歯列矯正予定、成長期の開咬による外見への影響

相談者: aquos shotさん (19歳:男性)
投稿日時:2011-02-23 01:24:41
こんにちは。

私は小学6年生か中1ぐらいのときに歯科検診の先生に

「君開咬だね。歯医者さんに行ってください」

といわれて自分が開咬だということを知りました。

それまでは開咬ということがどういうことなのかまったく知らなかったので、いつ開咬になったのかという具体的な年齢などはわからないのですが、父からの遺伝でもあるみたいで、もしかしたら幼少のころよりそうだったのかも知れません。



その後「別に前歯でかめなくてもいいや」ということであまり気にせず調べもせずにほっぽっておいて、大学受験を終了した後に、ようやく歯列矯正を始めました。

将来的にはSMAPというインプラント矯正で2年ぐらいかけて治すらしいのですが、実は、初めての診断のときに担当の先生がポロッといったのがとても気になって記憶に残っているのです。

それは

「あー。これは典型的な開咬の症状だねぇ。
ほら、中もそうだけど外見も。

口は突出しているしアゴが長くなってるしその上オトガイが見えない。
鼻も低くなっていて、口角が下がってほほも少しこけてるね。
結果Eラインも存在しないしね。」

自分にしてみたらコンプレックスを一気にいわれたので、完全に悪口にしか聞こえなかったのですがその後冷静に考えてネット等でも調べてみましたら、矯正歯科のホームページなどに掲載されている症例画像などをみると、確かに開咬だとかの症例の人って上記の症状の人がかなり多いですよね?


そして周りを見渡したんです。
自分ほど口角が下がってる人、自分ほどアゴが長い人、自分ほど鼻が低い人、自分ほどこけている人、いないんです。
見当たらないんです。

そこで思ったのですが
もしかして自分みたいに開咬の症状を幼少のころより持っていて、成長期終わるまで開咬でいた場合。

その場合って上記の外見の変化が実際に現れるのでしょうか?


兄弟だとか両親だとかをみても確かに似てるところが目しかないんです。
他は全部違う家族なんじゃないかってぐらい似てないんです。


その先生がただ悪口だとか偏見だとかで言ってただけにしては、あまりにもつじつまが合う気がしちゃって仕方がないんです。



先生方にはたくさん回答をせがむようで申し訳ありませんが、できれば上記の外見の変化が実際に起こるのかということと。

あと、インプラント矯正によって外見の変化はどの程度治るのかということを教えていただきたいです。

鼻からアゴ先まで全体の変化。
そしてインプラント矯正によってアゴ自体は後退するのかということも教えていただければ幸いです。



開咬は顔の中心線から左右2センチずつ。
直径4センチほど開いており

縦は約5mmほど開いております。

親知らずは、4本ともかなり悪影響を及ぼしていたみたいなのですべて抜歯しました。


前傾などは、今歯列矯正中(約半年間しています)ですのでかなり治ってきてます。
ですがまだ口の突出はまだありますねかなり。


すいません。担当の医者に聞けっていいたくなりますよね。
担当の医者が一番情報をもってるわけですし、一番わかってますもんね。

ただどうも聞けなくて、直接いえないけどメールではいえるっていう現代に問題になってるあれと同じような感じです。

一般的な、平均的な話でいいので教えていただけるととてもありがたいです。
精神的にも安心感をいだけますので、一般論でよろしいので回答をよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-02-23 08:26:15
開咬といってもいろいろなタイプがあります。

骨格的問題があるものもあるし、骨格的にはそれほど問題がない場合もあります。
骨格的な問題も垂直的な問題だけでなく、下顎前突タイプもあるし、上顎前突タイプもあります。

お書きになった内容から見ると上顎前突タイプのような気がします。


開咬の原因は遺伝的要素は排除できないと思いますが、機能的、環境的要因が大きいと思われます。

鼻気道障害や前歯突出があるとどうしても口唇閉鎖しにくくなります。

また開咬があるとある種の発語、嚥下時に舌や口唇が開咬部をふさぐようにして機能します。
常に開咬を悪化させるような力が働くことになり、成長期間中にこの力が働き続けると、それに応じた成長が行われ、症状の悪化があると思われます。

