クイック矯正で前歯を差し歯にしたが噛み合わせが悪い

相談者: 中野東さん (35歳:女性)
投稿日時:2012-05-14 03:40:31
夜分遅くに失礼いたします。

先日片出っ歯を治すためクイック矯正という名の、上左右1番2番の計4本をジルコニアクラウン差し歯にする治療を行いました。

右1番のみもともと神経がなかったためファイバーコアをたて、その他3本は自歯をけずりました。
(その後、このサイトを拝見し、自分がいかに愚かな事をしたのかということがわかり大変後悔しております。)


2月の末に仮歯から本歯につけかえましたが、噛み合わせの調整の為現在も仮付の状態です。

この間の治療で

「もうクラウンを削ることはできないので、下の歯を削ります」

といわれ下の歯を数ミリ削りました。
それから数日過ごしましたが、まだ噛み合わせがしっくりきません。

また、寝てる時に下の歯を上の歯にぎゅっと押し付けてしまうようで下の歯が少し動揺するようになってきています。

噛み合わせがまだよくないことを伝えて、下の歯をまた削られることはできるだけ避けたいと思っています。


今思えば、仮歯の時は元の歯並びにかなり近い状態でしたので噛み合わせに全然問題ありませんでしたが、本歯でいきなり綺麗な歯並びにした為、削っても下の歯がぶつかるのではないだろうかと考えてしまいます。
(元の歯列は右1番がすごく飛び出している状態でした。)


◯もう一度仮歯をつけてもらってやり直したほうがいいのでしょうか。

◯もし、それはできないといわれた場合は 仮付のまま違う歯科にいったほうが、 クラウンを変えるときに地の歯を痛めないでしょうか。

◯新しくクラウンを作ってもらえた場合に、厚みを少しでも減らして作ってもらうことは可能なのでしょうか?


あの分厚い状態の物がまたはめられ調整にまた2ヶ月かかるのは辛いです。
奥歯がほとんど噛み合わない状態があんなに苦しいものだとはじめて知りました…。


もとはといえば自分の軽率な行動が原因なのですが、できる限りもう他の歯やクラウンの地の歯を痛めたくはありません。

先生方のご意見を伺いたいです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-05-14 08:21:03
ご相談ありがとうございます。

>◯もう一度仮歯をつけてもらってやり直したほうがいいのでしょうか。

回答

場合によっては、仮歯に戻して本物の調整を口の中で削るのではなく、外で技工士さんに修正してもらう事も有効です。

その前提として、本物が修正で良くなるという、正しい削り方で方取りをされている事が必要です。



>◯もし、それはできないといわれた場合は仮付のまま違う歯科にいったほうが、クラウンを変えるときに地の歯を痛めないでしょうか。

回答

場合によっては、その方がまた歯への刺激が多くなる事があります。



>◯新しくクラウンを作ってもらえた場合に、厚みを少しでも減らして作ってもらうことは可能なのでしょうか?

回答

もし、そこに原因があれば、徹底的に減らさなければならないでしょう。



奥歯がほとんど噛み合わない状態があんなに苦しいものだとはじめて知りました…。

回答

おつらい事と思います。
一般的に、困った事だけを早く治そうと焦ると、皆様からは想像できない苦痛が待っている事は歯科医療では常識だからです。



>できる限りもう他の歯やクラウンの地の歯を痛めたくはありません。

回答

いったん思いもかけぬ方向に踏み出してしまったとお思いであれば、スタート時点に無傷で戻る方法はありません。
厳しいようですが、何かしらの犠牲は伴う事をお覚悟して取り組む決意が必要となります。

それがこれからの被害を最小限にする近道となります。
その犠牲をどこにするかの自由な選択肢はまだ残っているかもしれません。


闇雲に削る事は避けて、最小限のリスクで現状を解決できるベストな選択肢をお探しになる事です。
日本にあまたある歯科医師の中からその先生をお選びになったご自身のご担当の先生ですから、十分に時間を取ってまず話し合いをする事をお勧めいたします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-05-14 09:10:02
下の歯を削りたくないのでしたら、再製になるでしょうね。

本来、仮歯で最終形態を作った上で、最終補綴物に移行していくものです。

作り直しは、その歯科医院で、無料でしてもらえると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中野東さん
返信日時:2012-05-14 11:42:49
さがら先生

ご回答ありがとうございます。

>場合によっては、仮歯に戻して本物の調整を口の中で削るのではなく、外で技工士さんに修正してもらう事も有効です。
>その前提として、本物が修正で良くなるという、正しい削り方で方取りをされている事が必要です。

仮歯にもどして再度本歯の形を作製していただけるようお願いしてみます。
今回のように口の中での調整で2ヶ月かかるのは普通のことなのでしょうか?


