虫歯菌抑制について

相談者: こかさん (29歳:女性)
投稿日時:2012-12-13 21:20:15
こんばんわ。
先日はインレーの詰め替えについてご回答いただきありがとうございました。


今回は虫歯菌について教えてください。
虫歯ミュータンス菌ラクトバチラス菌が関係していると様々なところで書かれています。

ラクトバチルスロイテリ菌やラクトバチラスサルバリウス菌がミュータンス菌の増殖を防ぐということで、タブレットも販売されていますが、ラクトバチラス菌を摂取することで口腔内のラクトバチラス菌が増え、虫歯や二次カリエスなどのリスクがあがることはないのでしょうか?
また現在ある虫歯を進行させることはないのでしょうか?



先生方のお考えを教えてください。
宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-12-13 21:31:47
こかさんの年齢ならその様なタブレットを採ったとしても口腔内の細菌相は変わらないか変わっても一時的なものだと思います。

影響は無いと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こかさん
返信日時:2012-12-13 21:42:52
細見先生
早速のご回答ありがとうございます。


私は虫歯リスクがかなり高く、前歯五本以外すべて治療をしています。
先日唾液検査で緩衝能が低いこととラクトバチルス菌がいるのがむし歯の原因だといわれました。

タブレットで改善できればと思いましたが、あまり効果はなさそうということでしょうか。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-12-13 21:43:15
口腔内の細菌相は変わらないか変わっても一時的なものだと思います。
>影響は無いと思いますよ。

という細見先生の意見に賛成です。


菌を抑制しようと思ったら、ご自身の身体が持ち合わせている抑制システムのひとつである「唾液」がカギを握ると思います。


唾液中には、天然の抗生剤であるリゾチームやラクトフェリンなどが含まれており、これらによっても細菌の異常繁殖を防ぎます。

「良質の唾液を十分に出す」ことが重要だと思います。

もし、質が悪かったり、量が少ないようであれば、そうなった原因を探り出してもらって、その対策をすると良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こかさん
返信日時:2012-12-13 21:51:27
吉岡先生
ありがとうございます。


唾液の質が悪いことを改善する方が大切なんですね。
キシリトールのガムがいいと聞いたので改善するように頑張ろうと思います。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-12-13 22:25:48
拮抗菌を利用するといった発想が、もし可能なら、賛同したいのですが、どうなのでしょうかね。
虫歯菌と言われるものの営みはそんなに単純なものでもないのでしょうか?



小牧SD先生、お願いします!

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-12-13 23:44:12
こんばんわ。カワサキです。

ラクトバチラス菌を摂取することで口腔内のラクトバチラス菌が増え、虫歯二次カリエスなどのリスクがあがることはないのでしょうか?

まず、問題ないと思います。

虫歯のリスクを下げるには、
 @ プラークコントロール
 A 食生活・生活習慣の改善
 B 唾液の分泌・粘性
 C フッ素の塗布・利用
などのファクターが、大きなウエイトを占めると思います。


細菌の種類や、タブレットは、@〜Cに比べると、それほど、大きなファクターにはならないと思われます。(私見)



キシリトールのガムがいいと聞いたので改善するように頑張ろうと思います。

キシリトールのガムは、オススメです!


ご参考までに。予防、頑張って下さいネ。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-12-14 12:22:22
虫歯予防のために、ミュータンス菌(MS)やラクトバチルス(LB)を抑制しようとする予防行為はあまり意味がありません。
以下の理由による。

1)虫歯は多種類の細菌によって起こります。
虫歯の原因菌はまだはっきり解明されていません。

たまたまこの二つの菌については、解明が少しだけ進んでいて、比較的検査によって検出しやすいため、よく研究の対象となり、話題にも上るだけです。(コンセンサス)
MSとLBだけでは虫歯は起こりません。(私見)


2)長期間にわたってMSやLBを低レベルにコントロールすることは、臨床的には不可能。



キシリトールや、ノンシュガーのガムを噛むことで、唾液の改善を図ることは、リスクが高い人には有効な予防方法の一つです。

しかし効果を上げるためには、1日2〜3回、毎日続ける必要があります。

ガムはキシリトールに限らず、ソルビトールや還元麦芽糖等の、ノンシュガーガムでも同じような効果が得られます。
キシリトールより安価で、味も色々あって良いかもしれません。



ただし、リスクが低ければわざわざ噛む必要はありません。



でも、ガムを噛む前に一般的な予防は守りましょう。

1)1日2〜3回の、フッ化物を使用と歯磨き
2)炭水化物(糖質)を含む、間食の制限。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-12-14 13:36:27
流石!

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こかさん
返信日時:2012-12-14 21:02:44
藤森先生
川崎先生
小牧先生

教えていただきありがとうございます。
楽して予防はやはり難しいですね。

歯磨きをしっかりとし、フッ素キシリトールを活用し予防を頑張っていこうと思います。


ありがとうございました。



タイトル 虫歯菌抑制について
質問者 こかさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
虫歯その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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