樋状根の根管治療は自費診療の方がいいのか悩んでいます

相談者: ダンボーさん (28歳:女性)
投稿日時:2011-03-29 21:44:34
現在、左下7番の根管治療中です。
抜髄後、1度通院して薬を入れ、仮蓋をしてある状態です。

過去に金属アレルギーのため、詰め物を全てレジンにかえてもらいました。

定期検診のため、現在通院している歯科医院へ行ったところ、詰め物がだいぶすり減ってしまっているので新しい詰め物に交換しましょうということで左下6番,7番を治療してもらいました。

治療後から噛むと痛んだり、冷たいもの・温かいものがしみたりして、何度か通院して噛み合わせを調整してもらい、6番は痛みが治まったのですが7番だけ痛みが続いていました。

先生はなるべく神経を残すように治療して下さっていたのですが、痛みがひかないことから「神経を抜いたほうが痛みはなくなるのでラクだと思います」と抜髄を勧められ、処置してもらいました。

この時はまだ根管治療の難しさや重要性に全く気づいていませんでした。

抜髄後、なかなか症状が改善しないことが気になり、ネットや歯チャンネルで調べたところ、根管治療は予後不良が多く、最悪抜歯する場合もあることを知って不安になってしまいました。

いろいろ悩んで、根管治療に力を入れているという自費診療の歯科医院に相談してみました。

レントゲンで確認したところ樋状根であることが判明しました。

保険診療で治療することはできますか?」

と聞いたところ

「これはちょっと難しいと思います」

とのことでした。

また、治療中の歯の隣には、歯肉の下で真横に生えている親知らずがあり、この親知らずが7番の歯を押していることも痛みの原因のひとつではないかと言われました。
この親知らずは抜歯することになるそうです。

治療期間は約2ヶ月で、治療費の見積もりは根管治療と被せ物ジルコニア)で約18万円でした。

自分の歯はできるだけ残したいので、そのためには自費診療の治療を受けるのも前向きに考えようと思ってはいるのですが、やはり金額が高額なので悩んでいます。



そこで質問です。

1.樋状根の根管治療は、ラバーダムマイクロスコープを使用する自費診療の歯科医院で治療していただいた方がよいでしょうか?
保険診療の歯科医院でも可能でしょうか?

2.もうすぐ、通院している歯科医院の診察日なのですが、先生に樋状根の根管治療は可能か、自費診療の歯科医院に転院することも考えていること等をお話してもいいのでしょうか?
こういうことを言うと先生は嫌がるのではないかと不安です。

3.現在、治療中の歯は白いねんど(表現がヘタですみません)のような仮蓋をしているのですが、それがどんどんすり減ってきています。

自費診療の歯科医院の診察日まで2週間以上あるのですが、その間に歯が痛くなったり仮蓋が取れてしまった場合は、どちらの先生に診ていただいた方がよいのでしょうか?

わかりづらい箇所がありましたら、申し訳ございません。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-03-29 21:58:34
こんにちは。
樋状根ですか、難しい治療になりそうですね。

>1.樋状根の根管治療は、ラバーダムマイクロスコープを使用する自費診療歯科医院で治療していただいた方がよいでしょうか?
保険診療の歯科医院でも可能でしょうか?

可能ではあります。

ただ、樋状根はマイクロスコープがあった方が治療の精度が上がるのは経験で感じています。




>2.もうすぐ、通院している歯科医院の診察日なのですが、先生に樋状根の根管治療は可能か、自費診療の歯科医院に転院することも考えていること等をお話してもいいのでしょうか?
>こういうことを言うと先生は嫌がるのではないかと不安です。

いいと思いますが、嫌がる先生もおられることも事実です^^;

この歯(樋状根)の根管治療だけ
自費の先生に診てもらいたいことをお伝えしてみてはどうでしょう。

自費専門の歯科医院であれば、初診時から全て自費治療になりますし、保険証の提示もしなくていいと思います。


>3.現在、治療中の歯は白いねんど(表現がヘタですみません)のような仮蓋をしているのですが、それがどんどんすり減ってきています。
>自費診療の歯科医院の診察日まで2週間以上あるのですが、その間に歯が痛くなったり仮蓋が取れてしまった場合は、どちらの先生に診ていただいた方がよいのでしょうか?

