コアを作成せずに被せてあったのに再治療後はコアが必要なのはなぜ?

相談者: はっちんさん (35歳:女性)
投稿日時:2012-03-23 22:47:54
現在,左下7番を治療中です。

以前,神経を抜いてクラウンをかぶせてあったのですが,違和感があったため,別の歯科医にかかったところ,治療が必要とのことで通院しています。

・片方の根っこにしっかりと薬が詰まっていなかった
・クラウンがあっていなかったため,歯周病となり,根の部分に虫歯ができている

と指摘され,クラウンをとり,再度根の治療を行い,最終的な薬を詰め,コアの型をとる段階まで来ました。



片方の根っこはキチンと薬が詰まっているから大丈夫と言われたので,今回はさわっていません。

先生がおっしゃるには,今までは,コアは作成せず,薬を盛ってクラウンをかぶせてあった状態だったけれど,今回は,コアを作成するといわれました。


なんだかよくわからないまま,治療自体は丁寧な先生なので,すべてお任せして今日まで治療してきましたが,「コアって何だろう?」と思い,こちらのサイトを見ていたところ,コアを一度作成すると,取るときに歯が折れてしまう…というリスクがあることを知り,不安になってきました。

不安な要素というのは,
@大丈夫と言われた,今回治療していない方の根っこははたして本当に大丈夫なのか。

Aコアが必要な場合と不必要な場合はどう違うのか。
どうして今回はコアを作成せねばならないのか。

B鏡を見る限り,結構しっかりと歯が残っている。
蓋をしてある部分の周りはしっかりと歯があって,歯磨きできるくらいにある。
それを削ってコアを作るのか??
とにかく,できるだけ歯を削りたくない。

C今回は,治療費の問題から,保険治療(金属のコア銀歯)にするのだけれど,いずれは,白い自費の歯にしたい。
その時は,コアから作り直しになるのか…


治療している時は,なすがままで口をあけてきているのですが,家に帰ってくると,「あ,聞けばよかった…」と思うことがふつふつと湧いてきます。

直接,治療をしてくださっている先生にお聞きすればよいのですが,今更聞く勇気がないので,こちらでたくさんの先生に聞いてみようと思って投稿いたしました。
回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-03-23 23:24:30
>@大丈夫と言われた,今回治療していない方の根っこははたして本当に大丈夫なのか。

大丈夫かはここでは判断できません。
実際に診察された担当医が大丈夫と言っておられるのはネット相談でダメだとは言えません。

ただ複根歯で片方の根が感染して、もう片方が感染していない場合もあります。



>Aコアが必要な場合と不必要な場合はどう違うのか。どうして今回はコアを作成せねばならないのか。

一般的にはコアを立てるのが普通ですが、個人的には3壁あればコアは必要ないと思っています。



>B鏡を見る限り,結構しっかりと歯が残っている。
>蓋をしてある部分の周りはしっかりと歯があって,歯磨きできるくらいにある。
>それを削ってコアを作るのか??とにかく,できるだけ歯を削りたくない。

コアが必要かどうかは判断できませんが、歯の切削量に関してはそれほど増えるわけではありません。



>C今回は,治療費の問題から,保険治療(金属のコア銀歯)にするのだけれど,いずれは,白い自費の歯にしたい。
>その時は,コアから作り直しになるのか…

フィットさえよければ別にコアをやり直す必要はないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はっちんさん
返信日時:2012-03-24 01:50:03
細見先生

早々のお返事ありがとうございます。

Bについて,
「歯の切削量に関してはそれほど増えるわけではありません」
とお返事いただきましたが,それは,今,蓋をしてある部分がコアになると理解してよろしいのでしょうか?


