顕微鏡のある医院に転院して根管治療か、今の通院先で歯根端切除か

相談者: ユミッチーさん (35歳:女性)
投稿日時:2011-02-17 15:38:33
はじめまして。
タイトルどおりなのですが、どうすればよいか悩んでおります。

元々前歯(左右上1番)2本を10年くらい前にセラミック差し歯を入れました。
そして、2年前に左上の1番がとれてしまい、歯科医院へ行ったのですが、ちょうど出産間近ということもあり、抜けた差し歯でふたをするという応急処置をしていただいておりました。

そして、バタバタしてなかなか歯科医院へ行けなかったのですが、産後1年後にやっと治療に行きました。
すると、左右上2番も虫歯の治療後が汚いため前歯4本差し歯にしましょうと言われたのですが、特に希望がなかったため断ったのですが、無理矢理左上2番の治療(根管治療)を続行されてしまったため、不信感を抱きそこの歯科医院へ行くのをやめました。

その後3ヶ月放置しておりましたが、別の歯科医院へ行くことにしました。

そこでは、差し歯がはずれていた左上1番と、やりかけていた左上2番の根管治療をしていただいております。
現在に至るのですが約治療期間は2ヶ月ほどです。

最初のころは治療をすると、2日〜3日痛みがあったのですが、だいぶ痛みもおさまってきております。
ですが、歯自体の痛みはほとんどおちついているのですが、鼻の下辺りの歯茎を押さえると少し痛みがあります。
ぷつっとしたできもののようなものもあります。

つい先日もう一度レントゲンで根の確認をしたところ、根の先に黒い影(すごく小さいのですが)がありました。
根管治療は奥までちゃんとできているのに、痛みが完全にとれないとなると、これ以上根管治療をしてもしょうがないので、歯根端切除しないといけないですねと言われました。

できれば、歯根端切除はさけたいなと思うのですが、こちらでの情報を拝見させてもらうと、マイクロスコープラバーダムを使用して根管治療をすると成功率も違うように書かれててありますが、今からでも、そのような施設がある医院に相談してもう一度見てもらったほうがよいのでしょうか?
それとも、そこの医院で言われたように、歯根端切除をした方がよいのでしょうか?

回答をよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-02-17 15:56:31
根管治療は奥までちゃんとできているのに、痛みが完全にとれない

となると、これ以上根管治療をしてもしょうがないので、歯根端切除しないといけないですね


どうしても歯端端切除(術)を避けられないケースはあろうかと思いますが、まず、その’痛み’の原因を診断してもらってからの方が良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-17 15:57:10
こんにちは、悩んでしまいますね^^;

根管治療は奥までちゃんとできているのに、痛みが完全にとれないとなると、これ以上根管治療をしてもしょうがないので、歯根端切除しないといけないですねと言われました。

ん〜、どうなんでしょう。
どこまで根管内を綺麗に出来たのかにもよって意見は異なってきますね。

根の病変は元々歯の中の問題であり、歯の中の掃除が綺麗に出来ると治ってきます。
個人的には術後の薬の出来で決まるものではないと思います。


昨日も同じような質問があったので
「死髄していた右上6番の今後の治療方針」


>それとも、そこの医院で言われたように、歯根端切除をした方がよいのでしょうか?


私なら根の治療が得意な先生にもう一度根管治療をしてもらいますね。
それで駄目なら外科を考えます。

このサイトでも何度もでてきていますが、外科は最後の手段にした方がいいです。



おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユミッチーさん
返信日時:2011-02-18 08:45:49
藤森先生、井野先生ご回答ありがとうございました。

こちらとしても、歯根端切除は最後の手段と考えておりますので、できれば避けたいと思っております。

先日根に新しい薬を入れ替えた状態でレントゲン撮影をして、それを見せていただいた時、薬は根の奥まで入っているけど(根の先まで白く写っていました)その先に小さく黒い影がありました。
これが痛みの原因になっているようですが、レントゲンで影があっても、痛みがとれている場合は治療は終了となるのでしょうか?
黒い影はその後大きくなるのでしょうか?

