[写真あり] 酸喰歯の治療と進行を抑えるのに気をつけることは? (米国)
相談者:
おはさん (45歳:女性)
投稿日時:2013-04-26 04:37:33
45歳 、主婦。
幼少期より43歳までは上顎前歯の下が凸凹ギザギザしていました。
1.5年くらい前から柑橘類が大好きで主食代わりに良く噛んで食べていました。(グレープフルーツ2個くらいは普通に食べていました)
半年くらい前に酸喰歯という歯の疾患を知り、そのときに自分で良く見てみましたが、そういう状態ではないように思えました。
その頃の、歯のクリーニングの時にも、何も指摘されませんでした。
2カ月くらい前、ふと太陽光の元、歯を診ると象牙質とおぼしき下額の前歯や犬歯辺りに黄色部分が見えました。
他の歯も全体に以前より黄色調に思えます。
また、上顎の前歯が平らになっていました。
軽度の歯肉炎と、X-rayで指摘された比較的小さい齲歯の治療(8カ所も!)で歯科医に行ったときに齲歯とは別に、acid erosionはないかと、相談しましたが、大丈夫と言われました。
しかし、どう見ても酸喰歯に見えるので、このころから最低でも、柑橘類摂取後は、すぐに口をゆすいで、しばらくは歯磨きしないようにしていました。
ただ、このときのレントゲン写真では虫歯の指摘のみでした。
歯肉炎はdeep cleaningでほぼ軽快。
歯列がそこだけ少し悪いので生じた様で、フロスをしています。またこのころから右上顎奥の歯磨きによる刺激時に知覚過敏あり。
本日、歯のmicrocrackに気が付きました。
ちょうど歯の定期クリーニングの受診日だったのでかなりしつこく酸性のものを食べ続けていいのか、と相談しました。
そうすると、サラッと見たときは、大丈夫といっていたdentistも、よく見たのか、象牙質がすでに出ている、歯ぎしりとacidが原因で、多分歯ぎしりが主な原因だから、night gardを付けるように勧められました。
何か、coatingするようなものはないのかと尋ねたところ、象牙質をさらに削ってcomponentを付ける方法があるが、象牙質の露出の程度は今の時点で軽いので、勧められない、と言われました。
また、本日のクリーニングで、水をシャーッとかけられたときに、以前の歯肉炎の治療部と、右上顎奥の歯磨き時に知覚過敏が生じる部分に痛みがありました。
これまで歯ぎしりを指摘されたことはタダの一度もありません。逆流性食道炎もありません。
もちろん世の中には無音性の歯ぎしりがあることは知っていますが、自分の食歴を考えるとむしろacidによるものと考えます(歯には詳しくないのですが、これでも内科医です)。
危ないと知りながら柑橘類を多量摂取していた生活にあることは間違いないので、もちろん止めます。
自らが蒔いた種ですので、致し方ありません。
ここで質問は、
@この程度まで進むと、どうしても虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
Acoatingなどの治療はないのか。
Bなったものは元には戻せないでしょうが、柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?
また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?特にアメリカで手に入りそうなものは?
(大ざっぱなものはすでに確認しました)
どの成分が特に有効か、などを教えて頂けると応用出来るので幸いです。
Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
実は、今の歯医者は日本で4年前に衛生士さんに指摘された虫歯を2度見逃しており、その時よりも進行していたのにX-rayを撮るまで気が付きませんでした。
その歯科医以外にも、他に気が付かなかった歯科医がいます。
現在在米で、歯科医のレベルは格段に日本のレベルの下ですので、その先生だけが藪歯医者、とは思いませんが、期待できません。
まぁ、とりあえず、次回は行かないと思いますが。
また、全て英語による説明なので、予備知識がかなりないと何を言っているのか全く分かりません。
難しいと思いますが、写真(不鮮明ですが)による御判断と適切なサイトなど教えて頂けると幸いです。
画像1 画像2
幼少期より43歳までは上顎前歯の下が凸凹ギザギザしていました。
1.5年くらい前から柑橘類が大好きで主食代わりに良く噛んで食べていました。(グレープフルーツ2個くらいは普通に食べていました)
半年くらい前に酸喰歯という歯の疾患を知り、そのときに自分で良く見てみましたが、そういう状態ではないように思えました。
その頃の、歯のクリーニングの時にも、何も指摘されませんでした。
2カ月くらい前、ふと太陽光の元、歯を診ると象牙質とおぼしき下額の前歯や犬歯辺りに黄色部分が見えました。
他の歯も全体に以前より黄色調に思えます。
また、上顎の前歯が平らになっていました。
軽度の歯肉炎と、X-rayで指摘された比較的小さい齲歯の治療(8カ所も!)で歯科医に行ったときに齲歯とは別に、acid erosionはないかと、相談しましたが、大丈夫と言われました。
しかし、どう見ても酸喰歯に見えるので、このころから最低でも、柑橘類摂取後は、すぐに口をゆすいで、しばらくは歯磨きしないようにしていました。
ただ、このときのレントゲン写真では虫歯の指摘のみでした。
歯肉炎はdeep cleaningでほぼ軽快。
歯列がそこだけ少し悪いので生じた様で、フロスをしています。またこのころから右上顎奥の歯磨きによる刺激時に知覚過敏あり。
本日、歯のmicrocrackに気が付きました。
ちょうど歯の定期クリーニングの受診日だったのでかなりしつこく酸性のものを食べ続けていいのか、と相談しました。
そうすると、サラッと見たときは、大丈夫といっていたdentistも、よく見たのか、象牙質がすでに出ている、歯ぎしりとacidが原因で、多分歯ぎしりが主な原因だから、night gardを付けるように勧められました。
何か、coatingするようなものはないのかと尋ねたところ、象牙質をさらに削ってcomponentを付ける方法があるが、象牙質の露出の程度は今の時点で軽いので、勧められない、と言われました。
また、本日のクリーニングで、水をシャーッとかけられたときに、以前の歯肉炎の治療部と、右上顎奥の歯磨き時に知覚過敏が生じる部分に痛みがありました。
これまで歯ぎしりを指摘されたことはタダの一度もありません。逆流性食道炎もありません。
もちろん世の中には無音性の歯ぎしりがあることは知っていますが、自分の食歴を考えるとむしろacidによるものと考えます(歯には詳しくないのですが、これでも内科医です)。
危ないと知りながら柑橘類を多量摂取していた生活にあることは間違いないので、もちろん止めます。
自らが蒔いた種ですので、致し方ありません。
ここで質問は、
@この程度まで進むと、どうしても虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
Acoatingなどの治療はないのか。
Bなったものは元には戻せないでしょうが、柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?
