ほとんどの歯が極度の楔状欠損となり悩んでおります

相談者: 悩める中高年さん (52歳:男性)
投稿日時:2012-11-04 21:30:57
1.状況
20代の頃から、すでに30年近く楔状欠損を患っております。

治療の当初より過度の歯磨きを指摘されたため、注意しつつも徐々に進行してきました。
長年冷たいもの、暑いもの、酸っぱいもの、甘いものを口にするとかなり沁みますがダマシダマシやってきました。

歯科医ではその都度レジン詰め物をして頂き、また脱離しては再度削って頂き、レジンを付けるの繰り返しでした。




2.現状
前歯を除くすべての歯(一番奥の歯も含め)の外側が深くえぐれ、薄く茶色に変色しています。

食事のあとは食べ物の残渣が多数このくばみに挟まるため、歯ブラシかうがい薬をしないと人にも話ができないほどの量が溜ります。



3.質問1
(この掲示板をよく勉強させて頂き、楔状欠損は歯磨き方法に加えて、歯ぎしりの防止も重要でナイトガード等の処置も必要であることがよく理解できましたが、これらの処置を順守することを前提にして、)

そもそもほとんどすべての歯が極度の楔状欠損している場合、歯磨き方法の改善、歯ぎしり防止と、繰り返しのレジン充填の3点セットしか治療法はないのでしょうか。



4.質問2
既にくぼみがひどく、レジン充填のための削りの余地がない(これ以上削ると歯が折れそうなほど、根元が細くなってます)のですが、歯根がまだ有るうちに、インプラントのようなものに、全部置換する方法が取れますか。

ちなみに歯は大切なので、治療費は厭いません(治療費は少々高くても頑張って出すつもりです)。



5.質問3
以前成長因子(growth factor)の投与で歯茎が回復するような記事をよみました。
どこかの大学で臨床試験などしているのでしょうか。
やっているのなら人柱で治験に参加してもいいと思っています。



素人が勝手な聞きかじりの情報をもとに質問して申し訳ありません。
ただ本人は極めて深刻に悩んでいます。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-11-04 21:59:20
>そもそもほとんどすべての歯が極度の楔状欠損している場合、歯磨き方法の改善、歯ぎしり防止と、繰り返しのレジン充填の3点セットしか治療法はないのでしょうか。

楔状欠損が多発している方に、歯ぎしりなどの咬合性外傷が関連してエナメル質にクラックが入ってしまうということを十分ご理解されているようで、素晴らしいと思いました。


歯ぎしりをやめることはなかなか難しいので、夜はナイトガードを装着されるとよいと思います。

ナイトガードを夜間装着することが出来れば、治療の選択肢は増えると思います。
つまり、レジンを充填した後にセラミックで覆うラミネートべニアなどで歯を補強するなどです。



いきなりインプラントのような終末医療を選択されるのではなく、できるだけご自身の歯を大事にする方法を選択されたほうがいいと思います。


ちなみに、接着修復は以前はエナメル質が残っていないと困難でしたが、現在は様々な手法を用いて象牙質やレジンや修復物に接着させることが可能になっています。
(今でも接着強度が最も高いのはエナメル質ですが)

お悩みになっていないで、実際に歯科医院を受診して診断していただいてはいかがでしょうか?

その際は、ラミネートべニアに習熟している歯科医院を選択されたほうがいいと思います。



また、この手法でうまくいかない場合次に選択される方法が、歯を削って土台の形にしたのち、全部被覆冠を被せる方法です。
素材によって、セラミックやジルコニア、金、金パラなどいろいろ選択することになります。


咬合性外傷で歯茎が痩せていてもかなり形態修復が可能です。
欠点は、歯をぐるりと削らなければならないので、神経症状が出るケースでは神経の処置が必要になることもあります。

残念ながら、インプラントは万能ではありません。



質問3:
状態がわからないのですが、ヒアルロン酸を歯茎に注入して痩せた歯茎を元に戻す手法もあります(PUREDENT BGなど)。

こういう治療法は自費治療で一般の歯科医院でも受けることが可能になってきています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-11-04 22:05:36
こんばんわ。カワサキです。

>質問1

歯磨き方法の改善、歯ぎしり防止と、繰り返しのレジン充填の3点セット以外に、咬み合わせのチェックも必要です。
横咬みしたときの当たりが強いと、根元に負荷がかかり、楔状の欠損になりやすいです。


>質問2

補綴被せ物)の治療。場合により、神経の治療をして、土台(コア)から、作るやり方もありますが、可能な限り、歯は抜かない・神経は取らない・歯は削らない事が大切です。


>質問3

まだ、人体に応用するまでは、至っていないと思います。
(私見9また、楔状欠損と、歯ぐきの回復は、ちょっと別問題のようなきがします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-04 22:08:20
Q1 どれ位削れているか分かりませんが、レジン充填をした上でクラウンを被せるような治療法ができる位歯質が残っているのでしょうか?



Q2 削らずにレジン充填する方法もあります。
最近の接着剤は強力なので結構もつ場合もあると思います。

歯が残っている部位にインプラントはできません。
残っている歯根抜歯しないとインプラントにはならないと思います。

残っている歯根を利用してクラウンができる事もあると思います。



Q3 残っている歯根を歯肉でカバーするだけならそういう歯周外科手術の得意な先生だと少しは可能性があるかもしれないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 悩める中高年さん
返信日時:2012-11-04 23:32:06
岡山市北区船橋歯科医院の船橋先生
中野区大和町川崎歯科クリニックの川崎先生
名古屋市守山区大森シバタ歯科の柴田先生

さっそく、的確かつ詳細なご指導を頂き有難うございます。


目からウロコとはこの事でしょうか。
いままで、このままレジン充填、削り、充填の繰り返しで最後には根元がポッキリ折れることを想像し、暗澹たる思いで過ごしてきました。

ちゃんと、ラミネートべニアクラウンなどの方法があること、インプラントは歯がなくなってからのもので最終段階の終末治療であり基本的に今考える必要のないことが理解できました。

また、歯茎の縮退と楔状欠損とは基本的には全く異なる現象であることもよく理解できました。



歯学も発展しており、迷わずためらわず、歯科医の先生によく相談すればよかったと反省しきりです。
ボランティアでご回答下さった先生方には深く感謝しております。
また、このような優良且つ善意のサイトの運営者の方に感謝します。



タイトル ほとんどの歯が極度の楔状欠損となり悩んでおります
質問者 悩める中高年さん
地域 千葉
年齢 52歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 楔状欠損(くさび状欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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