縦に歯が割れている場合の様子見とは?
相談者:
ボートさん (41歳:女性)
投稿日時:2011-08-29 11:55:24
こちらでいろいろ読ませて頂いたのですが、悩んでいるので教えて下さい。
2か月前に、何度も治療をしている右下奥歯7番にかなりの痛みが生じ、神経を抜くしかないと言われ、治療をしました。
(ちなみに左下奥歯7番は10年前抜歯しています。
インプラントや部分入れ歯など何もしていません)
何回目かの治療中に、詰め物をしたときに違和感を感じ、案の定1週間後の診察の時に、
「歯が縦に割れていますね。
根元まで達していると抜くしかないです」
と言われました。
もともと詰め物が取れたり、治療中にため息をつく先生だったので、不安に感じ、セカンドオピニオンに行きました。
レントゲンを撮ったりしたんですが、
「うーん。。抜いたほうがよいような。。理論的には抜いたほうがよいけれど、患者さんが残したいなら残して様子見もできますよ」
という、あまりはっきりしない回答でした。
私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんが、残して様子見とは、ただ単にかぶせものをするだけということですか?
このまま(かぶせるだけ)にしておくと、どういう事態が予想されますか?
2か月前に、何度も治療をしている右下奥歯7番にかなりの痛みが生じ、神経を抜くしかないと言われ、治療をしました。
(ちなみに左下奥歯7番は10年前抜歯しています。
インプラントや部分入れ歯など何もしていません)
何回目かの治療中に、詰め物をしたときに違和感を感じ、案の定1週間後の診察の時に、
「歯が縦に割れていますね。
根元まで達していると抜くしかないです」
と言われました。
もともと詰め物が取れたり、治療中にため息をつく先生だったので、不安に感じ、セカンドオピニオンに行きました。
レントゲンを撮ったりしたんですが、
「うーん。。抜いたほうがよいような。。理論的には抜いたほうがよいけれど、患者さんが残したいなら残して様子見もできますよ」
という、あまりはっきりしない回答でした。
私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんが、残して様子見とは、ただ単にかぶせものをするだけということですか?
このまま(かぶせるだけ)にしておくと、どういう事態が予想されますか?
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2011-08-29 12:55:26
こんにちは。
まずは歯が割れている(歯根破折)事が正しいようでしたら、やはり抜歯の対象である事に変わりありません
歯が割れる、あるいはヒビが入るといった状況になると、そのヒビに沿って感染を起こし、さらにはそのうち歯を包みこんでいる骨が吸収し緩くなり、いずれは割れてくるというものです。
全くの想像ですが、その2ヶ月前の時には既にヒビがあった可能性は高いように思えます。
詰め物をした時に違和感を感じた時には割れたのかも知れませんね。
様子見とは、とりあえず通法通りにかぶせてその後の動向を見てゆくということでしょうか?
ちょっとこれは担当している者に直接聞いていただかなければ不明です。
様子見といっても、率先して感染をなるべく取り除きつつ維持してゆく先生もいれば、本当にかぶせて放置という方もおられるので、分かりません。
ただ様子をみて、その後どうなったらどうするのか。
その先の事をよくお聞きになってみて下さい。
一般的には、そのままかぶせるだけで放置すれば、周囲の骨が感染・炎症によって失われると想像します。
その骨吸収がその歯の周りだけで起こる事ならまだしも、臨在する歯の周囲に及ぶようであれば、数ヶ月〜数年の範囲で忘れた頃に他の歯を巻き添えにしてしまう場合も考えられます。
先にも書きましたが、歯根破折してしまった歯は基本的に抜歯の適応です。
そのような歯を無理に残すという事は、その後起こりうる事やその対処方法を知っておかねばならないと思います。
割れた歯を一度抜歯して、口腔外で接着し元に戻す方法などもありますが、よくある一般的な方法とはいえません。
可能である症例も限られてくるでしょう。
また本来抜歯すべき対象である歯を温存するための治療ですので、健康保険では受けることができません。
まずは歯が割れている(歯根破折)事が正しいようでしたら、やはり抜歯の対象である事に変わりありません
歯が割れる、あるいはヒビが入るといった状況になると、そのヒビに沿って感染を起こし、さらにはそのうち歯を包みこんでいる骨が吸収し緩くなり、いずれは割れてくるというものです。
全くの想像ですが、その2ヶ月前の時には既にヒビがあった可能性は高いように思えます。
詰め物をした時に違和感を感じた時には割れたのかも知れませんね。
様子見とは、とりあえず通法通りにかぶせてその後の動向を見てゆくということでしょうか?
ちょっとこれは担当している者に直接聞いていただかなければ不明です。
様子見といっても、率先して感染をなるべく取り除きつつ維持してゆく先生もいれば、本当にかぶせて放置という方もおられるので、分かりません。
ただ様子をみて、その後どうなったらどうするのか。
その先の事をよくお聞きになってみて下さい。
一般的には、そのままかぶせるだけで放置すれば、周囲の骨が感染・炎症によって失われると想像します。
その骨吸収がその歯の周りだけで起こる事ならまだしも、臨在する歯の周囲に及ぶようであれば、数ヶ月〜数年の範囲で忘れた頃に他の歯を巻き添えにしてしまう場合も考えられます。
先にも書きましたが、歯根破折してしまった歯は基本的に抜歯の適応です。
そのような歯を無理に残すという事は、その後起こりうる事やその対処方法を知っておかねばならないと思います。
割れた歯を一度抜歯して、口腔外で接着し元に戻す方法などもありますが、よくある一般的な方法とはいえません。
可能である症例も限られてくるでしょう。
また本来抜歯すべき対象である歯を温存するための治療ですので、健康保険では受けることができません。
タイトル | 縦に歯が割れている場合の様子見とは? |
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質問者 | ボートさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯根破折 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。