今後どのような治療法になるのか、次回聞いてみようと思うのですが、前回ほとんど痛みはおさまっていたからか、差し歯の方(左上1番)の土台を作りましょうといわれました。
このまま差し歯を入れてしまうと、また痛みが出た時差し歯を取って再根管治療になると、セラミックタイプを入れるのに抵抗があります。
(値段が高いので)

それに前回痛みがおさまっていた左上2番も強くかみ合わせると少し痛みが出てきました。
このような状態だと歯根端切除を進められそうでちょっと不安です。

根管治療専門医を探すには、こちらに登録されている歯科医院に問い合わせをするべきなのか、マイクロスコープなどを使用している歯科医院をネットなどで探すべきなのか、そのあたりもどうしてよいかわかりません。

よいアドバイスがございましたら、よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-18 09:51:39
こんにちは!

そうですね、出来れば、外科的行為は避けたいと思うのは、普通ですね、要は、感染根管治療を如何に無菌状態するかによって、予後の正否がかかってくると思われますが100%とは困難ですね。

その手段、手技にマイクロスコープや根管培養試験等の治療があるのだと思われますが、これも完全とはいかないです。

ご参考まで。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 19:02:27
すみません、泉川先生の解答は誤解を生みそうなので少し突っ込ませて頂きます。


感染根管治療を如何に無菌状態するかによって

まず「無菌化」と言う考え方ですが、歯の中の菌がゼロの状態が「無菌」で・・・



「無菌」

滅菌の更に上ですよね。
滅菌は「現存する菌を100万分の1にする」

滅菌の定義から、最初の菌数が多ければ滅菌してもそこには多少に菌が残る訳です。
(100万もいないと思いますが^^;)

菌をゼロにする為なら、術者の手を無菌状態にしてからでないとゼロには出来ませんよね。
(診療室も無菌室が前提の話です)

可能なのでしょうか!?



>その手段、手技にマイクロスコープや根管培養試験等の治療があるのだと思われますが、これも完全とはいかないです。

マイクロでは菌(菌の大きさは3μm:マイクロメートル前後です)は見えませんよく見えて0.01mmです。
マイクロでも死角になればガッタパチャーすら見えません^^;

培養に関しても根管形成できた主根管だけの検査であって、側枝の菌の有無は全く・・・
(木で言うと幹だけの検査で枝、葉の検査はできていません)

個人的にはかなり大まかな検査かと・・・


ある1つの文献では主根管から2mm離れた象牙細管にも細菌は入り込んだでいたとあります。

無菌化を目指している先生はこの辺りをどのように処置するのでしょうか!?


非常に興味深いです^^



>予後の正否がかかってくると思われますが

根管内の無菌化(?)を達成できたかはどのように判断するのでしょうか!?
根管内を無菌化(?)出来たのになぜ予後が悪くなるんでしょうか!?

すごく疑問です。




たまにウチの患者さんでネットの情報で根管の無菌化、根管の無菌状態とか言われますが違うと話します。

すみません、「無菌化」と聞くと反応してしまいます。


今の私の知るエンドの考え方は細菌を『埋葬』する。
冬眠状態にして悪さが出来なくすると言うのが1つの考え方だと教わりました。

世界のエンドを牽引するAAEアメリカ歯内療法学会)に参加させてもらっても無菌化いう先生はいないような・・・
(英語が全然出来ないの聞き流してしまっているだけかもしれませんが^^;)





すみません脱線してますね^^;

>これが痛みの原因になっているようですが、レントゲンで影があっても、痛みがとれている場合は治療は終了となるのでしょうか?

病変の大きさにもよりますが、レントゲンの影は良くなる場合でも年単位で元の状態に戻ります。
痛みが取れてもすぐに骨はできませんね^^;

また痛みが取れるのは急性状態が慢性化しても痛みは和らぎます。

レントゲンの影が治るには少し気長に待たないといけません。


>黒い影はその後大きくなるのでしょうか?

