歯列矯正中、埋まらない隙間にインプラントを入れるできか迷っています

相談者: Eさん (23歳:女性)
投稿日時:2011-10-01 02:17:08
現在歯列矯正中の者です。

元々海外で矯正を始め、現在は日本で続けています。

上下各2本づつ抜歯しました。(確か上は前から4番目、そして下は前から5番目です)
しかし、下顎が元々そんなに歯並びが悪くなかったのに抜歯したためか隙間がなかなか埋まらず、結局帰国後に矯正を続行する際に、隙間を残し、後々インプラントにするという形で治療を進めてきました。

実際、下の歯を抜歯する際に疑問を持ちながらも、先生に歯の本数を合わせたほうがいいという言葉に流されてしまい、帰国後の日本の先生に抜かなくても良かったという言葉を聞き、すごく後悔しましたが、自業自得なので我慢して治療してきました。

現在、上はほぼ隙間も埋まり、そろそろインプラントの検査をしようかという所です。(下の隙間は歯一本分弱という感じで、検査次第では幅がもう少し必要かもとのことです。)

しかし、今更ながらインプラントに迷っています。

インプラントについては、費用の面を除けば前向きに考えてはいるものの、やはり健康だった歯を抜歯してまたお金を掛けてインプラントを入れるのに抵抗を感じています。

まだ20代前半なので、たとえ20年インプラントを維持しても40代で再びインプラントだと倍のお金も掛かります。

時間が掛かってもいいなら、歯の隙間は奥歯二つを前につめれば埋められるそうです。
また歯並びについて、隙間を埋めるのとインプラントにするのでは、どちらが良いというのはないようです。

以上のことをふまえ、インプラントと矯正治療の続行はどちらがいいのでしょうか?

また、もう矯正治療を始めて2年以上経つので、衛生面・口臭面から早く取りたいという気持ちもあります。
なので、もし隙間を埋めるために矯正治療を続けることになった際、ほぼ治療が終わっている上顎のブラケットを外すことは出来ないのでしょうか?

例えば、ゴムを使って歯を動かす際も、下顎部分だけを使ったり、リテーナーにゴムを掛ける所を付けたり、寝る時に外から歯を引っ張る器具を使うなどして治療を続けることが出来れば、下はあまり見えないのでいいかなと思います。

すごく長くなってしまいましたが、真剣に悩んでいます。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-10-01 03:44:17
Eさまこんばんわ。

矯正治療のため上下4本を抜歯をしたわけですね、しかし下顎の抜歯部位が閉鎖できずに??空隙が残っているようですね。

実際のお口の中の状態が判らないので断定は出来ませんが、個人的には後方歯を近心移動させて、空隙の閉鎖をなさることをお勧めいたします。

個人的にも空隙閉鎖のためにインプラントをする事には、賛成いたしかねます、尚近心移動のアンカーとしては矯正用インプラントを使う方法も考えられます。

上顎のブラケットを外す事については、矯正治療が終るまで外さないほうがいいように思います、参考になれば幸いです。

インプラント矯正 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=133

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-10-01 11:03:04
私が想像するに、下顎は抜歯スペースをそのまま大臼歯の近心移動に使うようですね。
今の担当医の指摘通り、下顎の抜歯が悔やまれますが、仕方ないので前向きに行くしかないでしょう。

大臼歯の近心移動は、下顎においては前歯部の遠心移動を誘発する恐れがあります。
そのため、上顎の歯列を利用する場合もあれば、インプラントアンカーを用いる事も選択肢でしょうが、埋入の部位等で充分な検討が必要かと思います。

抜歯スペースにインプラントを入れる場合

矯正はもうすぐ終われる
・インプラントにさらに費用がかかる

奥歯を動かす場合

矯正治療はまだ終われない(年単位の可能性あり)
・効果的に動かすために、今より負荷がかかる処置の可能性がある(矯正的)
・費用は矯正治療費の範囲で済む

もっとメリットデメリットはあると思いますが、その辺り、担当医と相談されてはいかがでしょう。

回答 回答3
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-10-01 18:25:38
>また、もう矯正治療を始めて2年以上経つので、衛生面・口臭面から早く取りたいという気持ちもあります。
>なので、もし隙間を埋めるために矯正治療を続けることになった際、ほぼ治療が終わっている上顎のブラケットを外すことは出来ないのでしょうか?

>例えば、ゴムを使って歯を動かす際も、下顎部分だけを使ったり、リテーナーにゴムを掛ける所を付けたり、寝る時に外から歯を引っ張る器具を使うなどして治療を続けることが出来れば、下はあまり見えないのでいいかなと思います。


ひょっとすると、ご希望に近い方法で考えてくれる先生もいるかもしれません。

原則的には上顎も装着たまま継続します。

ただ矯正継続するにしても、なぜ2年以上経過しているのに下の隙間が歯1本分も残っているのでしょう。
術前の状態や今までの経過を精査して、対応策をとる必要があるかもしれません。

現在担当されている先生と、ご自分のご希望を含めてご相談ください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-10-01 19:01:00
こんにちは。

当院の患者さんで米国矯正の相談をしてこられた方がいらして、その時にも思ったのですが、たぶん、海外での矯正医の診断って、口元をかなり引っ込めて仕上げようとする傾向がありそうな気がします。(間違ってるかも知れません)

海外というのがどちらか分かりませんが、白人の先生だと彼らは日本人よりも鼻が高いため、顔を真横から見て鼻〜唇〜顎の点を結んだ時に、唇が少し引っ込んでいる方が"審美的"という感覚を持っています。

