学校検診でも使用が制限される探針を用いて虫歯検査をされて困惑

相談者: キムワイプさん (25歳:女性)
投稿日時:2012-10-16 21:30:33
はじめまして。
先日受けた歯科検診について疑問があり、投稿させていただきました。

先月、特に痛む歯はなかったのですが、検診を目的に歯科医院を受診しました。
マイクロスコープを導入し、米国根管治療を謳っている自由診療医院です。

そこでの診察の際に、初期虫歯で黒くなっている4番頬側の頚部と、6番の近心隣接面矯正治療でちょうど隙間ができたため、見えるようになった)を探針で触られたことに、疑問を抱いてしまっています。
診断結果は、進行性の虫歯ならば柔らかい感じがするものだけれども、固い感触だから問題ないとのことです。

しかし、学校歯科検診においてすら探針の使用が制限されるようになった現在、なぜにマイクロまで持っている自由診療医院で探針?と、モヤモヤしてしまっています。
ちなみに現在矯正治療中のため、レントゲンでの検査はできませんでした。

初期虫歯の検査において、今なお探針には他の診断方法には代えられない有効性があるのでしょうか?
最近になって、探針で触れられた4番の辺りが冷たいもので沁みるような感覚があり(もともと知覚過敏なので、一概に虫歯で沁みるとは言えないのですが)、戸惑っています。

探針使用以外の点については満足できる医院であるだけに、今後もかかりつけとするか、他の医院を探すか迷っています。
いずれにせよ、歯が沁みる件については早い段階で歯医者さんの診察を受ける必要がありますので、結論を出すために先生方のご意見を伺いたい次第です。

お忙しいところ恐縮ですが、ご意見をいただけると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-10-16 21:49:18
短針ではなく現在ですとレントゲンの変わりにレーザーで虫歯の検査も可能ですね。

マイクロがあるから良いのではなくマイクロがあって使いこなしていることが重要で、また、マイクロがないから駄目でもなくマイクロがなくても代用出来る技術があれば良いと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-10-16 23:14:10
こんばんわ。

> 学校歯科検診においてすら探針の使用が制限されるようになった現在、なぜにマイクロまで持っている自由診療医院で探針?

※ 不用意に、無理な力を加えて、エナメル質の構造を破壊するような、探針の使い方は、好ましくないです。
 私は、23区内で、学校医をしていますが、探針の使用に、そこまで厳しい、制限はありません。


> 初期虫歯の検査において、今なお探針には他の診断方法には代えられない有効性があるのでしょうか?

※ 触診は、大切な、一診断方法です。
“探針で調べた”=”悪い歯医者”と、結論つけるのは、ちょっと無理があるような気がします。
(私見です)

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-10-17 00:27:10
こんにちは、個人的な感想としてですが、

小児の健診の為の探針診査と
成人の診断の為の探針診断は
意味合いが少し違うと思いますよ。

健診では1日50人以上の人を診るので、その場で探針を用いて不用意な確定的な診断は控えるべきだと思います。
生えたてのエナメル質は弱く虫歯でない歯も傷を入れる可能性もありますし。

ただ、今回はマイクロを用いて部位を絞り、レントゲン撮影が行えない中、診断を下す為に行った探針診査ですから、個人的には「あり」だと思います。

私もすると思います。

歯科の中には怪しい時には切削診断と言って、歯を小さく削って診断することもあります。

これも私は年に1〜2本患者さんに話して了解を得たうえで行います。

症状があり原因歯を特定する為には削るのもやもうえない時があります。


逆に今回、探針で触らなかったことで進行性の早く治療した方が良い虫歯を見逃し、数カ月後に抜髄になったとしたら、あの時探針で診査さえしてくれていれば・・・

となりませんかね!?^^;


>探針使用以外の点については満足できる医院であるだけに、今後もかかりつけとするか、他の医院を探すか迷っています。

何を満たせば合格点なのですか!?
治療の度に「?」が出てきますよ。


私見ですが、
初期虫歯の検査

これってレントゲンが撮れない限りかなり難しい診断ですよ。

多くの場合歯科医師毎に診断が異なり、経験からくる主観で診断が下るので、「A先生は削った方が良い」といいますし、「B先生は経過観察」、「C先生は虫歯ではない」と判断しますよ。

少なくともレントゲンがあれば、表層に問題なさそうに見えて、深層に進行している虫歯は見つけられる時があります。


あまり気になるようでしたら、他の歯科医院を受診してみてください。


ホントはレントゲンが撮れるようになってからの方が診断はしやすいですけれどね^^


おだいじに

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-10-17 08:22:52
そうですね。。

同じくですが探針を使ったら絶対にダメなんでしょうか(^_^;)

もし使ってダメならば医療は信用大事ですので、ぜったいに使わない医院に変わられたほうがいいと思います。

個人的にですが、僕は使います、全員ではないですがね。。


それか今の医院がそこそこいいのあれば、探針を使うのを控えてもらうようにスタッフに言ってみるかですね。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-10-17 09:07:32
>学校歯科検診においてすら探針の使用が制限されるようになった現在、なぜにマイクロまで持っている自由診療医院で探針?