当然指摘されたような症状がおきやすくなります。



治療法は

1.矯正治療単独、
2.矯正治療+インプラント固定
3.矯正治療+顎矯正手術

が考えられ、1.2.3.の順に顔貌の変化が得られやすくなります。


いずれも上の奥歯歯列は上方へ圧下、下の歯は下へ圧下させる(手術の場合には骨ごと)ことによって、側面から見たときに下顎を前上方移動させようとすることになります。

インプラント固定もスクリュータイプよりもSMAPのほうがより効果が期待できると思われますます。


ただ顔貌の変化をより期待するなら、おとがい形成を含めた顎矯正手術を併用したほうがいいかもしれません。




担当の先生に直接聞きにくければ、メールアドレスおお尋ねになって、メールでお聞きになったらどうでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-23 09:44:19
aquos shotさん、おはようございます。

>「口は突出しているしアゴが長くなってるしその上オトガイが見えない。
>鼻も低くなっていて、口角が下がってほほも少しこけてるね。
>結果Eラインも存在しないしね。」

担当医の発言に悪意がないにしても、ものの言い方に気をつけて頂きたいものですね。


さて開咬とは奥歯は噛んでいても、前歯が噛んでいない状態をいいます。

その種類は大きく分けて二種類有り、主な原因が骨の形態やつき方に問題があり開咬になっているもの(骨格性)と、歯の位置や向きが悪く開咬になっているもの(歯槽性)とがあります。


また通常の症例では単に開咬を呈しているのではなく、同時に叢生(でこぼこ)、上顎前突出っ歯)、下顎前突受け口)、交叉咬合(アゴの偏位)などが複合的に現れていますし、上顎骨の大きさや下顎骨の大きさ、そのつき方によって多種多様なバリエーションを持っています。



上記主治医の発言は、主治医の中で骨格性の開咬という概念が、「下顎が後退(時計回り方向へ回転)しており、ハイアングル(ドリコフェイシャルタイプ)である」というものが大きく存在していたため、開咬の典型と言ったと思います。
(aquos shotさんは開咬の原因が分りやすいタイプなのかもしれませんね。)
 
ただ正確にはaquos shotさんの状態は開咬の一種類であり、同じ傾向を持つ方は確実に存在しますが、人の顔は百人百様ですので、専門家でなければその特徴を見極めるのは難しいと思います。



>もしかして自分みたいに開咬の症状を幼少のころより持っていて、成長期終わるまで開咬でいた場合その場合って上記の外見の変化が実際に現れるのでしょうか?

成長期に改善をしないと骨格性開咬に移行する傾向があるのは事実です。



>あと、インプラント矯正によって外見の変化はどの程度治るのかということを教えていただきたいです。

ケースによりますが矯正治療単独でも小臼歯抜歯あれば、口ものと突出感の改善は期待できます。

ただ一般的に骨格の是正を行う場合(大きな見た目の変化を期待する場合)は、外科矯正治療が適応となるように思います。


どうぞ納得いく治療をお受け下さいね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-02-23 11:39:53
aquos shotさん、こんにちは。

担当医の発言は、おそらく事実をならべただけなのでしょうけれど、矯正歯科医ならもっと言いかたに気をつかって欲しいですよね。


開咬と顔のかたちには関係があるとおもいます。
ただ、開咬だからそういう顔なのか、そういう顔だから開咬なのかは、タマゴとニワトリとどっちが先か?の話ににています。
おたがいが関係しあって、いまの状態になっているとおもいます。


もし、外見の変化をたくさん期待するなら、外科矯正を考える必要があります。
外科矯正の治療ができる医院は限られているので、担当医に聞いてみてください。


参考
自立支援・顎口腔機能施設リスト
http://www.jos.gr.jp/facility/index.html


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aquos shotさん
返信日時:2011-02-24 00:00:23
伊藤 和明先生回答ありがとうございます。

そうですね。担当医からも

「呼吸の際にいつも鼻でやるよう心がけてください」

といわれたことや、自分の見る歯の変化では確かに上顎前突のように感じます。

ではやはり自分は少なからずとも開咬による上記のような症状が起こっているということですね・・・
ショックではありますが、それがわかっただけでもうれしいです。
ありがとうございます。


その治療法というのはよくわからないんですけど、つまり圧下っていうぐらいですから奥歯を沈めるということですよね?
その、インプラントを軸に引っ張ってみたいな感じですかね?
ちょっとイメージしにくいんですが・・・

下顎が前上突するというのは、開咬で空いた空間を上顎はほとんど動かず下顎が埋めるという感じになるということでしょうか?