転院をするのであえば、転院先の先生に連絡を入れらた方がいいと思いますし。
転院しなければ、今の先生に処置して頂いた方がいいと思います。


色々迷ってしまうと思いますが、頑張って下さいね。


おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ダンボーさん
返信日時:2011-03-29 22:27:36
>井野先生

ご回答いただき、ありがとうございます。

やはり、樋状根は難しいのですね。
マイクロスコープがあったほうが精度が上がるなら、自費診療のほうがいいかなと思いました。


>いいと思いますが、嫌がる先生もおられることも事実です^^;

通院している先生に治療に関することや、転院のことを話すのは、嫌がる方もいらっしゃいますよね…。
現段階ではまだ自費診療にしようか決めかねているので、とりあえず診察を受けようと思っていたのですが、予約をキャンセルしたほうがいいのでしょうか?


>転院をするのであえば、転院先の先生に連絡を入れらた方がいいと思いますし。
>転院しなければ今の先生に処置して頂いた方がいいと思います。

わかりました。
今のところ少し痛みがある程度なので、もう少し様子を見てみます。


質問なのですが、

自費専門の歯科医院であれば初診時から全て自費治療になりますし、保険証の提示もしなくていいと思います。

とのことですが、自費診療の歯科医院に相談に行ったとき、保険証の提示を求められました。

いただいた領収書には、保険で初診料、検査、画像診断に点数が入っていたのですが、これは保険医療機関だけれどその中で自費診療の治療も行っているということでしょうか?

また、自費診療で治療をしてもらう時、確認しておいたほうがいいことはありますか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-03-29 23:07:08
>現段階ではまだ自費診療にしようか決めかねているので、とりあえず診察を受けようと思っていたのですが、予約をキャンセルしたほうがいいのでしょうか?

転院をするならキャンセルされた方がいいと思いますし、相談に行かれるのも1つかと思います。


>いただいた領収書には、保険で初診料、検査、画像診断に点数が入っていたのですが、これは保険医療機関だけれどその中で自費診療の治療も行っているということでしょうか?

これは、保険医療機関ですね^^;

ということは、

>「保険診療で治療することはできますか?」
>と聞いたところ
>「これはちょっと難しいと思います」
>とのことでした。

保険医療機関であれば、言ってはいけない、やってはいけないことになっています。
(難しいから自費・保険と使い分けてはいけないことになっています)

厳密には療養担当規則違反となります。


保険医療機関では、根管治療は保険治療で行うことになっています。
自費・保険が分れるのは、根管治療後の土台から自費・保険が分かれます。

患者さん自らが自費治療を希望された場合などには、行うことが出来ます。
また、自費材料を使用した根管治療を行うことで自費根管治療も成立します。


ウチも保険医療機関で自費根管治療を行いたかったのですが・・・それはいけないと注意されました^^;

http://eedental.fine.to/eeblog/2011/02/post-243.html

ホントはこのように出来るのがいいのが本音ですけどね^^;


ですから、保険証が使えるのであれば自費専門の歯科医院ではありませんよ^^;

まずは今の歯科医院で相談をされるか、他の自費専門で行っている歯内療法専門の歯科医院へ紹介状を書いてもらうのも1つです。
(歯内療法を専門にしている歯科医院では根管治療のみを担当する所があります)

更に悩ませる回答になってしまいましたが^^;

おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ダンボーさん
返信日時:2011-03-30 01:12:13
>井野先生

ご回答いただき、ありがとうございます。


保険医療機関であれば、言ってはいけない、やってはいけないことになっています。
>(難しいから自費保険と使い分けてはいけないことになっています)
>厳密には療養担当規則違反となります。

