根管治療はどの時点で終了になるのでしょうか?
相談者:
みみかさん (35歳:女性)
投稿日時:2011-06-17 22:30:10
参考:過去のご相談
※根管治療後の痛み、保険の被せ物について
他
こんばんは。
根治療後は、何日か痛みが出ても根にお薬を入れて終了は出来るのでしょうか?
何日かすると痛みが消えるのですが、治療をすると痛みがぶり返します。
どの時点で終了になるのか教えてください。
※根管治療後の痛み、保険の被せ物について
他
こんばんは。
根治療後は、何日か痛みが出ても根にお薬を入れて終了は出来るのでしょうか?
何日かすると痛みが消えるのですが、治療をすると痛みがぶり返します。
どの時点で終了になるのか教えてください。
回答1
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-06-17 23:11:54
みみかさん
こんばんは
根管治療をすると痛みが出るというのは、あまり良いことではありませんが、現実的にはよくある事です。
基本的には、細菌感染がある場合か、治療をやり過ぎて歯の先の外まで刺激がでているかのどちらか、あるいはその両方が原因と考えられます。
「痛み」を基準に治療を終了の判断にすることは、一般の歯科医院では良くあることですが、それが正しいわけではありません。
ただ、他に何かの基準を持っていない場合がほとんどなので、結構、良い加減な判断で治療終了となります。
理論的には、根管内から細菌が見つからない状態になってから治療を終えた方が確実性は増えると思いますが、そういうクリニックを探すのは非常に難しいと思います。
専門医と呼ばれる先生でも、やっていないことがほとんどです。
しかし一応それを行っている歯科医院もあります。
こんばんは
根管治療をすると痛みが出るというのは、あまり良いことではありませんが、現実的にはよくある事です。
基本的には、細菌感染がある場合か、治療をやり過ぎて歯の先の外まで刺激がでているかのどちらか、あるいはその両方が原因と考えられます。
「痛み」を基準に治療を終了の判断にすることは、一般の歯科医院では良くあることですが、それが正しいわけではありません。
ただ、他に何かの基準を持っていない場合がほとんどなので、結構、良い加減な判断で治療終了となります。
理論的には、根管内から細菌が見つからない状態になってから治療を終えた方が確実性は増えると思いますが、そういうクリニックを探すのは非常に難しいと思います。
専門医と呼ばれる先生でも、やっていないことがほとんどです。
しかし一応それを行っている歯科医院もあります。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-06-18 01:34:25
みみかさまこんばんわ。
根管治療をなさっていて、あまり治っていると自覚できないようですね、個人的には感染根管の状態から脱却できていないように思います。
感染根管治療が奏効すれば、患者さん自身治ったと実感できるようです、おそらく何らかの原因で感染根管の状態のままだと思います。
原因を探って取り除けば不快な症状もスッキリしてくりと思います、そうすれば根管充填が可能になると思います。
そして根管充填が正確に出来れば、先ず再発することはないと思います。
参考になれば幸いです。
感染根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
根管治療難症例 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=160
根管治療をなさっていて、あまり治っていると自覚できないようですね、個人的には感染根管の状態から脱却できていないように思います。
感染根管治療が奏効すれば、患者さん自身治ったと実感できるようです、おそらく何らかの原因で感染根管の状態のままだと思います。
原因を探って取り除けば不快な症状もスッキリしてくりと思います、そうすれば根管充填が可能になると思います。
そして根管充填が正確に出来れば、先ず再発することはないと思います。
参考になれば幸いです。
感染根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
根管治療難症例 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=160
回答3
おやま歯科医院(大田区東雪谷)の小山です。
回答日時:2011-06-18 09:24:38
小山 隆夫 2011/06/16
小山歯科(東京)の小山と申します。
みみかさま、お早うございます。
高名な先生と実力派の先生が、微妙にちがった立場でご回答されているので、少し混乱されたかもしれませんね。
分かりやすく解説・補足をしておきます。
まず、ご安心のために申し上げておきますが、どの立場でも素晴らしい医療をされていらっしゃるので、立場の違いによって治療結果が全くちがうということはないと思います。
もちろん、治療の際ラバーダムをするということは最低限必要だとは思いますが・・・・。
でも、患者様の立場からすると、根管治療に関する限り、歯科医師は統一した考え方で治療している訳ではないことを、知っていいらしたほうがよいとは思います。
山田先生のご指摘のように、正確な根管充填をすれば、それでなおるという考え方もあります。
現実に、20年前までそのような趣旨の歯科医師国家試験問題が出されていました。
また、宮下先生がご指摘のように、細菌感染を重視する考え方もあります。
日本では、この二つの考え方が併存していることが現状です。
世界のこの分野の学会では、細菌感染が歯髄炎および根尖性歯周炎の主要な原因であるということが定説になっています。
以上、かえって混乱されないことを願っております。
お大事になさいませ。
小山歯科(東京)の小山と申します。
みみかさま、お早うございます。
高名な先生と実力派の先生が、微妙にちがった立場でご回答されているので、少し混乱されたかもしれませんね。
分かりやすく解説・補足をしておきます。
まず、ご安心のために申し上げておきますが、どの立場でも素晴らしい医療をされていらっしゃるので、立場の違いによって治療結果が全くちがうということはないと思います。
もちろん、治療の際ラバーダムをするということは最低限必要だとは思いますが・・・・。
