左下7番抜歯後、補綴OR放置?放置した場合のデメリットは?

相談者: mu-さん (29歳:女性)
投稿日時:2012-01-20 04:10:14
3年前頃、左下7番が虫歯で歯が破損し神経をとる処置をしましたが、その後治療を中断したため症状が悪化し、6ヶ月前抜歯しました。

他の歯は治療し終わりました。
全て自分の歯です。
上左右8番は抜歯済み。



その後の治療としてインプラントを勧められましたが、本当に必要な事なのか判断出来ません。
ブリッジは場所的に難しい、入れ歯は、まだ若いから今後の事も考えインプラントの方がいいだろうとの事でした。


8番はあり、7番が悪くなってからずいぶん歯茎からでてきて、上の歯の7番に4分の1くらいでしょうか、、ほんの少しですが、かみ合っています。(自己判断)

食事をするのには特に支障は感じません。


やはりインプラントをして、歯を補うべきでしょうか。

出来れば、後5ヶ月ほど待って(抜歯してから1年)から決断したいのですが、もしこのままにして上の歯が落ち込んできたときにインプラントをする事は可能なのでしょうか。


また、歯を補綴する以外に、落ちてくる歯を少しでも遅くする方法はありますか
(寝る特にマウスピースをはめるなど、、、)

宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-01-20 04:34:14
mu-さまこんばんわ。

左下7番を半年前に抜歯してその後をどうするか考えていらっしゃるようですね。

もし仮に6番7番なら年齢的に考えてインプラントもアリだとは思いますが、7番一本だけの欠損なので個人的にはインプラントはお勧めいたしません。


入れるとしたら親知らずがあるようなので移植が一番お勧めです、しかし下顎の親知らずは根管治療が難しいことがあるので、もしそのような歯根形態の親知らずなら上顎親知らずを移植するといいと思います。

少々乱暴ではありますが何も入れずにおくというのもひとつの方法です、上顎7番が挺出してきそうなら1本義歯もいいかもしれませんがあまり具合のいいものではありません。



参考にになさってください。

歯牙移植 
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=196


回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-01-20 09:19:16
7番の奥には親知らずがあるようですね。
しかも上の歯と一応咬みあっているようですね(親知らずが比較的垂直に近く出てきているかが考慮しなければなりませんが)。


でしたらそのまま様子を見たらいかがですか。
あなたの年齢でも親知らずは年単位で見ると少しずつ手前に倒れはしますが、7番に近づいてきます。

根がしっかりしている親知らずならば利用価値がありますし、傾きを直したければ、かなり近づいてから、小矯正をするとよいでしょう。

またインプラントを考慮するときは、8番が手前に寄ることで、抜歯窩の改善を図れることもあるので、あえて放置することもあります。
(抜歯窩の改善後親知らずを抜歯します)



上顎親知らずの移植は↑、すでに抜歯しているようですので、勘違いでしょう。

注:「↑」=山田先生の「上顎親知らずを移植するといいと思います。」という回答のことです。
歯科相談室:編集部)



>上の歯が落ち込んできたときにインプラントをする事は可能なのでしょうか。

背の低いクラウンしか入らなくなることがありますね。

そのようなときは、私はプラスチックの仮クラウンを装着し、その後咬合面にプラスチックを盛り足して咬みあわせを高くして、これにより上7番の挺出しているのを圧下させて。
小矯正的に咬みあわせを整えています。



>落ちてくる歯を少しでも遅くする方法はありますか

私の経験では、下の歯と咬みあうようになると、たいていの場合それ以上はあまり出てこなくなります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-01-20 09:42:02
下の7番がなくなった時の処置は歯科医師を悩ませます。
歯科医療は不可逆的な行為(後戻りできない)が多いため、メリットとデメリットを慎重に判断する必要があります。


この場合、インプラントを入れたメリットは咬める、噛み合わせが狂わない。
デメリットは経済的、骨への侵襲。
これを天秤にかけての判断になります

mu-さまの場合、判断を先送りしてもさほど大きな問題が生じるようではないようなので、ゆっくり判断されてはいかがでしょう。
後での処置でも松山先生のおっしゃるようにリカバリーは可能です。



歯科医療は行うことをよしとしてきた風潮がありますが、行わない選択肢も重要な診断と思います。
「放置」も立派な診断、判断です。

わたしも時には胸を張って「Do Nothing」(何もしない)診断をします。


ご参考になさってください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-01-20 12:13:16
磯崎先生に同意です。

実際に咬み合わせの状態などを確認しないと何とも言えませんが、僕も7番1歯欠損の場合は「何もしない」と言う事があります。

メリットデメリットを良く説明してくれる歯医者さんセカンドオピニオンを求めても良いかも知れませんね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-01-20 12:30:49
下顎の8番が存在するのであれば、下顎7番を部分矯正によって前方移動させるという選択肢もあるかと思います。

8番を、完全に7番の位置まで前方移動させることはかなり難易度が高い治療ですが、現在4分の一ぐらいかみあっているということであれば、現在より良好な状態に改善するぐらいであれば、インプラントアンカーの利用を前提とした場合にはあまり難しくない場合もあります。


また、全顎矯正まで検討いただけるのであれば、上下顎歯列かみ合わせを、全体的に整えつつ、下顎8番を7番の位置まで完全に移動させるということが、充分に可能な場合もあります。

矯正治療を検討される場合には、かかりつけ医から矯正歯科医院を紹介していただいてください。




タイトル 左下7番抜歯後、補綴OR放置?放置した場合のデメリットは?
質問者 mu-さん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
その他(歯科治療関連)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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