そうなんですか!?知りませんでした…。
井野先生のブログも拝見しました。
こういう仕組みになっているんですね。


>保険医療機関では、根管治療は保険治療で行うことになっています。
>自費・保険が分れるのは、根管治療後の土台から自費・保険が分かれます。
>患者さん自らが自費治療を希望された場合などには、行うことが出来ます。
>また、自費材料を使用した根管治療を行うことで自費根管治療も成立します。

ということは、今回の場合は私が根管治療からクラウンまで自費診療で治療してもらうことを希望した場合のみ成立するということですよね?


うーん…ますます迷ってしまいました。
このまま仮蓋の状態でいるのも、あまりいい状態ではありませんよね?
できれば、早く治療してもらいたいのですが…。
一体どの歯科医院さんにお願いすればいいのか、ちょっと混乱してきてしまいました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-03-30 01:33:28
>ちょっと混乱してきてしまいました。

保険診療と自由診療というのがあるのがややこしいですよね。
特に同じ医院なのに二つの制度があれば、なおのことです。

井野先生が書かれたように、保険医療機関で「自費根管治療」は原則できません。

http://www.breath-design.com/?eid=1620740

樋状根は、誰がやっても難しいと思います。

ただ、

マイクロスコープがあったほうが精度が上がるなら、自費診療のほうがいいかなと思いました。

ということであれば、専門でされている医院で診てもらった方がダンボーさんは納得しやすいかも知れませんね。

また被せ物ジルコニアクラウンなどを考えておられるのであれば、なおさら「基礎工事」にあたる根の治療は精一杯のことをしておかれた方が安心ですね。
(残念ながら治療の性質上、結果の保証は難しいですが)


保険診療でも時間をかけて丁寧に治療してくれる医院があるかとは思いますが、その医院を見つけることは簡単ではないと思います。

特に地代家賃や人件費の高い都心部では・・・。


悩ましいでしょうが、早めに治療進めてもらってください。
お大事にどうぞ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-03-30 08:25:02
>このまま仮蓋の状態でいるのもあまりいい状態ではありませんよね?
>できれば、早く治療してもらいたいのですが…。

そうですね。

ダンボー さんが罰せられる訳ではないので、不安が続いてしまうようであれば、そのままマイクロスコープで治療してもらえばいいと思いますよ^^

 
おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ダンボーさん
返信日時:2011-03-30 09:46:17
>吉岡先生

ご回答いただき、ありがとうございます。

自費診療が初めてで、まだまだ勉強不足なことが多々あり、混乱してしまいました。
吉岡先生のブログも拝見しました。
原則として保険医療機関で「自費根管治療」はできないのに、そういう歯科医院さんが増えているのはなぜなのかな?と不思議に思いました。


>また被せ物ジルコニアクラウンなどを考えておられるのであれば、なおさら「基礎工事」にあたる根の治療は精一杯のことをしておかれた方が安心ですね。
>(残念ながら治療の性質上、結果の保証は難しいですが)

根管治療の大切さをひしひしと感じています。
被せ物にジルコニアクラウンをというのは、見積もりを出していただいた時に先生に勧められたものです。

私の歯の状態を見ていただいていないのでご判断いただくのは難しいと思いますが、現状被せ物をしないという方法は考えられるのでしょうか?


保険診療でも時間をかけて丁寧に治療してくれる医院があるかとは思いますが、その医院を見つけることは簡単ではないと思います。

そうですよね…。私もそこでますます悩んでしまいました。
「基礎工事」である根の治療はしっかりやっていただきたいのですが、私が納得してお任せできる歯科医院さんに出会うまで時間がかかりそうですね。

そうなると治療途中の歯の状態はどんどん悪くなってしまい、いっそう再治療が難しくなるのではと不安です。



>井野先生

度々ご回答いただき、ありがとうございます。


現在治療中の歯の状態のことを考えるとやはり不安です。
根管の再治療の場合は成功率が下がるというのを見たので、あまり今の状態を長引かせたくありません。
でも、大事な根管治療だからこそ、私自身納得したうえでお任せできる先生にお願いしたいと思っています。

