サイナスリフト後の骨移植。粘膜が壊死し骨も形成されていない様子

相談者: shigooさん (61歳:男性)
投稿日時:2011-04-09 10:43:21
現在61歳、男性です。
はじめてご相談させていただきます。


右上の4番〜7番の骨が、大変に少なくなり、を支えるにはもう限界と判断し、開業医の紹介で、都内大学病院歯科専門ではありません)にて抜歯後、サイナスリフト手術(昨年10月実施)と、骨移植手術(今年2月実施)を受けました。

サイナスリフトは成功したのですが、もともと骨の厚みがかなり薄かったため、インプラントを建てるにも歯が非常に長くなり、強度的にもやや難があるとの医師(および私の)判断により、左下奥から骨を削り出し、右上欠損部に移植する手術をおこないました。
移植骨の大きさは、高さ7ミリ、長さ12ミリ、幅7ミリ程度です。

しかしながら、その後問題が発生しました。

手術部を覆う縫合された粘膜がほどなく壊死してしまったため、再度上あごの粘膜をはがし、手術部分に移植する手術をおこないました。

しかしこれもうまくいかず、ふたたび粘膜の状態は悪化、結局取り除かれ、現在骨は露出したままになっています。
露出部分の大きさは約10ミリ×7ミリくらいの、ほぼ長方形です。

術後約45日を経過していますが、露出部分の周囲には若干の肉の盛り上がりが見られるものの、大きさにさほど変化は見られません。
幸い、ばい菌などの侵入はないとのことです。

レントゲンで見ても、土台の骨と移植骨の間はまだ依然として黒いままで、骨が形成されているような様子はうかがえません。
医師は、まだ術後短期間だから結論は出せないと言っていますが。

今後はたして骨がちゃんと接着するかどうか、現状に強い不安を抱いています。
医師はもう少し様子を見て、必要に応じて再度粘膜の移植手術をおこなう可能性を伝えています。


そこでご相談です。


●現在のような状態で、何か手術の成功を少しでも促すような特別な方法、手段はありませんでしょうか?
(素人の考えで大変恐縮ですが、仮に自分の血液組織を間に注入するとか・・)

●また、今回骨が接合しなかった場合、再度また、同じ手術を受けることは可能でしょうか。
仮に可能として、その場合のリスク、成功可能性などについて、予測ができるようでしたら、お教え願えますでしょうか。


手術をもう数年でも早くおこなえば、多少なりとも条件は良かったのかもしれないと悔やんでいますが、後悔先に立たずです。


拙い説明で誠に申し訳ありませんが、何卒ご助言をいただきたくお願いする次第です。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-04-09 10:49:54
>現在のような状態で、何か手術の成功を少しでも促すような
特別な方法、手段はありませんでしょうか?

特に無いと思います。
(当然ですが喫煙とかだめですよ)


>また、今回骨が接合しなかった場合、再度また、同じ手術を受けることは可能でしょうか。

可能だとは思いますが、現在の創面が治癒し血流が安定するまでかなりの時間を要すると思います。


>仮に可能として、その場合のリスク、成功可能性などについて、

今回と同じ様な事が起こる可能性はあります。



私見ですが、今回移植した骨は生着はしないように思います。
感染源となる可能性が高いので早めの除去が好ましい様に思います。
主治医と相談してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: shigooさん
返信日時:2011-04-09 12:12:16
早速のご回答をありがとうございます。


生着の可能性は低いとのコメントに、大変落ち込んでおります。
そこで、お忙しいところ誠に恐縮ですが、何点か補足でお聞きしたいことがあります。


サイナスリフトがうまくいったので、骨移植も、同じようにうまくいくのではないかと期待していたのですが、


●一般に、骨移植の方が難手術なのでしょうか?

移植手術そのものは大変きれいにできたと、担当医師は伝えてくれましたし、CT画像を見て私自身もそう感じておりました。

しかしながら骨ではなく、粘膜の縫合、再生がうまくいかず、手術全体の成果を損ねてしまうことになろうとは想像しておりませんでした。

一方、なかなかあきらめきれないのも事実です。


●もし再度チャレンジするとした場合、およそどの程度の期間をあける必要があるでしょうか?


●それとも、2回とも同じような結果になったことには、私自身の固有の生体的条件、要因があり、今後とも成功率は低いと考えた方がいいでしょうか?
(受け入れがたい考えではありますが・・)


(ちなみに喫煙はしておりません)

ご回答いただければ幸いです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: shigooさん
返信日時:2011-04-09 13:57:34
追加質問については、
直接、担当の先生にお聞きすることにします。
ありがとうございました。

なお、担当の先生はまだダメとの結論をお出しになっていませんので、私としては清潔を保ちつつ、NGがでるまで、あきらめず粘ってみたいと思います。

手術の成否には、本人の生命力はもちろん、加えて運不運も影響するのかなぁ、という思いです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-09 13:59:41
そうですか…。

大変でしたね。


>●一般に、骨移植の方が難手術なのでしょうか?

僕は骨移植の経験は少ないので、あまり大きな事は言えませんが、少ない経験と、知識の中から回答させていただくとすると、骨移植のキーポイントは

 「感染」と「安静」

だと思っています。


サイナスリフトがうまくいったので、骨移植も、同じようにうまくいくのではないかと

サイナスリフトは狭い術野で行うため、高度なテクニックが必要となります。
しかし、術野の周囲が骨と言う硬組織に囲まれているため「感染」のコントロールさえしっかりできれば「安静」を保つ事は比較的容易かと思われます。

対する骨移植は手術としては明視野(広い術野)で行える事が多く、確実な手術を行う事が出来る事が多いのですが、周囲を軟組織で覆うため、咀嚼時や発音時にどうしても可動してしまい「安静」を保つ事が困難となります。
また、粘膜を縫合する際もできるだけ引っ張らないように縫合(テンションフリーと言います)するには確実な切開と縫合術が必要です。


>●もし再度チャレンジするとした場合、およそどの程度の期間をあける必要があるでしょうか?

「なぜうまく行かなかったのか?」という原因が解明されない限り、これはネットではお答えできません。

粘膜の治癒を待ってすぐに再手術に臨める場合もありますし、数カ月〜1年程度待たなければならない事もあると思います。


>●それとも、2回とも同じような結果になったことには、私自身の固有の生体的条件、要因があり、今後とも成功率は低いと考えた方がいいでしょうか?

これも残念ながら原因が解明されないと何とも言えません。



あれ?
投稿した瞬間に解決されちゃいました。


>手術の成否には、本人の生命力はもちろん、加えて運不運も影響するのかなぁ、という思いです。

ご本人の健康状態にも左右されると思います。


おだいじにされてください。




タイトル サイナスリフト後の骨移植。粘膜が壊死し骨も形成されていない様子
質問者 shigooさん
地域 非公開
年齢 61歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラントに関するトラブル
口腔外科関連
回答者




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