そうすると私は実は担当医はなにもいわなかったんですけど、ガミーフェイス気味なんですね。
笑うと位置にもよりますが歯茎と歯が同じぐらいみえてるんですね。
笑顔の口の下半分が歯で上半分が歯茎という状況です。


たぶんそんなに重症じゃないかな?と思ってるんですがこれは開咬の治療に伴って勝手に治るのでしょうか?
それとも別な治療を受けなくてはいけなくなるのでしょうか?


ちなみに、オトガイ形成術を含めた顎矯正術を受けるという提案に関してなんですが実は矯正を始める前に担当医に

インプラント矯正のみで治す方法か、手術して治す方法か選んでくれ」

といわれて、自分は外見に関してのことなんて当時無知でしたし、その2つの治療法に関してはただ入院期間が長くなるか矯正期間が長くなるかということだけしか聞いてなかったので、1ヶ月も入院するということを聞いてそれだけはどうしても嫌でインプラント矯正のみでの治療を頼んだんです。


それで担当医もインプラント矯正でいくことを決めてしまいましたし、近々インプラントを埋め込むということをいわれ、先日4箇所にインプラントを埋めることについての説明を受けました。

なのでこれから手術に変えてくれというのもせっかく準備してくれた担当医にも大変失礼なので、インターネットで調べたところ整形外科でオトガイ形成術のみを受けることも可能ということなので、それをインプラント矯正で治療がすんだら受けてみようかと思います。
ただ費用がちょっと困ったものですが・・・


担当医にメールをする・・・ですか
いい案かも知れませんね。
今度いくのは1ヶ月後なんでそのときに聞いてみようかと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aquos shotさん
返信日時:2011-02-24 00:13:51
秋山 真人先生回答ありがとうございます。

あのようなことをいわれたのは初めてでとてもショックを受けましたが、それがわかるだけでも立派な専門家の証ということなんですね。


では成長期真っ盛りにすでに開咬であった自分は骨格性の可能性が十分あるということですね・・・
まぁでも治らないわけではないんですし、前向きに生きたいと思います。


口元の突出はとても気になりますが、小臼歯抜歯は少々抵抗がありますね。
一生口元を突出させるか一生小臼歯が足りない状態でいるか・・・
迷いどころですね。
たぶん前者でがんばるかと思います。


外科矯正治療に関しては伊藤 和明先生への返答にお書きしたような状況ですので、整形外科へはとても抵抗があって一生行かないと思ってましたが、開咬なんかのせいでこうなったと考えるととても腹が立つし、精神的にも一生この’跡’を残すのはかなり嫌なので上記のような手段をとりたいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aquos shotさん
返信日時:2011-02-24 00:28:31
戸苅 健先生回答ありがとうございます。

つまり私は開咬になりざるを得なかったんでしょうねきっと。
自分は開咬によって親から継いだ顔や骨格を崩されたように感じてきましたが、これも予定されていた顔のひとつと考えるべきなんでしょうね・・・
なんて難しく考えてみたりもします。


もうお分かりでしょうけど、私は鼻からアゴ先まですべてがコンプレックスの塊です。

開咬が関係した可能性のある部分はここ数年ですべてコンプレックスとなりえました。
ですからぜひ外科治療をとりたいのですが、伊藤 和明先生への返答に書いたような状況ですので、そちらに書いたような手段をとらせていただきたいと思います。


参考サイトの掲示ありがとうございます。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-02-24 08:55:11
>その治療法というのはよくわからないんですけど。
>つまり圧下っていうぐらいですから奥歯を沈めるということですよね?
>その、インプラントを軸に引っ張ってみたいな感じですかね?
>ちょっとイメージしにくいんですが・・・
>下顎が前上突するというのは、開咬で空いた空間を上顎はほとんど動かず下顎が埋めるという感じになるということでしょうか?


開咬での圧下の意味は上顎臼歯顎骨内に押し込むことです。
それにより下顎臼歯部は上方にわずかに移動すると同時に、下顎前歯部は閉じてくるのです。

上顎歯列弓の咬合平面(の角度)が問題となりますから、説明してくれると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: aquos shotさん
返信日時:2011-02-25 01:07:04
松山 哲朗先生回答ありがとうございます。

そういうことですか!
今度担当医に会ったときにまた詳しく教えていただきたいと思います。



タイトル 歯列矯正予定、成長期の開咬による外見への影響
質問者 aquos shotさん
地域 非公開
年齢 19歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
インプラント矯正
回答者




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