井野先生に提案していただいた、現在通院中の歯科医院の先生に相談してみようかなと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-04-02 08:25:11
>原則として保険医療機関で「自費根管治療」はできないのに、そういう歯科医院さんが増えているのはなぜなのかな?と不思議に思いました。

ただでさえ赤字の根管治療なのですが、更に時間をかけて行うと・・・

こういった面を含め、歯科保険制度と言うのは崩壊しているのだと思います。
きちんと説明して、時間をかけて、高価な道具を使い丁寧に治療を行う⇒それは歯科医院側の負担ですべてしてくださいね。

と言うものなのです^^;




>現在通院中の歯科医院の先生に相談してみようかなと思います。

それがいいと思いますよ。


おだいじに

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-04-02 13:41:39
保険医療機関で、自費根管治療をしている渡辺です。

井野先生、吉岡先生の説明はいつもトゲがありますけど・・
(すみません、詳細読んでませんが)



根管治療が自費で出来るかどうかについては、そもそもそういう発想のない頃(昭和51年)の短い通知文書を元に厚生局の技官の先生が判断されていますので、おそらく相談する相手によって若干異なる返答が返ってくるはずです。
(※私自身も開業時に相当突っ込んで確認していますが、私の認識が正解とは言い切れません)



ダンボーさんの流れで言えば、

1.保険で初診・検査

2.相談した上で、根管治療について保険を希望するかも知れないし、自費を希望するかも知れない

ということだと思いますので、その後その医院で保険治療に戻らないということなら何も問題ありません。



以下は解釈次第とも取れますが、

1.自費の根管治療を希望している患者さんに対して保険で検査

はおそらくダメです。
矯正やその後のインプラント埋入目的での抜歯も同じです)

それと、自費での根管治療を受ける歯(左下7番以外の歯)以外の保険治療や、別の病名の保険治療(左下7番を含むor含まない歯周病治療親知らずの抜歯など)については、おそらくグレーゾーンと言う言い方になるのかなと思います。
(個人的には、ややこしくなると嫌なので別の保険医療機関の受診を勧めます)



部分的にしか読んでないので私にも誤解があるかもですが、井野先生の、

>>「保険診療で治療することはできますか?」と聞いたところ「これはちょっと難しいと思います」とのことでした。
>保険医療機関であれば、言ってはいけない、やってはいけないことになっています。
>(難しいから自費・保険と使い分けてはいけないことになっています)
>厳密には療養担当規則違反となります。

は語弊がありすぎだと思いますが、これがダメだったらどんな状態でも、患者さんの希望通りの治療方針で無茶苦茶やらないといけなくなりますね。

「保険診療で治療することはできますか?」
「これはちょっと難しいと思います」

と意見を述べた上で、患者さんが

・難しいのを承知で保険治療を希望する
・保険治療に戻れないのを覚悟で自費治療を希望する
・保険治療で抜歯する
・転院する

など、選択するのは保険治療においても当然の流れかと思います。
逆に、自費治療の説明をする義務は一応ありませんから、普通に抜歯だけを勧めたとしてもおかしくない状況だと思います。

難易度について意見したり、自費治療の説明をしたばかりに療養担当規則違反などと言われてたら、保険医は何も話せませんね。
井野先生も吉岡先生も保険医ですが、説明がズルい様に思います。





と、話がそれましたが、そうは言っても保険治療が中心の歯科医院で自費の根管治療を行うというのは、実際問題としてはルール上の不自然さは否めません。
(理由は上述の通りです)

井野先生や吉岡先生含めて、ルールを守って真面目に診療を行っている先生(保険医でも、あえて保険医を辞退している先生でも)にとっては大変問題ではありますが、患者さんにとっては罰則もない訳で、関係ないと言えば関係ない、「医師選びの参考」程度の話なのかな、と言う風に個人的には感じます。

