水平埋伏知歯の2本抜歯。入院で2本か日帰りで2回に分けるか悩む

相談者: adieuさん (18歳:男性)
投稿日時:2011-07-05 22:38:32
下の親知らず左右2本(水平埋伏知歯)が痛くなってきたので、お医者さんに診てもらいました。

その結果、抜いた方が良いとのことで2本抜くことになりました。
そこで一度に2本抜くか、2回に分けて手術するかで悩んでいます。

2本同時の場合は、全身麻酔と入院(4〜5)日が必要で、分けてする場合は日帰り可能とのことでした。

私は全身麻酔で2本一気に抜いた方が早く、負担も少ないと思うのですがどうでしょうか?

自分は今年受験なので、負担面が一番心配です。
回答お願いします


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-05 22:44:27
個人的には、左右は別々に抜きます。

全身麻酔はそれだけでリスクがあります、私は必要のない(避ける事の出来る)リスクを負う必要は無いと考えています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-07-05 22:54:30
adieuさん、こんにちは

細見先生に同意です。


>私は全身麻酔で2本一気に抜いた方が早く、負担も少ないと思うのですがどうでしょうか?

負担というのは、体に対する侵襲という意味でしょうか?
それとも費用のことでしょうか?

いずれにせよ、局所麻酔で別々に抜いたほうが負担は少ないと思います。

一度に両側の親知らずを抜歯すると、腫れや痛みも倍になりますし、食事も半流動食をとることになります。

そのために入院が必要になります。

参考になれば幸いです。

回答 回答3
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-07-06 08:27:34
これまでにも、何度も書いていますが、

全身麻酔または静脈麻酔での抜歯は、多く行われています。

また、それを行った患者さんからは、

一度に終わってよかった
知らない間に抜けて恐怖心がなくてよかった
もう一度、抜くというために、ドキドキして毎日をすごさないでよかった
入院したので、抜歯の夜に安心できた
食事も、思ったより食べる事ができた
何度も分けて会社を休まなくて良いのでたすかった

などなどの声を聞きます。

腫れはともかく、痛みが倍になることはありません。
なぜか、入院抜歯のが痛みが少ない方が多いのも経験しています(まだ論文にしていませんが)。

全身麻酔のリスクは、たしかにありますが、必要のないリスクということはありません。
上記のメリット、特に、一度に、知らない間に終わるというのは、大きいです。

また、基本的に、これほどの手術を局所麻酔で行うのは、歯科だけと言えるぐらいの、手術でありますからね(個人的見解かもしれませんが)。

費用的には、日本では、思ったより高くなかったという声を聞きますが、施設によって差があるので(麻酔方法が若干異なる)、病院に聞いてください。

最終的には、よほど難しくて、絶対に入院が必要という抜歯以外は、本人の選択になります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-07-06 17:26:59
受験なんですね、お疲れ様です。
来年4月からは輝かしい、希望に満ち溢れた日々がまっていますよ。
十分に頑張っていると思いますので、体調管理だけはしっかりとお願い致しますね。


さて、水平埋伏歯の同日抜歯の件ですが、僕も自院では細見先生、畑田先生同様、日を別けて抜歯をする事をお勧め致しております。

しかし、湯浅先生のご回答を拝読して入院して、全身麻酔下での同日抜歯も有りかなと思いました。
なにせ全身管理下ですからねぇ。
お体や精神的な負担はかえって少ないのかも知れません。

翻って金銭面での負担となると、健康保険は疾病が対象となりますので、なるほど全身麻酔下での同日の抜歯が必要であると医学的に認められなければ、健康保険の扱いができないのではと存じます。

となると自由診療扱いとなり、保険点数ベースの支払い額が5倍〜10倍は考えなくてはなりません。
入院費もあるでしょうし。

保険の対象となりうるのか、はたまた自由診療扱いとなるのかもご検討されてみては如何でしょう。


お大事に。

回答 回答5
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-07-06 18:28:43
日本人の親しらずの根の長さは、海外の方より短いので抜きやすいというメリットがありますが、口のなかが小さいというデメリットもあります。

よって、海外の方の抜歯と同じぐらいと考えると、海外(米国)では、全身麻酔による抜歯も、ほぼルーティンのように行われています。

よって、埋伏抜歯という条件ならば、とうぜん、全身麻酔が可能と言えます。
埋伏抜歯=医学的に全身麻酔下での抜歯もあり得るということです。

一般の医科の手術の侵襲度を考えると、埋伏抜歯の話を詳細にすると、なぜ、歯科親知らずの抜歯は、外来で抜くのか?と不思議がられたり、そんな大変な手術を全身麻酔もかけずに行うのかとも、一般外科とか麻酔科の先生にいわれることもあります。

よって、水平埋伏智歯ならば、とうぜん、保険診療となります。

水平埋伏でない抜歯であっても、治療に対する恐怖感が強かったりするならば、当然、全身麻酔・静脈麻酔の対象になります。

ぐらぐらの、数秒で抜ける歯でも、全身的な病気があったりすると、元気で歩いている方でも、入院の適応になります。

ともかく、全国の一般病院の歯科口腔外科で、毎日のように行われている(もちろん、保険診療で)、一般的な方法です。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-07-06 19:44:33
湯浅先生

早速のご教授有難うございます。
私の不勉強で回答を混乱させてしまい、申し訳ございませんでした。

水平埋伏歯は勿論、普通抜歯でも恐怖心が強ければ、全身麻酔・静脈麻酔下での抜歯が保険内で可能との事となれば、ますます魅力のある提案ですね。

良い事多いけど、保険では扱いかねます、じゃ悪徳歯科医の仲間入りになるとこでした。あぶない、あぶない。
有難うございました。


ご依頼者様

回答 4はスキップして頂いたほうが宜しいかと存じます。
申し訳御座いませんでした。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: adieuさん
返信日時:2011-07-07 02:17:52
細見先生、畑田先生、湯浅先生、松浦先生 
回答ありがとうございます。

私の最後の文の負担面とは、体の負担面のことです。
説明不足で申し訳ありませんでした。

回答を拝読したところ、やはり個人差があるのでしょうか。
私の一番の願いは、抜歯による辛い期間(固形物が食べれないetc..)が、トータルで短い方に選択する事なのですがどうでしょうか?

全身麻酔に関しては初めてですが、事前にテスト?みたいな感じの事を行うと、ドクターがおっしゃっておられたので、そこまで心配はしていません。

術後の期間の事ですが、治療後、固形物が食べられる程度まで回復するのにかかる期間を仮に一週間とした場合、分けて抜歯した場合はトータルで7日×2回で2週間程かかり、一度にやった場合は一週間+α(分けて抜くよりも短い期間)と考えてよろしいでしょうか?

ご教示ください。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-07-07 11:38:29
抜歯による辛い期間(固形物が食べれないetc..)がトータルで短い方に選択する事なのですがどうでしょうか?


普通に考えれば、全身麻酔で一気に抜歯したほうでしょう。

ただ、2本一度に抜歯するわけですから、体に対する侵襲は大きいものとなることは間違いありません。

回答 回答8
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-07-07 22:26:48
治療後、流動食だけということではないです。
人によって異なりますが、すぐに普通食を食べる方も、1週間ぐらい軟らかいものを中心になったりします。

麺類を食べる方も多いです。
これを流動食かというと違いますよね。

ともかく、主治医の先生にしっかり聞いてください。




タイトル 水平埋伏知歯の2本抜歯。入院で2本か日帰りで2回に分けるか悩む
質問者 adieuさん
地域 非公開
年齢 18歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
全身麻酔
全身麻酔による親不知の抜歯
水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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