[写真あり] 出っ歯の歯列矯正、顎変形症(保険適用)の説明が無かった
相談者:
つきさん (21歳:女性)
投稿日時:2012-04-03 09:10:07
こんにちは。
高校時代に矯正を開始しました。
私はひどい出っ歯だったのですが、担当医師に
「顎が小さいのが原因」
と言われました。
以前から顎が小さいことは気になっていましたが、祖父が似たような顎で、親や私も遺伝によるものでどうしようもないことだと思っていました。
上下合わせて4本抜歯し、現在は歯並びに関しては多少の不満があるものの以前より綺麗になりました。
現在は保定装置をつけ、約半年に1回のペースで通院中です。
しかし最近、いびきを友人に指摘され調べてみたところ、ネットで「小下顎症」という顎変形症があることを知りました。
症例や写真を見ると、ことごとく一致していました(現在の写真を載せます)。
治療は保険適用の対象になる場合があるとのことですが、私は当時その治療法の存在すら知らず、また医師も全く外科矯正に触れなかった(提案もなかった)ため、そのまま通常の歯列矯正で治療しました。
無知が自分の首を絞めたのでしょうか?
非常に悔しいです。
もしかしたら保険適用による治療で大分費用が抑えられた可能性もあったかもしれないという事実に対し、自己責任かもしれませんが、担当医に憤りを感じずにはいられません…。
今仮に顎変形症の治療を始めた場合、やはり保険適用外の上別途費用が発生してしまうのでしょうか?
どうにもできないことなのでしょうか?
回答よろしくお願いします。
画像1
高校時代に矯正を開始しました。
私はひどい出っ歯だったのですが、担当医師に
「顎が小さいのが原因」
と言われました。
以前から顎が小さいことは気になっていましたが、祖父が似たような顎で、親や私も遺伝によるものでどうしようもないことだと思っていました。
上下合わせて4本抜歯し、現在は歯並びに関しては多少の不満があるものの以前より綺麗になりました。
現在は保定装置をつけ、約半年に1回のペースで通院中です。
しかし最近、いびきを友人に指摘され調べてみたところ、ネットで「小下顎症」という顎変形症があることを知りました。
症例や写真を見ると、ことごとく一致していました(現在の写真を載せます)。
治療は保険適用の対象になる場合があるとのことですが、私は当時その治療法の存在すら知らず、また医師も全く外科矯正に触れなかった(提案もなかった)ため、そのまま通常の歯列矯正で治療しました。
無知が自分の首を絞めたのでしょうか?
非常に悔しいです。
もしかしたら保険適用による治療で大分費用が抑えられた可能性もあったかもしれないという事実に対し、自己責任かもしれませんが、担当医に憤りを感じずにはいられません…。
今仮に顎変形症の治療を始めた場合、やはり保険適用外の上別途費用が発生してしまうのでしょうか?
どうにもできないことなのでしょうか?
回答よろしくお願いします。
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回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2012-04-03 09:34:21
側方の顔写真のみでは何とも言えませんが・・・。
単に『あごが小さい』だけでは保険適応にはなりません。
『あごが小さい』等の骨格的な部分に原因があり、通常の矯正治療のみでは機能的に問題がある場合に、指定を受けた病院で専門医による手術が前提の治療を受けた場合に、保険で認められる事がある、という程度です。
もちろん、色々な検査の結果の上で担当医が判断する部分(例えば手術適応かどうか、など)はありますが、上記の条件を満たしている状態であれば、一般的にはそのお話があるものと思われますので、お話が無かったと言う事は条件に一致しなかったと考える方が妥当かと思われます。
ご参考になれば幸いです。
単に『あごが小さい』だけでは保険適応にはなりません。
『あごが小さい』等の骨格的な部分に原因があり、通常の矯正治療のみでは機能的に問題がある場合に、指定を受けた病院で専門医による手術が前提の治療を受けた場合に、保険で認められる事がある、という程度です。
もちろん、色々な検査の結果の上で担当医が判断する部分(例えば手術適応かどうか、など)はありますが、上記の条件を満たしている状態であれば、一般的にはそのお話があるものと思われますので、お話が無かったと言う事は条件に一致しなかったと考える方が妥当かと思われます。
ご参考になれば幸いです。
回答2
回答日時:2012-04-03 09:45:42
矯正開始前にどんな内容の話があったのか不明ですが、治療目標に対する合意はできていたのではないですか。
さらに矯正歯科専門でも、自立支援医療期間になっていいなければ、顎変形症の保険治療はできません。
顎矯正手術をされる場合には、それなりのデメリットもあります。
顎変形症の外科矯正治療は、いわゆる受け口の場合には広く行われていますが、出っ歯に関してはまだまだそれほど多く行われているわけではありません。
実際私の存じ上げている矯正専門医でも、出っ歯に対する外科矯正をした事がない先生も珍しくはありません。
写真からだけの判断では、矯正治療単独でも口唇閉鎖機能改善はできそうな気がします。
再治療も考慮したうえで、まず現在の担当医にご相談ください。
そこで対応していただけずに、それでも現状を何とかしたいと言うことでしたら、顎変形症の保険治療を取り扱っている矯正歯科にてご相談ください。
さらに矯正歯科専門でも、自立支援医療期間になっていいなければ、顎変形症の保険治療はできません。
顎矯正手術をされる場合には、それなりのデメリットもあります。
顎変形症の外科矯正治療は、いわゆる受け口の場合には広く行われていますが、出っ歯に関してはまだまだそれほど多く行われているわけではありません。
実際私の存じ上げている矯正専門医でも、出っ歯に対する外科矯正をした事がない先生も珍しくはありません。
写真からだけの判断では、矯正治療単独でも口唇閉鎖機能改善はできそうな気がします。
再治療も考慮したうえで、まず現在の担当医にご相談ください。
そこで対応していただけずに、それでも現状を何とかしたいと言うことでしたら、顎変形症の保険治療を取り扱っている矯正歯科にてご相談ください。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-04-03 11:42:21
難しいところだと思います。
或いは、もし8歳以前に受診されたとしたら、「顎の成長発育を助けてあげる提案」があったかもしれませんが、高校生ともなると、「与えられた顎の大きさの中で如何にきれいに歯を並べるか」を目標に考えることが通常だと思います。
外科矯正については、まだ、その適応・術式が充分に確立しているとは言えない段階ではないでしょうか。(特に、呼吸の問題を伴うケース)
或いは、もし8歳以前に受診されたとしたら、「顎の成長発育を助けてあげる提案」があったかもしれませんが、高校生ともなると、「与えられた顎の大きさの中で如何にきれいに歯を並べるか」を目標に考えることが通常だと思います。
外科矯正については、まだ、その適応・術式が充分に確立しているとは言えない段階ではないでしょうか。(特に、呼吸の問題を伴うケース)
相談者からの返信
相談者:
つきさん
返信日時:2012-04-04 03:32:16
丁寧な回答をありがとうございました。
先生方のご意見は、とても参考になりました。
今後も担当医を信じ、相談しながら症状の改善を目指していきたいと思います。
先生方のご意見は、とても参考になりました。
今後も担当医を信じ、相談しながら症状の改善を目指していきたいと思います。
タイトル | [写真あり] 出っ歯の歯列矯正、顎変形症(保険適用)の説明が無かった |
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質問者 | つきさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯医者への不満・グチ その他(写真あり) 外科矯正 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。