歯列矯正前に水平埋没親知らず3本抜歯の必要性について

相談者: いあさん (28歳:女性)
投稿日時:2011-12-26 14:15:46
はじめまして。

都内でモデル活動等しているので、以前から歯並びの悪さが気になっており、今年8月から都内の矯正歯科にかかり、すでに一括で費用の130万円ほど支払い矯正を始めている者です。(今は矯正前の抜歯の段階。上が裏側矯正、下が表側矯正の予定)

しかし、矯正装置をつける前に4本抜歯が必要と言われました。(顎、顔が小さくスペースを確保するため)
右上の親知らずのみ生えてきているのでこの歯だけ生かし、その1つ手前の歯、残りの3ヶ所の親知らずを抜歯との指示でした。

矯正歯科では抜歯できないので都内の歯科を紹介され、9月末に右上親知らずの一つ手前の歯を抜歯済みです。

そうしたらその時点で残りの3本の親知らずが全てかなり深い位置で水平に埋没しており、さらに相当近くに神経があるので大変難しい抜歯だと判明し、その歯科から慶応大学病院口腔外科を紹介されました。

大学病院の口腔外科の担当医とは手術当日(12月5日)まで会うことはなく、左上の親知らずを抜歯する手術当日に歯科医から持参したレントゲンを見てあまりの深さに本当に抜く必要があるのか明らかに不安な表情を見せ、紹介元の歯科医にすぐ電話で確認し、一端保留になりました。

代わりに左下親知らずを抜歯と判断が出たのですが、6日後に顔にアザや腫れが残ってはいけない用事があったので、その日の手術はキャンセルになりました。

ですので、両方の下の埋没の親知らずを抜歯することになると思ったのですが、1週間〜10日後に大学病院から電話が来て、担当医ではない方から(大学生の方でしょうか?)

「歯科医にもう一度確認したところ、やはり上の埋没親知らずも抜歯が必要とのことなので、次回(12月27日)の手術で局所麻酔だと効かない恐れがあるので、全身麻酔で左上下の埋没親知らずを2本一気に抜きます、了承下さいますか?」

とのことで、了解しないと進まない為了解しました。

ところが近親者に相談の所、抜歯の為に全身麻酔だなんてリスクが大きすぎるのではないか、担当医が不安の色を見せるようならそこで手術をするのは止めた方が良い、慶応大学病院よりも別の東京医科歯科大の方の技術が良いので(その方の意見です)とりあえずセカンドオピニオンに行き、そこでも名医の方に同じ判断(きわめて神経に近く危ないので抜歯は辞めた方が良い)が出たら止めた方がいいのではないかと言われました。

さらに実際下の歯の神経に触ってしまい、一生感覚のない方の話も聞き、こんなに大変だとは当初思っておらず、正直矯正自体止めることも視野に入れ始めています。

しかし、既に右上親知らずの1つ手前の何も悪くなった歯を抜歯してしまっている事と、やはり歯並びが前から気になっているので、今後どうしたら1番良いのかお教え頂ければと思います。

必ず埋没親知らず3本を抜歯しない限り、矯正は出来ないのでしょうか?
部分矯正などでは対応出来ないのでしょうか?
さらに矯正を辞めた場合、既に抜歯してしまった歯の影響は無いのでしょうか?

手術の予定が明日に迫っているので、出来ましたら早めの回答をお願い出来れば幸いです。宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-12-26 14:40:35
いあさまこんにちわ。

矯正治療に絡んだ親知らずの抜歯野可否についてですが、診察したわけではないので断定はいたしかねますが、抜歯する方向で考えたほうがいいように思います。

全身麻酔と神経損傷にについてですが、確かにリスクはありますが現在不安に思っていらっしゃることについて、もう一度説明したいただいて、納得した上で抜歯に望まれたほうがいいように思います。

不安を抱いたまま抜歯するのは、避けていただいたほうがいいでしょう、参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-12-26 14:51:02
>必ず埋没親知らず3本を抜歯しない限り矯正は出来ないのでしょうか?

