保険適用での外科矯正。メタルブランケット以外の選択は可能か?

相談者: うきょうさん (30歳:男性)
投稿日時:2011-05-18 13:26:05
外科矯正時の矯正装置について質問させて頂きますので、ご回答の程、よろしくお願い致します。


現在、大学病院にて顎変形症の検査及び診断が下り、術前矯正に入る段階にいます。

担当医からは装置については、その種類やそれらの特性について、特に何の説明もなく、こちら側にも全く情報が入ってこなかったので自分自身で事前にインターネットなどで調べました。

@メタルブランケット
Aセラミックブランケット
Bプラスチックブランケット
Cセルフライゲーティングブラケット(デーモンシステム)
Dリンガルブランケット

私の場合は保険適用を受けるために@を使用するとだけ説明を受けています。


審美的な面を重要視したDなどは、保険適用であるという外科矯正の観点からも当然、選択の余地がないことは理解できるのですが、その他の各種装置の選択については、患者側の意向というものは反映して頂けないものなのでしょうか?

もちろん各装置の強度面でのデメリット等は十分納得した上での
お話です。



ABCの各装置については、従来からの矯正装置@に比較すれば多少なりとも審美性を考慮した装置ではありますが、これらの装置を選択することで保険適用外とされるのでしょうか?



次回、もう一度通院の際に担当医に質問をぶつけてみようとは思っていますが、やはり専門知識がない分、

「こうなんです!」

っと言いきられてしまうと、

「そなんですか。」

っとなってしまいそうな自分がいるため、予備知識として把握しておきたいのです。


大きな病院の方が症例数も多く装置についての取り扱いも豊富だろうという思いから大学病院を選択したのですが、一概にそうとは言えないのですかね;;

長くなりましたが、ぜひ皆様のご意見を参考にさせて頂きたいと思いますので、ご回答の程よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-05-18 14:44:38
保険適応となれば、国が認可した材料のみ使用可能となります。

以前はメタルブラケットのみ使用可能でしたが、最近は審美ブラケットも認可されていると聞いた事が…すみません。
確認してみます。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-05-19 08:18:10
保険診療をするときには、認められた保健医療用の材料を使わなければなりません。

もし一部でもそれを満たさないものを使った場合には、原則すべての治療が自費になります。
差額支払いはできません。


現在ブラケットに関しては、各社が保健用医療器具の届出をしていますが、保険点数は一定で、歯科医院への納入価格はブラケットごとに異なるため、一部で使われているセラミックブラケットなどは歯科医院側は、完全な赤字です。


それぞれの診療所が自院の基準でブラケット選択をしていると思われます。
そのため保険の矯正には金属ブラケットしか使わないところも数多くあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うきょうさん
返信日時:2011-05-19 16:51:47
大原先生、伊藤先生、お忙しい中ご回答いただきましてありがとうございました。


あれから自分でもいろいろ調べてみたりもしたのですが、詰まる所、セラミックブランケットも保険適用器具として認められているものの、伊藤先生の仰るように保険点数の関係で金属ブランケットを採用しているものと思われます。

一応、次回通院の際に担当医に尋ねてみようとは思いますが、それならそれでそういう説明をしてほしかったですね;;

手術や術後矯正も含め、長期間の治療になるのですから、お互い信頼関係が大切だと思っていただけになんだか少し気持ちが揺らいでいます。



保険適用装置について金属ブランケット採用が多い理由がよく分かりましたので、これてに質問を解決とさせていただきます。

両先生、どうもありがとうございました。


こういう歯科医側からは答えにくい質問にも素直にお答え頂き本当に感謝しています。



タイトル 保険適用での外科矯正。メタルブランケット以外の選択は可能か?
質問者 うきょうさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
歯医者への不満・グチ
外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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