保険医療制度を守っていく、と言う視点で言えば医師も患者もルールは積極的に守るべきだと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-04-02 14:19:51
>は語弊がありすぎだと思いますが、

すみません^^;


>これがダメだったらどんな状態でも患者さんの希望通りの治療方針で無茶苦茶やらないといけなくなりますね。

前に愛知の技官の先生に聞いたら、

保険の治療費の範囲内で先生が出来ることをしてください」

と言われました。

ですから、出来ないと思えば「抜歯です」になるのでしょうか・・・


確かに

>相談する相手によって若干異なる返答が返ってくるはずです。

はあると思います。
地方ルールが存在しているぐらいですから。


自費治療の説明をしたばかりに

具体的には、根管治療の「保険」と「自費」の差はなんですか!?

保険と自費の差は「材料」の差であって、「時間のかけ方」、「丁寧さ」などでは成立しないと私は認識していますが。

被せ物であれば、「銀」⇒「セラミック」、「ゴールド」
入れ歯であれば、「レジン床」⇒「金属床」、「ノンクラスプ
根管治療であれば、「根管治療」⇒『?』


自費の説明とは、保険から自費の方向にコンサルテ―ションしていることですよね!?

全ての患者さんに丁寧に時間をかけてしたいと思うのは、どの先生も同じだと思います。

ただ、「赤字になるから」と言う歯科医院側の都合で、「保険」から「自費」にはならない気がしますが!?


かなり昔、歯内療法学会でも「根管治療は保険か自費か!?」と言う講演がありましたが、結局結論は出ていませんでした^^;


>井野先生も吉岡先生も保険医ですが、説明がズルい様に思います。

個人的には保険医も返上していいのですが、私は歯科医師会に入会しており、地区の持ち回りの緊急当番などは保険医でないと出来ない為、保険医を返上できないだけですよ。

地区の持ち回りを辞退していいなら・・・

そうはいかないですからね^^;

 
前もこんな議論したことありましたね(笑)
 
と言うか、ここで私たちみたいな小者が議論しても答えなんてでないんですけど^^;

結局、「グレー」が答えですかね。
   

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-04-02 15:04:54
トゲがあって、説明のズルい吉岡です (^^;)

>>自費治療の説明をしたばかりに

>具体的には、根管治療の「保険」と「自費」の差はなんですか!?

>保険と自費の差は「材料」の差であって、「時間のかけ方」、「丁寧さ」などでは成立しないと私は認識していますが。

同感です。


当然ご存知だとは思いますが「療養担当規則」です。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32F03601000015.html
(療養の給付の担当方針)

第二条  保険医療機関は、懇切丁寧に療養の給付を担当しなければならない。


と書かれていますから、ね。(文字通りでしか解釈できません)

保険だろうが自費だろうが、難易度は変わらないですよね。
「自費になったら、腕があがる!?」なんてないでしょうし・・・


>個人的には保険医も返上していいのですが、私は歯科医師会に入会しており、地区の持ち回りの緊急当番などは保険医でないと出来ない為、保険医を返上できないだけですよ。

>地区の持ち回りを辞退していいなら・・・

>そうはいかないですからね^^;

まったく、同じですね (^^;)


>患者さんにとっては罰則もない訳で、関係ないと言えば関係ない

「罰則がなければ規則は守らなくても良い」みたいに聞こえますよ (-。-;)

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-04-02 17:00:28
>ここで私たちみたいな小者が議論しても答えなんてでないんですけど^^;

なんですよね・・

当院も開業の時点でCTを導入していたので、昭和51年通知で解釈されても・・って感じで。

今現在は一部グレーという解釈っぽいのですが、2年前当時では、一般歯科治療における有料のCT撮影=保険適用外でしたので、

有料のCT像をみながらの根管治療→『??』

と言う問題もありました。

当時は無料で撮像するなら良いと言われましたが、ある地区では前の技官と今の技官で、

例)レーザーを無料で使用
→ルール上の問題なし。カルテには記載すること

だったのが、保険で認められていない機械を使っている以上問題あり→全て自費にするべき

と解釈が変わっていたりもする、と聞いています。
(その先生に直接確認出来る訳もない内容なので、真偽はともかくそれぐらいルールが微妙に変化している、という参考までに)