でも、患者様の立場からすると、根管治療に関する限り、歯科医師は統一した考え方で治療している訳ではないことを、知っていいらしたほうがよいとは思います。
山田先生のご指摘のように、正確な根管充填をすれば、それでなおるという考え方もあります。
現実に、20年前までそのような趣旨の歯科医師国家試験問題が出されていました。
また、宮下先生がご指摘のように、細菌感染を重視する考え方もあります。
日本では、この二つの考え方が併存していることが現状です。
世界のこの分野の学会では、細菌感染が歯髄炎および根尖性歯周炎の主要な原因であるということが定説になっています。
以上、かえって混乱されないことを願っております。
お大事になさいませ。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-06-18 09:44:55
こんにちは、
おやま先生の
>日本では、この二つの考え方が併存していることが現状です。
だと思います。
私的には宮下先生の細菌による体の反応だと思っているので、アプローチ的に根管内から余分な物を除去するスタンスで治療をしています。
(嫌気培養していませんけど^^;)
ある専門医の先生がおっしゃられていた言葉なのですが、
「何を足すのかより何を引くのか」
と話されていました、凄く今の自分の考え方にマッチする言葉だと思いました。
同じ治療でも考え方は色々ありますから、難しい所ですね^^;
>どの時点で終了になるのか教えてください。
私の中では、生活の中で問題になる痛みが引く所が1つのゴールですね。
これも1つの基準でしかないですけどね。
おやま先生の
>日本では、この二つの考え方が併存していることが現状です。
だと思います。
私的には宮下先生の細菌による体の反応だと思っているので、アプローチ的に根管内から余分な物を除去するスタンスで治療をしています。
(嫌気培養していませんけど^^;)
ある専門医の先生がおっしゃられていた言葉なのですが、
「何を足すのかより何を引くのか」
と話されていました、凄く今の自分の考え方にマッチする言葉だと思いました。
同じ治療でも考え方は色々ありますから、難しい所ですね^^;
>どの時点で終了になるのか教えてください。
私の中では、生活の中で問題になる痛みが引く所が1つのゴールですね。
これも1つの基準でしかないですけどね。
回答5
回答6
相談者からの返信
相談者:
みみかさん
返信日時:2011-06-18 18:15:10
先生方、回答をどうもありがとうございました。
感染してる状態でも、時間が立てば中で治ってる場合があると聞いた事もあります。
中の細菌をこれ以上なくす事が出来ない場合は、終了する場合もあるのですね?
将来、また痛みが起こってくるかもしれないので、少し心配もありますが。
感染してる状態でも、時間が立てば中で治ってる場合があると聞いた事もあります。
中の細菌をこれ以上なくす事が出来ない場合は、終了する場合もあるのですね?
将来、また痛みが起こってくるかもしれないので、少し心配もありますが。
回答7
おやま歯科医院(大田区東雪谷)の小山です。
回答日時:2011-06-20 08:48:21
小山 隆夫 2011/06/20
小山歯科(東京)の小山と申します。
みみかさま、お早うございます。
『感染している状態でも、時間がたてば中でなおっている場合もある』
について、お答えします。
十分可能性はあります。
ただし、感染した細菌の種類によっては、十分かつ完璧な根管充填処置をしても、細菌は死滅しない場合も多いというのが、最新の学会の見解のようです。
また、残った細菌があるかどうかは、調べなかれば何ともいえないという問題と、検出された細菌をなくする方法をどのようにするかという、ふたつの問題があります。
後者の問題は、この分野の世界的研究者も課題としている大きな問題です。所詮無
理だからあきらめてしまえ、と考える研究者もいますが、・・・・。
いずれにしても根本原因である細菌感染のことを、患者様に知っていただかないと、この分野の進歩はないと考えるのが私の立場です。
長々とご回答申し上げました。
お大事になさいますようおねがい申し上げます。
小山歯科(東京)の小山と申します。
みみかさま、お早うございます。
『感染している状態でも、時間がたてば中でなおっている場合もある』
について、お答えします。
十分可能性はあります。
ただし、感染した細菌の種類によっては、十分かつ完璧な根管充填処置をしても、細菌は死滅しない場合も多いというのが、最新の学会の見解のようです。
また、残った細菌があるかどうかは、調べなかれば何ともいえないという問題と、検出された細菌をなくする方法をどのようにするかという、ふたつの問題があります。
後者の問題は、この分野の世界的研究者も課題としている大きな問題です。所詮無
理だからあきらめてしまえ、と考える研究者もいますが、・・・・。
いずれにしても根本原因である細菌感染のことを、患者様に知っていただかないと、この分野の進歩はないと考えるのが私の立場です。
長々とご回答申し上げました。
お大事になさいますようおねがい申し上げます。
回答8
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-06-20 13:15:25
>何日かすると痛みが消えるのですが、治療をすると痛みがぶり返します。
念のため、根菅内に入れている薬剤の種類を一度お尋ねになってみてください。
一般的には、細菌感染の関与を疑うと思います。
しかし細菌のみをターゲットにしない(ウイルス?真菌??)、権威者(?)の方もおられたような・・。
念のため、根菅内に入れている薬剤の種類を一度お尋ねになってみてください。
一般的には、細菌感染の関与を疑うと思います。
しかし細菌のみをターゲットにしない(ウイルス?真菌??)、権威者(?)の方もおられたような・・。
相談者からの返信
相談者:
みみかさん
返信日時:2011-06-24 13:43:25
ありがとうございました。
良く分かりました。
痛みが出るようなら先生に一度確認したいと思います。
良く分かりました。
痛みが出るようなら先生に一度確認したいと思います。
タイトル | 根管治療はどの時点で終了になるのでしょうか? |
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質問者 | みみかさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。