なぜ学校検診で探針での使用を控えるようになったかご存知ですか?


いろいろな理由があるのですが、そのひとつに

「学校検診において、万が一、エナメル質を傷つけてしまったらその場で修復する事が出来ないから」

なんですよ。


なので、その理由から言えば「その場で修復処置をする事が出来る歯科医院内であれば探針を使っても差し支えない」という事になります。


井野先生同様、僕も「アリ」ですね。
ましてやレントゲン検査をしなかったらやるでしょうね。
(というよりレントゲン検査をしない時点で歯科医院での健診の意味はかなり減ると思います)

僕は探針より細い針(#08のファイルを使って)でやりますよ。


初期虫歯の検査において、今なお探針には他の診断方法には代えられない有効性があるのでしょうか?

う蝕の診断の一つは「硬さ」ですから、物理的に硬さを調べるのは非常に有効な手段です。

繰り返しになりますが、レントゲンなどの「非破壊検査」が出来ない状況であれば「マイクロによる視診以外の方法」ではせざるを得ないと思います。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-10-17 09:12:14
キムワイプ さん、今日は

少し勘違いされているようですね。

>学校歯科検診においてすら探針の使用が制限されるようになった現在、

これは禁止ではなく制限です。
小窩裂溝(噛み合わせのみぞ)に対しては使用をかなり制限していますが、平滑面(噛み合わせ以外の平らな面)では、垂直に強く当てないというような制限だけで、一般的には、プラークを除去したり、表面の固さを診たりする際の使用は制限してきません。


>そこでの診察の際に、初期虫歯で黒くなっている4番頬側の頚部と、6番の近心隣接面矯正治療でちょうど隙間ができたため、見えるようになった)を探針で触られたことに、疑問を抱いてしまっています。
>診断結果は、進行性の虫歯ならば柔らかい感じがするものだけれども、固い感触だから問題ないとのことです。

適切で正しい診査方法だと思います。


>初期虫歯の検査において、今なお探針には他の診断方法には代えられない有効性があるのでしょうか?

初期う蝕の進行程度と、活動性を診査するための方法としては、視診と視診とレントゲン診査に次いで、最も有効な診査方法です。

さらに補助的な診査方法として、レーザー光を用いたダイアグノーデントという機械もあります。

(但し、この機械はあくまでも補助的な役割で、経験豊かな先生なら必要ありません。また、この機械は診断精度がさほど高くないので、頼りすぎる方が問題です。)

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回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-10-17 10:29:11
キムワイプさん、こんにちは

短針の使用に関しては諸先生と同様、私も使用すると思います。

マイクロスコープを導入し、米国根管治療を謳っている自由診療医院です。

ということは裏を返せば、根管治療にマイクロを使うけど、カリエス治療に使うとは限らないということのような気もします。

実際、マイクロを持っている先生を数多く存じ上げておりますがその使用方法は先生方それぞれです。

すべての治療に使うという櫻井先生のような先生もいらっしゃいますし、主に根管治療や形成後のチェックに使うという私のような者もいます。

マイクロを持っているからどうだということでなくて、その先生のコンセプトというか考え方がキムワイプさんに合うか否かということだと思います。

参考になれば幸いです。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: キムワイプさん
返信日時:2012-10-17 21:05:06
先生方、ご回答くださってありがとうございます。
1日でこんなに多くの先生からコメントをいただけるとは思っていませんでしたので、驚いています。

探針の件、私の勘違いだったようですね。
こちらのサイトでも、ダイアグノデントの値が○○で不安、といった質問は多く見かけますが、探針について質問される方は少ない(ように私は感じています)ので、虫歯の診断にはあまり使われなくなっているのかと勝手に思い込んでいました。

また、探針の弊害に関する情報をネット上で比較的多く目にするため(学校検診での使用が制限されるようになった時には、全国紙にもいろいろ書かれていたように思います)、何を目的として、どのような条件下で、誰に対して使用するか、という肝心な情報を見落としていました。
素人判断で寄せ集めた情報に振り回されてしまったようです。

ぶしつけな質問内容を不快に思われた先生がいらっしゃいましたら、お詫びいたします。
自分にとってベストな先生に巡り会えたという気持ちが強いだけに、探針の件が引っかかってしまっていました。
言い訳がましいですが、仕事でほとんど睡眠をとっていない状態で書いた文章を投稿してしまったので、今読み返すと恥ずかしいです。

ボランティアで質問に答えてくださった加藤先生、川崎先生、井野先生、北野先生、櫻井先生、小牧先生、畑田先生、本当にありがとうございました。
また、運営者の田尾先生をはじめ、歯チャンネルを支えている多くの先生方にも、この場をお借りして感謝申し上げます。



タイトル 学校検診でも使用が制限される探針を用いて虫歯検査をされて困惑
質問者 キムワイプさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
その他(診断)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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