上顎洞炎で耳鼻科通院中。6番が洞底線を突き抜けているが虫歯が無い

相談者: ぱぱらさん (35歳:男性)
投稿日時:2012-06-21 01:03:25
はじめまして。
お世話になります。

頭痛、左目の奥のほうの痛み・かすみ、口臭、後鼻漏があり耳鼻科に通院して半年になります。
CTの撮影の結果、上顎洞に小さなポリープがあることが分かりました。
しかし、手術を要するほどの大きさでなく薬での治療を薦められて継続しています。

最近、水を飲むと目のかすみがひどくなることに気づきました。
さらに、ぶくぶくうがいをすると左の鼻の穴から水がにじんでくるようになりました。

こちらの、サイトで口と上顎洞が交通することがあると拝見し、かかりつけの歯科パノラマのレントゲンを撮影しましたところ、6番が洞底線を突き抜けているが、虫歯は見られず、歯茎にも問題がないといわれ、耳鼻科で治療を続けるよう言われました。

こちらのサイトの上顎洞炎の解説でも奥歯に深い虫歯があることが絶対条件とあります。

ぶくぶくうがいをして鼻から水がにじみ出てきたりすることは歯性上顎洞炎のほかに原因として考えられるものがありますか?
口に入れたものが鼻のほうに行かないようにする方法がありますか?

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-06-21 01:22:39
こんにちは。

口に水を含んでぶくぶくうがいをした際に鼻に水が行くとすればその経路は3通り考えられます。のどから鼻にのぼる場合、口から直接鼻に行く場合、口から上顎洞を経由して鼻に行く場合です。

のどから行く場合は何かの拍子に誰にでも起こることがあります。
その場合は鼻の奥が痛くなったりするので感覚でわかると思います。

口蓋や上顎前歯部の口蓋前庭に穴(瘻孔)が開いていると口から直接鼻に行きます。
口蓋や上顎の腫瘍を切除したり、骨折や形成手術を受けたりした後に瘻孔ができた場合です。
先天的に口蓋裂や顎裂がある場合も口と鼻がつながります。
軟口蓋裂の場合は気づかない場合もあります。
特に粘膜下裂で表面粘膜には小さな瘻孔があるだけの場合は発見が遅れます。

歯性上顎洞炎などで口と上顎洞が交通している場合もあります。
抜歯後に上顎洞と交通し、傷が塞がらずに瘻孔が残る場合もあります。

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2012-06-21 01:30:48
ぱぱらさん、こんにちは。

>こちらのサイトの上顎洞炎の解説でも奥歯に深い虫歯があることが絶対条件とあります。

上顎洞炎には、歯が原因のもの(歯性上顎洞炎)と、歯は関係なく耳鼻科的な原因によるもの(鼻性上顎洞炎)があります。

本サイトに書かれている内容は、歯性上顎洞炎に関するものです。

一方、

>かかりつけの歯科パノラマのレントゲンを撮影しましたところ、6番が洞底線を突き抜けているが、虫歯は見られず、歯茎にも問題がないといわれ、耳鼻科で治療を続けるよう言われました。

という内容を拝見する限り、担当の先生は、歯性上顎洞炎の可能性は低いと考えられているのでは、と思います。

鼻性の上顎洞炎や、歯や歯茎と関係しない上顎洞の症状であれば、基本的に歯科ではなく耳鼻科の診療領域となります。

ただし、

>ぶくぶくうがいをすると左の鼻の穴から水がにじんでくるようになりました。

とのことで、これは、口と鼻(あるいは上顎洞)が交通していることも考えられます。

その場合は、複数の原因が考えられ、その原因を確認する必要があると思います。

個人的な感想としては、この「口に含んだ水が鼻から出てくる」といった症状を、歯科の先生、耳鼻科の先生の双方に、もう少しご相談された方がいいように思います。

あるいは、病院の口腔外科を受診されることも、一つの選択肢だと思います。

お大事になされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱぱらさん
返信日時:2012-06-21 22:04:16
先生方

ありがとうございます。

>口蓋や上顎の腫瘍を切除したり、骨折や形成手術

を受けたこともなく抜歯もしていないので、かかりつけの先生もそのあたりを含めて耳鼻科での治療継続を薦められているのだと思っています。

「口に含んだ水が鼻から出てくる」ところを具体的に先生に診てもらおうと思います。

ありがとうございました。



タイトル 上顎洞炎で耳鼻科通院中。6番が洞底線を突き抜けているが虫歯が無い
質問者 ぱぱらさん
地域 埼玉
年齢 35歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 上顎洞炎(蓄膿症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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