良くなっていけば小さくなりますし、悪くなっていけば大きくなります。
(ただ先に書いたようにこの判断には時間がかかります)


>このまま差し歯を入れてしまうと、また痛みが出た時差し歯を取って再根管治療になると、セラミックタイプを入れるのに抵抗があります。

ですね。根の治療は家の工事で言う基礎工事になりますからある程度きちんと根管治療ができた歯に綺麗なセラミックを入れた方が長持ちはしますね。


>根管治療専門医を探すには、こちらに登録されている歯科医院に問い合わせをするべきなのか、マイクロスコープなどを使用している歯科医院をネットなどで探すべきなのか、そのあたりもどうしてよいかわかりません。

一度根の治療が得意な歯科医院にセカンドオピニオンで行かれた方がいいと思いますよ^^


おだいじに
 



長い・・・

 

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 19:23:49
用語の使い方ですが、「無菌化」は、井野先生のおっしゃる様に無理ですよね。

根管治療のときに頑張るべきことは、「無菌化」ではなくて「無菌的」処置ではないでしょうか。

出来るだけ菌が少なくなる様に、ラバーダムを使うとか、器具を滅菌して使うとか、消毒を一生懸命するとか、仮蓋をきちっとするとか、そういうのが「無菌的」処置だと思います。

一般の方にとってはどうでもいい違いかも知れませんが、私も気になったもので、すみません。



蛇足ながら、細菌培養検査も、細菌を培養のために採取した後に感染している可能性もありますし、採取しやすい部位の細菌しか見てない(採取しにくい部位も問題になりやすい)訳ですから(←否定する先生がよく使う論法ですが、専門医の間でさえやらない先生が圧倒的に多い気がします)、全くの無意味とも言えませんが、決定打にはならない、といったところでしょうね。



少なくとも、自分が根管治療をしてもらうとしたら、専門医かどうかよりも、マイクロスコープやラバーダムの使用を重視します。

あと費用もですね。。

保険の診療報酬では消毒代が700円とかのレベルですので、不安すぎます。。

回答 回答6
  • 回答者
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-18 20:16:50
井野先生の回答が正論かと思われます。

以前にも回答したと思いますが、いろいろな治療に於いて診療室内に於いては完全には無菌化は不可能に近いですね
無菌的近い状態と表現したほうが、よろしかったですね。

いずれにしましたも、無菌化という状態をつくるのには、井野先生がいわれているとおり、一般外科のオペのように、空気や使用器具やそれに携わる術者等も無菌的にならないと不可能ですね。

以上の事も考慮されてください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 21:01:35
ユミッチーさん
こんばんは

当院では、無菌化に取り組んでいます。
キチンとした細菌検査を行なうためには、正しい知識が無いと、できません。

根管の無菌化に取り組んだことのある人にしか、この辺りの事は、わからないかと思います。
色々とメリットがあるのですよ。
ポイントがずれているので、書きませんが。

ユミッチーさんの問題は、「無菌」だとか、「無菌的」だとかのレベルではなく、かなり多くの細菌が根管内部にいますよ。
要するに、各先生方が、色々と細かな事を書かれていますが、もっと大きな「問題」があるはずです。


部位からしても、ごく普通に根管内部を綺麗にすれば、

「細菌の数を減らす事が、出来れば」

ほぼ間違いなく、触って違和感がある状態から脱する事位は出来るはずです。

根管の何処まで治療しているかをしっかりと確認すれば解決するハズですけどね。
治療中のレントゲンを取ってなかったり、ラバーダムを行ってなかったり、仮封がしっかりと出来てなかったり、こういう事は、保険診療でも、やる先生はやっているはずです。
やっていないという事は、細菌感染がそれ程重要な事と考えていない歯科ということです。


何れにしても、再根管治療でも、外科治療でも、細菌感染を除去するという意気込みが無ければ確実な成功は望めませんよ。




質問とは関係無いですが、井野先生ー!
根管内の細菌が2mmも象牙細管の中に入っているという研究、教えて下さいね。
読んでみます。
普通は300ミクロンといわれてますけど。

by Adrean et al.1988

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 21:17:23
>根管内の細菌が2mmも象牙細管の中に入っているという研究

はい^^;

どっかで見た覚えがあるので・・・、
また出てきましたら。
 

すみません^^;
 

回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-02-18 21:25:21
もう少し頑張ればゴール(セメント質)!

