腫瘍摘出、左下6番欠損の場合、インプラントorブリッジor部分入れ歯?

相談者: WANWANさん (39歳:女性)
投稿日時:2011-02-18 15:33:52
参考:過去のご相談
術後のセカンドオピニオン、CT等を借りる場合の歯科医への話し方



こんにちは

歯のことで悩んでいます。

2009年11月に大学病院で歯原性粘液腫の摘出手術をし、その際、左下6番を抜歯しました。現在、仮歯の状態です。

最近、歯磨きをすると抜歯したところの歯茎から出血するようになったのと、ずっと仮歯をつけている状態も気になりましたので、開業医(口腔外科出身)の先生に診察していただきました。

仮歯をとると、案の上、5番が歯槽膿漏虫歯になっていました。
どちらも軽度の状態です。

先生から、仮歯を1年以上つけていたのがそもそもの原因だと考えられると・・・。
6番の歯茎も、もりあがってきていているので、次の段階に進んでもいいと思う。
早く、仮歯をはずして、ブリッジにするなり、インプラントにしたほうが良い。
次の段階に進むのを躊躇するのであれば、もう一度、大学病院の先生に確認をとってみられては・・・と言われました。

どうして、1年以上も仮歯をしていたかといいますと、術後の歯茎の状態が落ち着かないと、再発した場合、せっかく作ったブリッジを外すことになるからと大学病院の先生に言われたからです。

もう、そろそろ大丈夫かなと言われてはおりましたが、もう少し、様子を見させて下さいとの事でした。
術後も定期的に診察(仮歯をつけた状態で)していただけに、とてもショックでした。


現在の周辺の歯の状態は下記の状態です。

・左下7番(神経無し)、左下5番(神経無し、軽度の歯周病虫歯治療のためかなり削っています)、左下5番(神経有り、虫歯治療後、かぶせものをしています)


上記の歯の状態をふまえて、アドバイスをお願いします。

ブリッジにした場合、5番から7番にかけてするのが、通常の治療かと思いますが、5番の歯の状態が良くないのと、5番から6番の隙間がかなり大きいので、4番から7番にかけてブリッジにしたほうが強度も強くなるので、そちらのほうが良いのではと言われました。

また、インプラントにした場合、腫瘍摘出の際に、骨も削っており、そんなところにインプラントをするのはいかがなものか・・・?と思っています。

インプラントも一生ものではありませんよね。

それとも部分入れ歯でしょうか?(かなり、抵抗があります。)


歯磨きも毎食後、フロス歯間ブラシを使って丁寧に磨いており、甘いものも食べなくなってしまいました。
いつも歯のことが頭から離れず、最近は、食べて、歯を磨く行為が嫌になってきました。


長くなってしまいましたが、先生方、どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-18 16:14:52
骨の回復状態、歯茎の回復状態に処置もよるかと思いますが、まずは、CT検査噛み合わせの状態の確認、他の歯の状態も大切かと思います。

ブリッジにした場合、5番から7番にかけてするのが、通常の治療かと思いますが、5番の歯の状態が良くないのと、5番から6番の隙間がかなり大きいので、4番から7番にかけてブリッジにしたほうが強度も強くなるので、そちらのほうが良いのではと言われました。

5番の歯の根の長、さ失活歯と言う状態を考えますと、ブリッジで負担増になる可能性もあるかと思います。

4番を削るという抵抗も勿論あるかと思います。


>また、インプラントにした場合、腫瘍摘出の際に、骨も削っており、そんなところにインプラントをするのはいかがなものか・・・?と思っています。

回復状態、骨は造骨できますし、他の歯のこと考えるとインプラントも有利な点も多いと思います。


>インプラントも一生ものではありませんよね。

歯と同じと考えられた方がよいかと思います。
磨かなければ当然悪くなります。
歯周病にもなります。
メンテナンスはいつも大切です。


>それとも部分入れ歯でしょうか?(かなり、抵抗があります。)

部分入れ歯ですと入れ歯を引っ掛ける歯も、少なからず力はかかります。

まずは検査の上、担当医の先生に適応症かどうかも大きな事です。

メリットデメリットを、よくご相談される事をおすすめいたします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-20 04:00:21
WANWANさん、こんにちは

なかなか難しい状況のようですね。

良性腫瘍とはいえども、腫瘍の切除後の骨の状態が気になりますね。

腫瘍の切除範囲とその後の骨の再建状況にもよりますが、現状では3つの治療方法が考えられます。


1.局部義歯

仮歯にしておくよりも、プラークコントロールはしやすくなる。
ブリッジインプラントへのステップアップも可能。
ただし、装着感や咀嚼効率は悪い。
隣在歯への負担はあるが、ブリッジよりは少ない。

2.ブリッジ

隣在歯に負担がかかる。
また隣在歯を削らなければならない。
義歯よりも違和感は少ない。
保険適応内であれば色は金属(銀色)に限られる。


3.インプラント

隣在歯への負担はない。
審美性にも優れていて、違和感も少ない。
保険適応外なので費用の負担が大きい。
手術が必要になる。

簡単にまとめてみましたが、それぞれメリットとデメリットがありますね。

現在の状態からするとどれも選択可能だとは思いますが、インプラントに関しては腫瘍切除後の経過観察中であることを考えると、慎重に考えなければならないと思います。

また骨の量がどれくらいあるのかによって、治療の可否が決まってくると思われます。

まずは腫瘍の手術をされた口腔外科の担当医とも、よく相談して治療方針を考える必要がありそうですね。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: WANWANさん
返信日時:2011-02-24 13:59:22
先生方、ありがとうございました。

先日、大学病院の先生に診察していただき、明日、CTを撮って、骨の状態を確認してから、次のステップへ進む予定です。

あれから、自分なりにいろいろ調べた結果、部分義歯が良いのかな・・・と思っています。

開業医の先生は部分義歯の提案がなかったので、CT確認後、すぐ相談できるように、別の開業医の先生に予約を入れたところです。

いろいろな意見を聞いて、自分で納得してから、治療にとりかかりたいと思います。

お忙しい中、ありがとうございました。



タイトル 腫瘍摘出、左下6番欠損の場合、インプラントorブリッジor部分入れ歯?
質問者 WANWANさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラントその他
ブリッジその他
部分入れ歯 その他
回答者




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