歯科医は何歳位で肉体的衰えを感じたり引退したりするのか?

相談者: やまだゆうきさん (24歳:男性)
投稿日時:2012-04-05 00:15:36
いつも興味深く拝見させていただいております。

お世話になる歯科医を選ぶにあたって、できるだけ腕のいい先生に見ていただきたいと思うのは、誰でも同じではないかと思います。


その際、ちょっと気になったのが、年齢と腕の関係です。

歯科医として仕事を始めてからある程度の年齢までは、経験とともに技術が向上するのではないかと思うのですが、ピークを過ぎると、視力や体力の衰えから、最も脂が乗った時期よりは治療精度が劣るのではないかと素人ながら思います。


そこで、だいたい何歳くらいから衰えを感じ、また、何歳くらいで引退される先生が多いのか気になったので、質問させていただきました。

もちろん個人差が大きいことは承知の上ですので、個人的なお考えを聞かせていただけたら幸いです。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-05 00:48:08
まったく意味の無い議論です。

例えば卒後すぐ(浪人、留年しなければ24歳)の歯科医の技術力を100とします。

その後毎日努力して年間技術力を10ずつ上げてきた歯科医。
かたやまったく努力せずそれでも慣れで技術力が1ずつ上がってきた歯科医。

両者を比べます。

例えば年齢的にMaxなのが20年後とします。

20年後努力した歯科医の技術力は300、努力しなかった歯科医の技術力は120です。

この時点で比べる事の無意味さが解って頂けると思います。

視力は拡大鏡などの道具で、体力は時間を掛ける事によって補えます。



当然一人の歯科医のピークは有ると思いますが、努力した歯科医のピークを過ぎた歯科医とピークの努力しなかった歯科医では比べるまでも有りません。


それを踏まえて
>何歳くらいから衰えを感じ、また、何歳くらいで引退される先生が多いのか気になったので、質問させていただきました。

まったく個人的なことだと思います、元気だけど引退される先生もいますよ。
逆にほとんど趣味のように診療されてる先生もいます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 01:48:32
ずっと昔にも似た様なご相談があり、その時も答えは出なかったですね。

それぞれ頑張っている先生は自分ぐらいが「乗ってる」と感じる様で(笑)


違う見方をして、医業で売上が一番上がるのは30代後半だったか40歳前後ぐらいというのが多いそうです。

ですけど「売上」と「質」に相関はたぶんないですからね^^;


視力に関しては全くその通りで、怒られるの覚悟ですけど年配の先生で裸眼で仕事されてる方は自分ならちょっと・・という感じです。
(以前も書いたのですが、入れ歯などは年配の先生の方がむしろいいかなと思いますけど、むし歯などの精密な治療は年齢は別としてもよく「見えてる」先生がいいです)

引退時期に関しても、定年がないので人それぞれですね。
嬉しいやら悲しいやら・・

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 06:46:57
おはようございます。

個人的にですが、人間は老いていきますね(^^ゞ 僕も。

ですが老いたからといっても、得意分野を持っている先生もたくさんいます。

ですので若いから何でもいいとは思いませんね(>_<)


今回、自分が何の治療を受けたいのかもにもよると思うのですが、得意分野を受けるのであれば年齢は関係ありませんよ。

回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-04-05 08:29:22
私自身は40歳ごろから視力の衰えを感じてきました。
さらに60歳過ぎてから持続力(根気)が落ちてきたような気がします。

ただもちろんこれらの事には対応策があります。


技術力、理論的背景などは現在でも進化しているつもりです。

現実、臨床面で衰えを感じた事は63歳の今でも感じた事はありません。

80歳までは臨床最前線にいるというつもりです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 08:53:39
興味深い質問ですね

私は55歳ですが、知識も技術も今までの中で、今日が最も最高潮です。
勉強するのをやめるのは引退する時と決めていますので、引退するまでそれは続くと思います。



但し、伊藤先生と同じように、体は衰えを感じます。

幸いに目に関してはまだ大丈夫ですが、体力は持ちません。
夜遅くまで、あるいは徹夜で勉強するということはもう不可能です。

その分朝早起きして、時間を作っています。
(年寄りくさいですね)


それに、年間休日は125日ほどで、大企業並みです。
但し半分ぐらいは、学会やセミナー、勉強会など仕事関係でつぶれますが。


伊藤先生のように80歳までとは言いませんが、70歳までは仕事をしたいので、週に2回はジムに行って運動をしています。
(寒い時は1回に減ってしまいますが)

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 09:23:43
>そこで、だいたい何歳くらいから衰えを感じ、また、何歳くらいで引退される先生が多いのか気になったので、質問させていただきました。

37歳にして肉体の衰えは感じていますよ。
(たた、経験値は上がっている気はします)

引退に関しては我々世代は年金もまずあてにならないので、多くの歯科医師は体が動かなくなるまで働かざるをえないと思います。


たぶん、これを知っても上手な歯科医院を受診するヒントにはならないと思いますよ^^;

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 09:43:40
そうですね…。

僕も42歳になりましたけど、自分の中では日々「まだまだだなぁ…」と思いながら診療に臨んでおります。


そして、いろいろな先生方を見ていると「年齢の割に(おっと失礼!)、この先生スゴイなぁ」と思う先生もいれば「この人、ダメだな」と思う人もいます。

小牧先生なんか、半年で3回、東京のセミナー会場でお会いしましたからね。
全くの偶然で驚きましたけど(@_@;)。

伊藤先生とも1月の勉強会でお会いしましたし…。



あと、ノア先生や北野先生が書かれているように「分野によって」経験が行かされる分野(入れ歯など)とセンスが必要な分野(レジン修復など)によっても変わって来ると思いますよ。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 10:53:41
歳をとってもバリバリやっている方もおられます。
逆に早々に臨床から離れる方もいます。

自分自身の向上心次第では有りませんか?


目が見にくくなれば、拡大鏡を使うと思います。
長時間の診療がえらくなれば、診療時間を調節するでしょう。

我々の仕事はいわゆる自営業の歯科医が多いと思います。
自分がやめたと言わない限り、一生歯科医で有り続けます。

歯科医では有りませんが、聖路加病院の日野原先生はあの高齢にもかかわらず、現役の医師として、いまだに社会に貢献しています。
人それぞれ得意分野が有るので、診療の比率を変えながら、診療すると思います。

私ごとですが、父親は今年で87になりますが、3年前迄現場に出ていました。
一日に診る患者数は少ないですが、その歳迄現役でした。


この歯チャンで回答をしている人はよほどの大病を患はない限り、続ける方が多いと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-04-05 11:32:57
技術に年齢には関係ありません。

私の父(81歳歯科医)は視力や体力的に無理な分野は若い先生と提携して診療を続けています。
「辞めたいが患者が辞めさせてくれん」そうです。


やまだゆうきさんの年齢ではちょっと無理ですが・・・

かかりつけ医を探すなら「10歳ぐらい年下」が良いと思います。

年代が近いとお互いに理解しやすいですし、年下なら最後まで診てもらえる可能性が高いからです。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: やまだゆうきさん
返信日時:2012-04-05 19:13:17
大変多くの先生方にご回答いただき、感動しております。

個人的に印象に残ったのは、肉体的な衰えは感じるけれども、それを補うことは可能であるし、実際に今現在が最高潮であるとのご意見です。

また、80代になっても診療を続けられている先生のお話が複数あったことも興味深かったです。


貴重なお時間を使ってご回答くださり、本当にありがとうございました。



タイトル 歯科医は何歳位で肉体的衰えを感じたり引退したりするのか?
質問者 やまだゆうきさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科医師関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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