>場合によっては、その方がまた歯への刺激が多くなる事があります。

そうなんですね。
接着が弱いほうがもし他の歯科でのやり直しを行うときいいいのかと思ってしまいました‥。
ありがとうございます。


>もし、そこに原因があれば、徹底的に減らさなければならないでしょう。

厚みについても相談してみます。


>厳しいようですが、何かしらの犠牲は伴う事をお覚悟して取り組む決意が必要となります。それがこれからの被害を最小限にする近道となります。
>その犠牲をどこにするかの自由な選択肢はまだ残っているかもしれません。

胸にささるお言葉です。
後悔だけが募りますが、噛み合わせを第一に次の治療に進みたいとおもいます。

担当の先生にお話しをしてみます。
今更作り直しかと口には出さなくとも、気分を害されないか少し心配です。。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中野東さん
返信日時:2012-05-14 12:06:04
中山先生

ご回答ありがとうございます。

>下の歯を削りたくないのでしたら、再製になるでしょうね。

クラウンを最初にいれた時と、先日とで2回削られておりこれ以上は削られたくないというのが本心です。


>本来、仮歯で最終形態を作った上で、最終補綴物に移行していくものです。

今更ながらその点が私も気にかかっております。
仮歯の時は「本歯は綺麗になるからねー」と言われただけでした。
自分の勉強不足でした‥。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-05-14 12:36:51
例えば、噛み合わせが深ければ(前歯を噛み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を被い隠す)それなりの、出っ歯であれば出っ歯なりの機能を担っている場合が多く、審美的な理由で、その形態の一部を変えることは慎重に行う必要があると思います。


もし重度のケースでしたら、やはり矯正的なアプローチは必須で、上の前歯を相対的に上方に移動させることが必要かもしれません。

また、下顎を前方に動かし難い場合には、上の前歯の長さを従来よりも少し短くするなどの審美的妥協によって解決するかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中野東さん
返信日時:2012-05-14 13:30:58
藤森先生

ご回答ありがとうございます。

>例えば、噛み合わせが深ければ(前歯を噛み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を被い隠す)それなりの、出っ歯であれば出っ歯なりの機能を担っている場合が多く、審美的な理由で、その形態の一部を変えることは慎重に行う必要があると思います。

まさに噛み合わせが深いです‥。
(それは今の担当の先生にも指摘されましたが生まれつきのものなので治療しなくても大丈夫だろうと言われました)

私の片出っ歯は意味のあるものだったんですね。
確かに右上の1番が斜めにはえている出っ歯でしたが、右下1番もすこしだけ他の歯より前にでています。


>もし重度のケースでしたら、やはり矯正的なアプローチは必須で、上の前歯を相対的に上方に移動させることが必要かもしれません。

そうなんですね‥。
下の前歯は全く見えない状態です。

歯列矯正、検討しようかと思います。
前歯4本差し歯ということが非常にネックになりますが。。
ゆっくりでいいから直したいです。


歯は仮歯の時に唇がきれて血がでるため、元の歯より短くつくってもらいました。
今は犬歯が1番長い状態です。

起きてる時は常に歯の事を考えてしまいます。。
回答 回答4
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-05-14 18:43:47
咬み合わせが深い場合の上顎前歯部の歯冠補綴では、時々このような問題が生じることがあります。

まして、今回のように出ている歯の歯冠を引っ込めるように作っていただいた場合にはその可能性は大きくなります。


矯正などによって咬み合わせを浅くすることが望ましいと思います。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-05-14 18:52:24
>まさに噛み合わせが深いです・・・。
>(それは今の担当の先生にも指摘されましたが生まれつきのものなので治療しなくても大丈夫だろうと言われました)

少し難しいのですが、噛み合わせが深くなるのは生まれつき(発生期)よりも、成長発育期の諸々の要因によって形成される比重が大きいように感じています(単に個人的意見ですが)。



右上1番と右した1番が呼応して、その形を作り上げてきたように、上の歯・顎と下の歯・顎、前歯奥歯の高さ、舌が歯列に与える圧力と唇や頬が与える圧力・・・etc.多くの要素がそれなりに調和している場合があろうかと思われます。

後天的に、その一部分の形態を意図的に変える場合には他とのバランスを考えて、場合によっては少し時間をかけて、その反応を見ながら行うのが無難だと思います。
担当の先生とよく話し合われてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中野東さん
返信日時:2012-05-15 22:14:44
伊藤先生

ご回答ありがとうございます。

やはり一部分だけ整えるというのは無理があるんですね。。
矯正検討してみます。
ありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 中野東さん
返信日時:2012-05-15 22:31:05
藤森先生

長い時間をかけて少しずつ出ていった歯を急に整った歯列にするということはいろいろな問題を引き起こすのですね。
担当の先生と話していきたいと思います。


先生がたのおかげで、どうしたらいいかわからず混乱する気持ちが少し収まりました。
もっと早くこの相談所をみつけたかったです。

また何かありましたら相談させていただきたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル クイック矯正で前歯を差し歯にしたが噛み合わせが悪い
質問者 中野東さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 審美歯科治療(人工の歯)
噛み合わせに関するトラブル
クイック矯正(セラミック矯正、補綴矯正)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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