ところが日本人の場合は平均的な骨格が異なるので、鼻〜唇〜顎のラインがほぼ直線になるのが"審美的"ですね。

と言うズレがあったのかも知れませんね、余談ですが。



引き続き矯正をする場合に、上顎の装置が外せないかどうかについては、大原先生、伊藤先生の仰る様に一度相談してみる価値はあると思いますよ。

拝見してみないと分かりませんが、もしも可能なら矯正で空隙閉鎖が出来るといいかな・・と思います。

担当の先生とよく話し合われて下さいね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-10-01 22:22:27
長い目で考えると、インプラントよりも矯正で空隙閉鎖する方が良いと思います。

これからの長い人生を考えると、閉鎖にかかる期間はわずかです。
インプラントを維持する手間は、もしかしたら矯正治療よりも大変かもしれません。

現在のお口の状態がわからないので、確かなことはいえませんが、下顎部分だけを使ったり、リテーナーにゴムを掛ける所を付けたり、寝る時に外から歯を引っ張る器具を使うなどして治療をすることも可能かもしれません。

今の主治医の先生に、ご要望を十分にご相談いただいて、一番良いと思われる方法で治療を受けられることをお勧めいたします。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-10-02 00:50:30
「そろそろインプラントの検査を...」という事は、治療の終盤に差し掛かっているとおもいます。

この時期から5番目1本分の移動を行うと、年単位で時間が必要になるかもしれません。

奥歯二本の移動量が大きく、かみ合わせの調整に、上の歯も微調整が必要になるとおもいます。

インプラントか矯正か、は簡単には結論が出ないとおもいます。
もし可能なら、早めにインプラントの検査をして、詳細な説明を聞いてはいかがでしょうか?
検査料が無駄になってしまうかもしれませんが、検査後に意思を決めても遅くないとおもいます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Eさん
返信日時:2011-10-02 02:20:27
お忙しい中、お返事ありがとうございます。

なるほど、やはり矯正治療を続けた方が良いという意見が多いようですね。
担当の先生によると、後ろの2本を動かすには1年以上掛かるかもとの意見でしたが、私もますます治療を続けた方がいいのかなと感じています…

しかしインプラント矯正については初耳でした。
貴重な情報ありがとうございます。
そうすれば、上顎の矯正器具なしでも治療できそうですね。
今時は、寝る時に外から引っ張るような器具はあまり使わないんですかね。


インプラント矯正はインプラント治療を行っている歯科医院で受けるのでしょうか、それとも矯正歯科医院で受けるのでしょうか?
また、インプラント矯正の際にもCT検査は必要でしょうか。

私が通っている医院ではインプラントは扱ってないので、もし千葉東京横浜辺りで、どこかお勧めの医院がありましたら、ご紹介頂けると幸いです。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-10-02 10:13:11
>しかしインプラント矯正については初耳でした。
>貴重な情報ありがとうございます。
>そうすれば、上顎の矯正器具なしでも治療できそうですね。

基本的には上の装置は外さないほうが良いです。
無理に外して治療を行うと、調整が難しくなり、余分に時間がかかることもあります。
他の回答者の先生方の意見も、外さないほうが良いというニュアンスだとおもいます。

インプラント矯正は矯正歯科でも行えます。
ただし、それを行なっていない医院もあるので、担当医に相談してください。

僕の個人的な意見では、下の5番目を抜歯して数年経過した場合で、その場所に大臼歯を移動させることに、楽観的な見通しを持っていません。

この掲示板でお勧め医院をご紹介することは、禁止されています。
ご了承ください。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-10-02 14:55:24
現時点からの下顎の大臼歯(6番、7番)の近心移動は、リスクが高いと感じます。
下顎5番一本弱であれば、6〜7ミリぐらいの前方移動でしょうか?

ただし、今後長期間の矯正治療期間に耐えられるのであれば、検討の余地があるとも感じます。
実際に、同じような治療を行うことはあります。

実際に診ていませんので、一般論しか言えませんが、下顎大臼歯の近心移動は難易度が高い矯正治療です。

下顎大臼歯の近心移動では、

反作用として

 @下顎前歯の舌側傾斜
 A前歯部の開咬(上下の前歯が垂直的に離れている状態)

が発生するような矯正力が加わります。

その反作用のリカバリー等に、予想以上の治療期間が必要となる場合もあります。

たとえインプラントアンカーコルチコトミーという外科的補助治療を併用するとしても、実施にあたっては慎重な事前検討が必要とされます。

現在、上顎の装置を外して、下顎の装置だけで治療したいという心境であれば、スペース閉鎖開始後に、治療への意欲が続くのかも心配です。

もし、スペース閉鎖を試みるのであれば、担当医とよく相談して、具体的な説明を受けられた方が良いと思います。
その際には、以下の確認が重要と感じます。

 @治療費
 A治療期間
 B治療後の仕上がりの見込み
→スペースが閉鎖しても上下の歯が、キチンとかみ合わないのでは意味がないと思います
 Cインプラントアンカーやコルチコトミーの必要性や外科的なリスク
 
ご参考にしてください。




タイトル 歯列矯正中、埋まらない隙間にインプラントを入れるできか迷っています
質問者 Eさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
インプラント治療法
歯列矯正のトラブル
歯列矯正(矯正歯科)その他
歯並び(歯ならび)その他
回答者




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