抜髄後、将来再根管治療になったら…。お勧めのコアとクラウンは?

相談者: STさん (46歳:男性)
投稿日時:2011-12-08 19:25:13
はじめまて先日子供のときに詰め物をしていた左6番が2次カリウスのため大きな虫歯になり抜髄後現在根管を消毒などをしています。
抜髄後一時的にフレアアップで顔が腫れたのですがその後の予後は悪くなくもう直ぐ根充処置となる予定です
(ここまでは保険内診療です)

今後コア クラウンの選定になると思うのですが迷う部分があります。

このまま保険内でメタルコアやスクリューピン入りレジンコア銀歯を入れていくかコアクラウンは自費も視野に入れて治療を進めるかです。

審美は男性ですし年も年ですのでそれほど気にはしません。
一番気になるのは一時的だとしてもフレアアップで頬が腫れたと言う抜髄後の歯根の今後が気になります。
日本では抜髄後の根管治療に悩まれる患者さんが後を立たないことを知り驚きました

幸いこの年まで小学生の時に詰められた小さな2つの虫歯(今回この一つが2次カリウスで抜髄)と思春期に斜めに生えて痛かった親知らずを一本抜いた以外問題が無くべつだん歯医者さんに掛かることがなかったため歯の治療内容ということにほとんど無関心だった自分の無知がまねいた今回の虫歯だったと心の中で少し恥じています。
今後の己への戒めのために鏡に写る醜い銀歯で余生を過ごすのもある意味反省になるかなとは思ってしまいますが・・・

自身の虫歯治療をはじめてからこちらのサイトを知り色々読むまでは上記のような専門用語などもまったく知らないずぶ素人だったので自分の歯の治療の事を真剣に考えなくてはと思い素人なりに過去の質問など時間を割いてみまして現在勉強しております。


そこで先生方にご質問がございます

現在の私が考えている選択肢は

1 このまま保険診療で銀歯を入れ様子を見て将来的にクラウンをハイブリッドセラミックのE−MAXなどに置き換える事を考える
この場合様子を見ている間に根治の状態が悪く最悪感染根管などに侵された場合は抜歯後のインプラントなどもその後状況に応じて考えていく。

2 コアに将来あるかもしれない根の再治療など時の歯への負担の事を考えて実費でファイバーポストレジンコアを入れハイブリッドセラミック等の比較的安めの自費クラウンを入れる 
その場合は仮歯で3〜6ヶ月位担当の歯科医師の適切なケアを受けながら根の予後をじっくり確かめたのちに本番の歯を入れたいと自分では考えています。
こちらでも予後しだいでは将来的に抜歯インプラントなどになることも視野には入れていかないとはいけないとは思っています。

上記二つの選択肢なら先生方はどちらをお薦めになられますか?


一度入れた銀歯からの実費クラウンの交換治療の問題点や難しさや無髄歯に掛ける負担 2の自費の場合の仮歯で3〜6ヶ月も根の予後の様子を見るのは良いことなのか?
その場合の問題点などは無いか?
下6番に私が考えているハイブリッドやセラミックのE−MAXは妥当なクラウンなのか?
審美を気にしないなら白金加金等のマジックマージンなどのを考えてそちらの素材も選択肢に加えるべきか?
等専門家の先生方のご意見を頂けると有りがたいです。
ご意見よろしくお願いいたします。

抜髄後の根管治療の難しさや保険点数により制約あがる為の諸外国に比べての日本の根治療の難しさをサイトで知りコアやクラウンの選択は出来るだけ慎重には慎重を期したいと言うのが本音です。

一応今回私が担当して頂いてる先生は歯内治療にも熱心なかたでありがたいことに保険内治療でもラバーダムは使用していただけています。
マイクロスコープは病院にはありません拡大鏡で治療されております。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-12-08 19:47:56
こんばんは。

ご相談内容を拝見する限り、今の担当医との関係は非常に良さそうですね。

「今、こういう考えでいる」という旨を担当医に伝えてみて、相談するのが一番だとは思うのですが、個人的には「2」の選択肢を勧めたいですね。


仮歯で3〜6ヶ月も根の予後の様子を見るのは良いことなのか?

