左上5番歯茎(付根)の粘膜下に硬いしこり、CTでも原因不明

相談者: onezumiさん (46歳:男性)
投稿日時:2011-04-04 19:42:16
2カ月程前に左上5番の歯茎が痛み、被せてあった銀歯を外して2週間程度休めてから、あらためて被せ治療を完了しました。

レントゲンの結果、虫歯はなかったようです。


その後1カ月程度が経過し、再び歯茎が痛みを伴って腫脹、上顎洞に近い付根の辺りの粘膜下に直径6ミリ程度の半球状のしこりを触れます。

硬さは軟骨のようで硬く、癒着した感じで動かず、押すと神経に響くような軽い痛みを感じます。
しこりそのものの痛みではないようです。


発見後1カ月、徐々に大きくなるような気配はなく、粘膜の表面は全く正常です。

かかりつけの歯科医で少し切開してみましたが排膿はなく、却って数日間、顔面や首筋に腫れや痛みが広がりました。



口腔外科を受診しレントゲンとCTを撮りました。
異常な陰影はないとのことで、歯の根元が炎症(慢性副鼻くう炎)のある上顎洞に突出していることから、その影響もあるかも、として暫く根元の掃除をしながら原因を探していこうとの説明です。

とはいえ何の仮説もないままに経過観察していくのも不安が募ります。

色々と調べてみると肉腫、骨腫、膿胞、骨隆起、最悪の場合、悪性腫瘍なんかが見当たりました。
主治医は若く

「悪いものではないと思いますよ」

程度の説明でスッキリしません。


上記のような情報からどのような病気が考えられるのでしょうか。
もちろん確定診断は出来ないでしょうが、悪性腫瘍の可能性は大きくないのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-04-04 19:51:32
それだけの情報では判断できませんね、もっと情報が有ってもネットでは診断はできません。



>悪性腫瘍の可能性は大きくないのでしょうか。

私見ですが口腔外科でCTまで撮っているのなら、口腔外科医が悪性腫瘍は勿論嚢胞も見逃す事はないと思います。

これまた私見ですがonezumiさんの症状は感染根管が原因しているように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: onezumiさん
返信日時:2011-04-04 20:27:08
早速のご返信ありがとうございます。

最も可能性の高かった「膿胞」の陰影がないことに主治医も首を傾げていました。

自分で触れてみると「骨みたい」な硬さがあります。
でもCT画像には写っていない模様。

炎症や化膿だけが原因で、骨のように硬いしこりが出来るものなのでしょうか?


上顎洞と交通していることから、ご指摘の通り感染根管という症状で次の診察の際に確認してみます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-04 22:00:42
onezumiさん

悪性腫瘍であるかどうかはわかりませんが、口腔外科でそれを見逃すことは考えにくいですし、同部位でまず考える悪性腫瘍として歯肉癌がありますが、一般的な症状とonezumiさんの症状には大きな開きがあります。

記載の症状ですとなんらかの炎症反応かとは思いますが、詳細はわかりません。


また骨隆起はそれだけでは病気ではありませんし、「膿胞」ではなく「嚢胞」ですよ。

回答 回答3
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-04-05 09:26:22
感染根管の可能性もあると思います。

どちらにしても歯の根の治療は必要ではないのでしょうか。

虫歯だけでなく歯の根が化膿しているという事は考えられないのでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-04-05 09:58:51
onezumiさん、こんにちは。

原因が分からず、不安なことと思います。

井上先生もおっしゃっておられますように、通常口腔外科でそこまでの検査をして、悪性腫瘍を見逃すことは考えられないのではないかと思います。
(もちろん可能性は0ではないですが・・・)


もしかすると、骨様の膨らみは骨隆起(病気ではない)で、再び歯茎が痛みを伴って腫脹ってのは根尖病巣と2つは異なったものかもしれないですね。

ただ、骨隆起はCTに写りますが…

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: onezumiさん
返信日時:2011-04-07 11:14:32
それぞれの先生ありがとうございました。


口腔外科で再診しました。
チーフのような先生が担当となり、CT、触診、打診により以下の説明を受けました。


・元々若干の骨隆起がある場所。

・脹らみは骨で、骨の裏側に膿瘍がある。
膿瘍により骨が持上がっている状態。

根の治療をしながら消失を待つ方法もあるが、上顎洞炎症もあり根と交通していることから時間がかかる。

・次回、歯茎を切開し膿瘍を除去する。
腫瘍かどうかは概ねCTで判断でき、本ケースは膿瘍である可能性が極めて高い。

・悪性腫瘍は生検をしない限り100%ないとは言い切れないが、歯茎周辺に悪性腫瘍が生ずれば、殆どの場合表皮に情報が出る。



詳しい説明で納得できました。
先生によって臨床を読取る力がこれほど違うのか…というのが実感です。
結果的に各先生方のご助言通りでした。

来週、簡単な外科手術を受ける予定です。



タイトル 左上5番歯茎(付根)の粘膜下に硬いしこり、CTでも原因不明
質問者 onezumiさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎の出来物(できもの)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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