分かりませんが、抜歯した方が矯正はうまく行くと思います。


部分矯正などでは対応出来ないのでしょうか?

文面だけでは判断できません。
矯正担当医と相談してください。


>さらに矯正を辞めた場合、既に抜歯してしまった歯の影響は無いのでしょうか?

影響はあると思います。
最低限、残している親知らずを生かす矯正治療は必要だと思います。


>手術の予定が明日に迫っているので

キャンセルし、矯正担当医と相談の上納得してから抜歯した方が良いと思います。
少なくとも抜歯担当医と矯正担当医との連携が、きちんとできる必要があると思います。


ご参考まで・・・

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-12-26 15:30:06
>慶応大学病院よりも東京医科歯科大の方の技術が良いので(その方の意見です)

→ これは、歯科医療の本質からかけ離れた意見です。
基本的には、医療は場所や施設ではありません。
人です。
もちろん人という概念は医療の場合には、担当医だけではなく、スタッフを含めた総合力になりますから、医科歯科大学病院がすばらしいサービスを提供されている可能性もありますが、外科手術に関しては、担当医の個人的技量が手術成功率の99%以上を左右すると思います。

例外は、悪性腫瘍にたいする、ガンマナイフ手術等の限られた病院にしかない特殊医療器具を使用する手術の場合ですが、親知らずの抜歯に特殊な医療器具を使用するという話は聞いたことがありませんので、非常に的外れのアドバイスと感じました。

私は、過去に口腔外科に在籍し、現在矯正専門医として働いていますので、ご相談の状況がよくわかります。

矯正治療では、治療の質や治療後の安定を考えると、親知らずの抜歯や、7番抜歯を前提とした親知らず(8番)の入れ替えが必要とされるケースが非常に多いです。

しかし、下歯槽神経埋伏8番歯根が近接している場合などは、親知らず抜歯のリスクが非常に高い場合もあります。

リスクの高い状態の場合には、どのような名医が手術しても大きな後遺症が残る可能性が高いと判断される場合もあります。

いずれにしろ、医療者にできることは、正確な情報提供だけです。

矯正治療の中止も視野にいれているという状況であれば、明日に控えた抜歯をキャンセルすることが無難です。


矯正医、口腔外科医と納得の行くまで話し合ってから、

@親知らず抜歯を行うか
A矯正治療でどこまでの質(どのような治療ゴール)を目指すのか

についてじっくり検討されてください。

正確な情報提供を受けた上で、最終的に選択肢を選ぶのはご自身となるのが医療の大前提です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いあさん
返信日時:2011-12-26 16:57:17
>山田豊和先生

ご回答下さりまして、ありがとうございます。

当方来月退職の為、保険適用期間にどうしても早く抜歯したいと焦りばかりつのり、今度は不安で止めようかと思い・・・という状況でした。

もう一度じっくり考えます。
ありがとうございました。



>杉原成良先生

ご回答下さりまして、ありがとうございます。

既に抜歯した歯について、やはり影響があるのですね。
親知らずが前より出てきて抜歯した箇所の穴の間隔が狭くなってきたので自然に埋まるといいなと思っていたのですが、それも含めまた相談し、じっくり考えたいと思います。

ありがとうございました。



>堀内淳先生

ご回答下さりまして、ありがとうございます。

今回は上の親知らずも相当深く鼻と穴がつながってしまうリスクや、下も神経に近い為神経麻痺が残るかもしれない等、最初は知らずに想像も出来なかったリスクがあまりに高いのではと思い、迷っている状況でした。

さらに、モデルという職業柄、美しくしたいという思いと、失敗したらもう仕事どころか日常生活にも支障をきたすのではという恐れもあります。

まずは明日の手術をキャンセルし、担当医とじっくり話し合いたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 歯列矯正前に水平埋没親知らず3本抜歯の必要性について
質問者 いあさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
全身麻酔による親不知の抜歯
水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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