合の心臓弁他への影響は?
質問者 umesysさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療に関するトラブル
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
歯科と全身疾患その他
回答者




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