どうしても表現が極端になってしまいがちですが、「あくまでも細菌数を少なくするように努力する事は非常に大切ですが、細菌数ゼロにこだわるのも現実的とは言えない」あたりで如何でしょうか?

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 21:32:58
宮下先生>
>根管の無菌化に取り組んだことのある人にしか、この辺りの事は、わからないかと思います。

私も聞いたことのない話ですし、おそらく先生以外の回答者は全員わからないと思いますので、いったいどういったことなのか教えていただけますか?

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 22:57:35
森川先生
こんばんは
ご質問ありがとうございます。

無菌化に取組むというのは、根管から、細菌検査で、「細菌が見つからないレベルにする」程度の事を言っています。
なーんだ、と思われるかもしれません。

しかし、これさえも結構大変な事なんです。

軟化象牙質が少し残存していたり、コアを残して治療したり、クラウンを外さず治療したり、根管が湾曲していたり、みつからない第二根管があったり、隔壁を作って治療したり、難しい治療を行っていらっしゃる先生には、絶対にお勧めします。

ビックリされると思いますよ。

「普通だと絶対に根管充填してるな」と思える十分治療が出来たと思った根管でも、細菌検査では、結構、見つかるのです。
嫌というほど。

そして、細菌の出方で、リーケージがあるとか、歯根破折の疑いがあるとか、単純に、僅かに細菌が残存しているとかの診断が行い易くなります。

井野先生ー。
お勧めします。

擬陽性、擬陰性の意味を考えながら、次は何をしなければならないか、という診断が、行い易くなります。

私達のクリニックでの1つの基準です。

歯のことだけを考えれば、絶対に無駄では無いと思いますよ。
ですが、経費がかかるとか、時間がかかるとか、歯科医院経営上、難しいと考えられているかもしれません。
実際は、細菌検査で細菌が検出されない程度にする事自体が大変かもしれないですね。

私の知合いで、これを実践していた先生がいらっしゃったのですが(亡くなりました)、「0」にならなくて、困っていました。
(普通の保険診療です)

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2011-02-18 23:57:34
>そして、細菌の出方で、リーケージがあるとか、歯根破折の疑いがあるとか、単純に、僅かに細菌が残存しているとかの診断が行い易くなります。

なるほど、そういうことですか。

発表されるときには教えてください。
(できれば学会ではなく歯科雑誌でお願いします。)

回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2011-02-19 00:09:52
歯科雑誌」も「学会」も、エビデンスレベルは最低レベルですが、
良いのでしょうか。

回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2011-02-19 00:22:42
次の診断への足がかりになる訳ですね。

宮下先生の方法は素晴らしいと思います。






復活されて直のこの場をお借りして^^
*今の考えだと思ってください。
(出会った先生の影響を受けやすい男なもので^^;)



私は、ある程度の所で線を引いてしまい、隔壁、ラバー、仮封まで行い根管治療をして駄目なら外科と割り切っています。

(ホント、アメリカよりなエンドをしていると思います^^;)




ただ、根管治療+外科的歯内療法組み合わせると多くの歯が残っています。
たまたまの繰り返しかもしれませんし、予後が短すぎるかもしれません。


「外科と言うオプションありきで考えてみては駄目なんでしょうか!?」

個人的には、
きちんとしたマイクロエンドで、外科になる本数自体はあまり多くないと思うのですが・・・
 






先に回答されていました^^;



>「歯科雑誌」も「学会」も、エビデンスレベルは最低レベルですが、良いのでしょうか。

是非是非!!

 

回答 回答15
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-02-19 10:41:24
必ずしも細菌数ゼロではないかもしれないけど、検査陰性を目指す!!

只、今後の問題は、これをスタンダードなものとして、ここの回答として取り上げるのか否かではないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユミッチーさん
返信日時:2011-02-19 20:03:41
先生方、たくさんの貴重なコメントありがとうございました。

次回の診察の時にこれからの治療方針を詳しく聞いて、治療方法を検討していきたいと思います。

また、ご相談にのっていただくこともあるかと思いますが、その時はよろしくお願いいたします。



タイトル 顕微鏡のある医院に転院して根管治療か、今の通院先で歯根端切除か
質問者 ユミッチーさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療の失敗・再治療
歯根端切除術
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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