というのも、よくやりますし、その方がお互いに安心できるんじゃないかと思っています。


クラウンの素材に関してですが・・・

残された歯質の量や、根の治療状態などのこともありますので、担当医から勧められた方法が宜しいかと思います。

得意不得意もありますので、素材に関しては「ある程度知っておく」ことは悪くないとは思うのですが、変にこだわるのは避けられた方が無難です。

ご参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: STさん
返信日時:2011-12-09 01:28:19
吉岡先生 お返事有難うございます

アドバイスのように担当医に考えを相談するのが一番だと思うのですがある程度のゴールプランの希望も患者側もそれなりに考えておかないといけないかな思いましてこちらの掲示板でご質問させて頂きました。

はずかしながら担当医師と良い関係はまだ築けてはおりません
歯科治療に完全に無知でしたので痛みが突然出て近くにある歯科に片っ端から電話かけて数日後の予約が一番早く取れたところに駆け込みましたので・・・抜髄後なにも異変がなければおそらくこちらのサイトを覗くこともなかったはずですが顔がはれてしまったのでなにやら大変な事が起きているのでわと思い調べるうちにこちらのサイトに行き着きました。

そして抜髄後の根管治療にはラバーダム防湿が感染予防面で有効で必要だと知り点数制度や経営効率の問題で使わない歯科も多くあることを知り愕然としました・・・
そして今回偶然駆け込んだ歯科の先生はラバーダムを保険治療内でも使っているのでその点は凄く偉いなと感じています
マイクロスコープなど高額な装置はおいそれと買えないでしょうから出来る範囲で患者になにが必要かをわかって治療をしておられるのだと私なりにかってに理解をしています。

>>仮歯で3〜6ヶ月も根の予後の様子を見るのは良いことなのか?

>というのも、よくやりますし、その方がお互いに安心できるんじゃないかと思っています。

吉岡先生的には選択肢2を勧めていただけるのですね
3〜6ヶ月仮歯で予後を見ることは良くある事なのですね安心いたしました。

もし2の自費プランで行くと決めた場合 もちろん私の歯の状態にしだいですがファイバーポストレジンコアで土台を作りあえて通常の仮歯ではなく作り変え前提で硬質レジンジャケット冠(もちろん奥歯ですので保険外)で一度作りそれを仮歯としてもう少し長い予後を観察して1〜1年半位様子をみてその後ハイブリッドセラミックの変えるというプランは専門家の歯科医師からみたら如何でしょうか?

それは作り変えるたびに歯質が削られる場合があるのでやめた方が良いとか
逆に通常の仮歯より少ししっかりした物を付けてじっくり予後観察できるのでお金はかかるがやる価値はあるかもしれないとか

吉岡先生や他の先生にもご意見を頂けると助かります。

クラウンの素材に関してですが・・・

>残された歯質の量や、根の治療状態などのこともありますので、>担当医から勧められた方法が宜しいかと思います。

>得意不得意もありますので、素材に関しては「ある程度知っておく」ことは悪くないとは思うのですが、変にこだわるのは避けられた方が無難です。

はい参考にさせて頂きます 有難うございます

このサイトに出会って2週間程度で別に詳しいわけではないのでクラウンの素材にあまり変なこだわりとかはまだ無いのですが担当医から示されたときある程度の自分なりの判断基準があればその後の治療していただきやすいかなとは思っています。
他の患者さんも沢山こられますし私だけにかまっていただくわけや
質問の時間をタップリとっていただくこともなかなか出来ませんので提示されたときスムーズに質問や決断が出来ればと思いある程度先生方のアドバイスからの長所短所等の特徴なども知っておきたいと思った次第です。

頼まれる技工さんや担当の先生の得意不得意な素材等もあると思いますのであまり頭でっかちにならずフレキシブルに考えていきたいとは思もっています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-12-09 04:37:04
STさまおはようございます。

抜髄根管充填をなさって今後の治療方針についてどうするのがいいか考えておこうとのことですね。

抜髄根管治療で急性発作を起こした事について少々気になるところです。
治療した側としてはおおよそ見当はついていることだと思いますが、患者さんの側としてはなんとも理解しがたいところだと思います。

心配なら忌憚なく主治医に尋ねてみるのがいいと思います。

その後の治療については半年くらい予後観察をするのはいいと思いますが、個人的には必要とあらば主治医である私のほうから理由については説明しています。

コアについてはファイバーポストコアがお勧めです。
これは歯根破折を起こさないためにやることであって、その場合はできるだけ根管充填剤を除去する必要があると考えています。

クラウンについてはセラミック素材より金属がお勧めです。
参考になさってください。

抜髄根管充填 
http://www.yamadashika.jp/infection02.html
根管治療 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
歯根破折 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=45
コア 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=139

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: STさん
返信日時:2011-12-13 21:31:13
山田先生 お返事有難うございます

あれから主治医に少し時間をとってもらい色々話し合いをしました。
今回は自費ファイバーポストレジンコアを入れようと思います。

今回クラウンハイブリッド白金加金どちらかにすると思います
白金やゴールドの金属としてのメリットも考えながら少し時間をかけながら近いうちに決めようと思っています。

吉岡先生 山田先生 アドバイス本当に有難うございました。



タイトル 抜髄後、将来再根管治療になったら…。お勧めのコアとクラウンは?
質問者 STさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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