8番抜歯で、局所麻酔か半分寝た状態の麻酔か選択を迫られている

相談者: ナノさん (43歳:女性)
投稿日時:2011-08-28 16:53:34
病院にて親不知の抜歯を予定しています。
局所麻酔」か「半分寝た状態」かのいずれかの判断を迫られています。
「半分寝た状態」というのは「全身麻酔」とは異なり、呼吸は自己呼吸を行うとのことです。

今まで、抜歯で局所麻酔以外受けたことがありません。

担当医いわく、親不知は骨に深いとの事です。

もし局所麻酔の途中で他の神経に障り、痛みが酷い場合は中断します。
との事でした。
(CTは明日撮影予定です。)


そのほか、不安な点がいくつあります。
諸先生方お忙しい中大変恐縮です、ご指導いだだきたく宜しくお願いします。

■「半分寝た状態」の麻酔とは名称は何というのでしょうか?
静脈下内沈静法と同じでしょうか?

■仮に局所麻酔で行って、中断した場合の処置とはどのようになるのでしょうか?

■本来親不知を抜歯する際、局所麻酔以外の麻酔、上記の麻酔や全身麻酔を使用する頻度は多いのでしょうか
この麻酔(上記の麻酔)を受ける必要性の判断基準はどのようにして決めたらよいでしょうか。
(自分自身のことなのに・・・スミマセン・・・)

■又、親不知抜歯の際、他の神経を切断するということはないのでしょうか?

どうぞ宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-08-28 17:59:24
>■「半分寝た状態」の麻酔とは名称は何というのでしょうか?
>静脈下内沈静法と同じでしょうか?

静脈内沈静法笑気沈静法ではないかと思います。


>■仮に局所麻酔で行って、中断した場合の処置とはどのようになるのでしょうか?

抜歯の目的によりますが、日を置いての再度チャレンジ、またはそのまま放置になるかもしれません。


>■本来親不知を抜歯する際、局所麻酔以外の麻酔、上記の麻酔や全身麻酔を使用する頻度は多いのでしょうか

個人的には沈静も全身麻酔もしません、頻度は高くないと思います。


>■又、親不知抜歯の際、他の神経を切断するということはないのでしょうか?

可能性としては下歯槽神経だけだと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-08-28 23:12:09
こんばんわ


そうですね。。 
ほぼ同じ回答ですね。


>■「半分寝た状態」の麻酔とは名称は何というのでしょうか?
>静脈下内沈静法と同じでしょうか?

恐らく仰せの通り静脈下内鎮静法だと思いますよ。


>■仮に局所麻酔で行って、中断した場合の処置とはどのようになるのでしょうか?

後日抜くことが多いですね。


>■本来親不知を抜歯する際、局所麻酔以外の麻酔、上記の麻酔や全身麻酔を使用する頻度は多いのでしょうか
>この麻酔(上記の麻酔)を受ける必要性の判断基準はどのようにして決めたらよいでしょうか。
>(自分自身のことなのに・・・スミマセン・・・)

頻度はたくさんではないと思いますが、時折はありますよ。

どれくらいのむずかしさかわかりませんが、CTを撮影してそれから
どうするか主治医と相談されててはいかがでしょうか。


>■又、親不知抜歯の際、他の神経を切断するということはないのでしょうか?

そうですね、同じ回答です。 


参考になるかわかりませんが、よく相談されて抜歯してもらってくださいね。

回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2011-08-29 01:37:17
ナノさん、こんにちは。

数点、付け加えです。

>■「半分寝た状態」の麻酔とは名称は何というのでしょうか?
>静脈下内沈静法と同じでしょうか?

北野先生のご回答にあるように、「沈静」ではなく、正確には「鎮静」と表します。


>■又、親不知抜歯の際、他の神経を切断するということはないのでしょうか

神経の損傷は、親知らずの抜歯に伴う偶発症の一つではあります。

医療従事者は、この神経損傷をしないように、細心の注意を払って抜歯を行います。

しかしながら、予期できない神経の走行などの原因により、神経を損傷する可能性を完全にゼロに抑えることはできません。

したがって、ナノさんの、

「神経を切断するということはないのでしょうか」

とのご質問に対しては、「絶対にない、とは言い切れません」ということになります。

損傷の可能性が否定できない神経としては、第一に下歯槽神経、ごく稀に舌神経が挙げられます。

下歯槽神経とは、顎の骨の中を走っている神経です。

舌神経は、親知らず付近の内側(舌側)を走っている神経です。

抜歯の際には、これら神経を損傷しないように細心の注意が払われます。

とはいえ、これらの神経損傷のリスクをゼロにすることはできないことは前記の通りです。



最後に、抜歯に限らず、あらゆる医療行為にリスクは完全にゼロとすることはできません。

そのリスク(および、そのリスクが発生する確率)以上に、医療行為を行う方がメリットが高いと判断された場合に、当該医療行為が行われます。

抜歯に伴うリスクは、担当の先生からもご説明があると思われます。

ご不明な点は担当の先生にも確認されてください。

お大事になされてくださいね。




タイトル 8番抜歯で、局所麻酔か半分寝た状態の麻酔か選択を迫られている
質問者 ナノさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
麻酔その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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