神経を抜いた歯が多い場合の歯列矯正中と終了後のリスク

相談者: ゾイさん (35歳:女性)
投稿日時:2012-07-13 10:36:21
こんにちは。
矯正についてご相談させていただきます。

下の前歯の並びがガタガタなのと上の前歯が出っ歯で口を開けてしまうので、歯列矯正をしようと思い、5軒ほど矯正歯科専門医をまわって決めた歯列矯正専門医院で先日レントゲン撮影、診断、治療の説明を受けてきましたが、特にリスクに対する説明がなく、少し心配になってきました。

以下のような状況で、治療中のリスク、治療後将来的なリスクとしてどのような事が考えられますでしょうか?

こちらで伺った知識を踏まえて、お願いしようと思っている矯正歯科の先生に話をしてみようと思いますので、アドバイスをお願いいたします。



■上:
右1番:事故でぶつけて神経を抜いている歯。
右2番:同様に事故でぶつけて折れて差し歯しなっている。
   (太いメタルのコアが入ってます。)
   右8番:神経を抜いている
   左8、7、6番:神経を抜いている

■下:右8、7番:神経を抜いている
   左8番:神経を抜いている

上下、左右の5番、合計4本を抜歯すると言われました。
セカンドオピニオンを聞いた他の先生も口元が変わるし、ぜひやった方が良いという話ですが、やっぱり心配なので、こちらでいろいろご意見が聞ければと思います。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-07-13 15:27:27
ご相談ありがとうございます。

一般的な神経を抜いた歯のリスクは、矯正治療中に腫れてきたり痛くなったりするかもしれないことです。

また、矯正治療中は虫歯がとてもできやすくなりますが、神経のないはは痛みが出ないため、むし歯の発見が遅れると抜歯になってしまうこともあり得ます。

あるいは、神経を取ると被せてしまうことも多く、被せ物のフィットが良くないと、矯正治療中に悪化しやすい歯周病が、特に急速に進行してしまうリスクもあり得ます。


しかし、それだけ診ていただいて、何の説明もないのであれば、全く心配なさそうなのではないでしょうか。


ただ、私個人的には、誰にでもリスクが高まるため、矯正治療中は予防診療を並行すべきだと考えてはおります。

治療前にお確かめになると良いのではないでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-07-13 19:07:13
ゾイ・さんへ。

右上の1番と2番の2本が気になりますね。

いつ頃の事故なのでしょうか。
事故の件は矯正の先生に伝えていますか。
  
強打した歯牙レントゲンで写らない部分で、骨性癒着している場合が有りますので、矯正時に少し注意が必要と思います。
先生に事故の事を伝えて下さい。


強打した差し歯の所ですが、矯正中に歯茎との境目が見えてくるかもしれません。
  


私が気になるのは以上の点です。 
後は、さがら先生のおっしゃっている予防処置をしっかりお願いします。
そろそろ、歯周病も気をつける年齢と思いますので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゾイさん
返信日時:2012-07-14 08:01:32
さがら先生 志築先生

早速、アドバイスいたただきましてありがとうございました。


事故は13年前です。
先生にはお話、しましたが特に何もおっしゃってなかったので、もう一度確認するのが良いですね。



もう二点、伺いたい点があります。
よろしくお願いします。

事故でぶつけて折れて差し歯にした歯ですが、かなり太いメタルコアが入っています。
メタルコアが入っている差し歯は圧力がかかったりすると根が割れる可能性があると聞きました。

治療中もしくは治療後、矯正の力がかかることによって、根が割れるリスクが高くなると言うことはないでしょうか?


また、もう一点、抜歯しする上下左右5番の歯は神経がある歯です。
左はあえて5番ではなく、神経を抜いてしまった6番を抜歯するようには出来ないのかな?と思いましたが、いかがでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-07-14 11:12:09
矯正によって歯が折れる事はまず無いでしょう。
矯正の場合力はそれほど強くはかけませんので。

メタルコアが折れる原因では有りません、メタルコアを入れる為に、歯質を削りすぎた場合に起ることです。



スペースを確保する為の抜歯は、5番もしくは4番が基本です。
6番の歯は噛み合わせの中心になりますので、この歯を基本点として他の歯を移動します。

その大事な歯を抜く事は通常は行いません。
余程の保存出来ない理由が有れば抜きます。


歯の矯正は、素人が考えている程簡単な物では有りません。

人間の歯は固い岩盤の上に支柱を打ち込んで、しっかりと固定している物では有りません。
極端に言えば、砂の上に杭を立てている様な物です。

口の回りの筋肉や上下の噛み合わせ、舌の動き等と、個々の歯牙の持ちつ持たれつの接触によりバランスが保たれているのです。
ピサの斜塔の様な物です。


矯正の先生を十分に信頼して、しっかりと治療をして下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-07-14 14:41:42
>治療中もしくは治療後、矯正の力がかかることによって、根が割れるリスクが高くなると言うことはないでしょうか?

矯正力で治療中に歯根破折を起こすことはないと思います。


ただ、矯正で歯を動かしていくと、噛み合わせが強く当たる歯が出てきますので、その時は噛み合わせの調整が必要になる場合があります。

矯正専門医であれば、そこら辺のチェックもちゃんとやってくれると思いますよ。

治療後に割れるとしたら、それは矯正力と関係ない原因で割れてくると思います。




抜歯しする上下左右5番の歯は神経がある歯です。
>左はあえて5番ではなく、神経を抜いてしまった6番を抜歯するようには出来ないのかな?

出来ない事はないでしょうが、かなり矯正の時間がかかると思います。
時間がかかることによって別の弊害(歯根吸収など)が出てくる可能性もあります。

それに、噛み合わせのバランスもとれにくいでしょうし、歯種も左右違ってきますので、あまり選択しない方法だと思います。


ここら辺は、ネットで相談されるより、実際お任せする先生に直接 疑問点を尋ねてみたほうがいいでしょう。
その方がスッキリするのではないでしょうか?



他にも神経を抜いている歯が何本かあります。
これ以上神経を抜く事が無いように、今後は、さがら先生が言われているよう予防診療にも気を使われたほうがいいでしょう。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゾイさん
返信日時:2012-07-15 22:02:09
さがら先生 志築先生 岡先生

アドバイス、ありがとうございました。
いただいたアドバイスをふまえて、お願いしようと思っている先生に確認してみます。

ありがとうございました。



タイトル 神経を抜いた歯が多い場合の歯列矯正中と終了後のリスク
質問者 ゾイさん
地域 神奈川
年齢 35歳
性別 女性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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