この辺り、パンドラの箱みたいな問題なので、あまり突っ込んで書きたくないというのが正直なところですが、材料の差だけでの線引きというのもまた難しいというのが実情ではないかと思います。

個人的には、グレーゾーンには最初から入らない(自費治療希望の方は最初から全部自費)様に勧めています。

因みに材料の差だけで自費治療が成立するとの前提に立てば、根管治療でも(認可の問題など詳しくは分かりませんけど)MTADやらMTAやらレジロンやら、色々手はあるのかも知れません。が、自分にはよく分かりません。

「時間のかけ方」や「丁寧さ」などでは成立しないのも当然・・と言いたいですが、


>(療養の給付の担当方針)
>第二条  保険医療機関は、懇切丁寧に療養の給付を担当しなければならない。

と言う一文を持ってして、特別な材料を使わないのなら、経営できなくなるまででも無制限に時間をかけて丁寧に療養給付しなさいという意味に取るのも乱暴で、


>「保険の治療費の範囲内で先生が出来ることをしてください」

というのがやはり常識的な解釈。
診療報酬が大昔のまま、異常に低い状態なのですから、矛盾が当然あります。


「(常識と良識の範囲内で)採算の取れる通常の保険治療の内容では難しい」
 ↓
「他の方法(抜歯などや、ルールを守った上での自費治療)」

と言う説明の仕方は何もおかしくない、というかむしろ丁寧だと思います。
(ルールを守ってれば、ですけど)
それを自費への誘導ではないかとか、赤字になるからそう言うのではないか、というのは、どうやって判断するのか知りませんけど、だからと言って保険医は黙って保険治療だけやれと言うのが患者さんにとって良いとも思えません。


>自費の説明とは保険から自費の方向にコンサルテ―ションしていることですよね!?

意味分からないんですが・・
儲けたかったら、抜歯宣告してインプラントの方がいいと思いますけどね。


材料云々、グレー云々はともかくとしても、患者さんの希望で保険に戻らない前提での話だとしたら最初から何も問題がないのですから、ここに書かれてる限りのダンボーさんとダンボーがかかられた歯科医院でのやりとりに関して、正確なやりとりを知らない人間がルール違反だのと言える状況ではない様に思い、割り込みました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ダンボーさん
返信日時:2011-04-07 00:25:12
>井野先生、渡辺先生、吉岡先生

ご回答いただき、ありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。

こちらで相談後、再度、歯内療法学会の専門医の先生がいらっしゃる歯科医院を探しました。

保険診療で根管治療に力を入れていて、ラバーダムマイクロスコープを使用している歯科医院を見つけたので、先日受診してきました。

治療に関して説明していただき、治療も丁寧に時間をかけてやって下さったので、こちらの先生を信頼してお任せしようと思っています。

治療中の左下7番の隣にある大きな親知らず(しかも、真横に生えてます…)は抜歯してもらうことになりました。

こちらは口腔外科の先生に診ていただけるそうなので安心しています。

今回、このように先生方にご回答いただき、大変勉強になりました。
保険診療と自費診療、どちらか選択するのは患者自身なんですよね。

後悔しない選択をするために、正しい知識と信頼できる担当医かどうかをしっかり判断しないといけないなと思いました。

一度削ってしまった歯や抜いてしまった神経は2度と元には戻らないということを忘れず、これからはきちんと自分の歯のケアをしていこうと思います。

ご多忙のところご回答いただき、本当にありがとうございました。



タイトル 樋状根の根管治療は自費診療の方がいいのか悩んでいます
質問者 ダンボーさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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