そのほかについては,担当の先生にきちんと聞くこと,そして,納得した上で治療を勧めるのが大切なのだなと感じさせられました。

コアの素材についてですが,こちらのサイトでもたくさんの質問が寄せられていますが,やはり,フィットさえよければ作り直す必要はないというお返事をいただくと,「ファイバーコア」が素材としてはベストなのかなとも思います。(素人考えですが)

先生でしたら,どのような土台を作成されますか?
ちなみに,3壁はしっかり残っているように見えるのですが…
回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-03-24 02:02:48
>「歯の切削量に関してはそれほど増えるわけではありません」
とお返事いただきましたが,それは,今,蓋をしてある部分がコアになると理解してよろしいのでしょうか?

大筋でそう思って頂いて間違いないと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-24 08:43:15
ご相談ありがとうございます。

コアは一生歯を残すためには基礎となる大事な治療です。
たとえば、ビルを建てる時には見えない地面の下で基礎を固めますが、見かけだけ立派なビルは倒れる危険がでるからです。

今こだわることはとても賢明です。


>@大丈夫と言われた,今回治療していない方の根っこははたして本当に大丈夫なのか。

回答

根管治療のリサーチによると、目で見たりレントゲンで見ただけでは分からない感染が起きることが証明されています。
きちんと行われた治療でも、大丈夫という保証は困難です。

ましてや、一部の治療に不十分と思われる内容が明らかであったのであれば、その残り部分だけが正しい治療で生涯安心できるという見込みは大きくないと考えた方が普通な気もします。


しかし、再治療はさらに高度な治療が要求されます。
皆様は、同じ根の治療だとお思いかもしれませんが、段違いに難しくなります。

治療をやり直してうまくいくかどうかの見通しを、きわめて専門的に見極めて診断する必要があり、ネットで回答は困難です。



>Aコアが必要な場合と不必要な場合はどう違うのか。
>どうして今回はコアを作成せねばならないのか。

回答

歯科治療は歯科医師ごとに診断結果が違います。
それぞれの診断基準をお尋ねいただくしかありません。



>B鏡を見る限り,結構しっかりと歯が残っている。
>蓋をしてある部分の周りはしっかりと歯があって,歯磨きできるくらいにある。
>それを削ってコアを作るのか??とにかく,できるだけ歯を削りたくない。

回答

一生歯を残すためには、できるだけ削らない、ということはとても大切なことですから、お気持ちはよく分かります。
しかし、必要な時に削らないことはかえって、後でトラブルの種となり、またくり返し削るか、もっと削るか、抜歯になってしまうかとなる危険もあります。

ご担当の先生にお確かめください。
できるだけ削らない、という歯を残す原則は、一生の間にくり返し削らない、という目標を入れることもできるからです。



>C今回は,治療費の問題から,保険治療(金属のコア銀歯)にするのだけれど,いずれは,白い自費の歯にしたい。
>その時は,コアから作り直しになるのか…

回答

作り直しをすると言うことは、またくり返し削ることを意味します。

治療目的に、一生歯を残すことがあれば、今は一度にベストな治療がまだできないとしても、後で障害とならないように、終始一貫した治療方針が必要です。



>治療している時は,なすがままで口をあけてきているのですが,家に帰ってくると,


治療とはいろいろあります。
必ず治療前に、結果のイメージを目の前にありありと描けるまで相談してから始めることが大事です。

たとえば、コアの実物写真やレントゲン写真や実物模型などを見せていただくと良いです。
また今までの治療成績などをお尋ねになると良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はっちんさん
返信日時:2012-03-26 17:57:06
細見先生,さがら先生


回答ありがとうございました。
まだ,診療についての不安があるので,型どりをしましたが,発注を中止していただき,再度,土台とクラウンについて,主治医の先生に説明をしていただくことにしました。

めんどくさい患者だなと思われるかもしれませんが,納得して治療をうけるのがベストと考えるので,今回はちょっと頑張ってみようと思います。

ありがとうございました。



タイトル コアを作成せずに被せてあったのに再治療後はコアが必要なのはなぜ?
質問者 はっちんさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 支台築造その他
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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