また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?特にアメリカで手に入りそうなものは?
(大ざっぱなものはすでに確認しました)
どの成分が特に有効か、などを教えて頂けると応用出来るので幸いです。
Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
実は、今の歯医者は日本で4年前に衛生士さんに指摘された虫歯を2度見逃しており、その時よりも進行していたのにX-rayを撮るまで気が付きませんでした。
その歯科医以外にも、他に気が付かなかった歯科医がいます。
現在在米で、歯科医のレベルは格段に日本のレベルの下ですので、その先生だけが藪歯医者、とは思いませんが、期待できません。
まぁ、とりあえず、次回は行かないと思いますが。
また、全て英語による説明なので、予備知識がかなりないと何を言っているのか全く分かりません。
難しいと思いますが、写真(不鮮明ですが)による御判断と適切なサイトなど教えて頂けると幸いです。
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回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-04-26 04:55:12
おはさまおはようございます。
写真拝見いたしました。
この写真からでは食生活の軌道修正だけで十分のように思います。
>@この程度まで進むと、虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
>アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
食生活の軌道修正ができていて甘い物の食べすぎがなければ神経質にならなくてもいいような気がいたします。
>Acoatingなどの治療はないのか。
個人的にはないと思います。
>柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?
>また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?
砂糖の摂取量に気を付けて歯磨きを丁寧にすることでしょう。
>Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
個人的には構わないと思います。
>Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
むし歯にさえ気をつければ特別ないと思います。
>E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
軽度の酸喰症だと思います。
参考になれば幸いです。
酸蝕症 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=120
むし歯のできないおさとうの量 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
毛先磨き http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
写真拝見いたしました。
この写真からでは食生活の軌道修正だけで十分のように思います。
>@この程度まで進むと、虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
>アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
食生活の軌道修正ができていて甘い物の食べすぎがなければ神経質にならなくてもいいような気がいたします。
>Acoatingなどの治療はないのか。
個人的にはないと思います。
>柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?
>また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?
砂糖の摂取量に気を付けて歯磨きを丁寧にすることでしょう。
>Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
個人的には構わないと思います。
>Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
むし歯にさえ気をつければ特別ないと思います。
>E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
軽度の酸喰症だと思います。
参考になれば幸いです。
酸蝕症 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=120
むし歯のできないおさとうの量 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
毛先磨き http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-04-26 11:53:24
おは さん、今日は
食物から起こる酸蝕症は、原因となっている酸性の食品をやめることが最も効果的です。
その点では、既にやめられているので、酸蝕症のために、この先何か特別に治療する必要はないと思います。
>@この程度まで進むと、どうしても虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
>アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
食物による酸蝕症は、一般的に虫歯のできにくいところに起こることが多く、酸蝕症だからといって、虫歯になりやすいことはないと思います。
一般的な虫歯予防を心がければ良いと思います。
>Acoatingなどの治療はないのか。
見た目が気になるのなら、虫歯予防のためでなく、見た目の改善のために治療することはありますが、個人的には何もしない方が良いと思います。
>Bなったものは元には戻せないでしょうが、柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?
>特にアメリカで手に入りそうなものは?(大ざっぱなものはすでに確認しました)どの成分が特に有効か、などを教えて頂けると応用出来るので幸いです。
酸性食品をやめられれば、それ以上することはないと思います。
>Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
食事中の多少の酸性物は、問題にならないと思います。
>Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
酸蝕症に関わらず、一般的な歯周病や虫歯の問題でしょう。
>E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
差真ではよくわかりませんが、大まかにみて、軽度だと予測されます。
また、咬耗(歯ぎしり等による歯先のすり減り)少しあるようにも見受けられます。
食物から起こる酸蝕症は、原因となっている酸性の食品をやめることが最も効果的です。
その点では、既にやめられているので、酸蝕症のために、この先何か特別に治療する必要はないと思います。
>@この程度まで進むと、どうしても虫歯ができやすいでしょうが、どの程度の頻度で、X-rayを含めたcheckをすべきか。
>アメリカで視診による診断を期待するのは困難です。
食物による酸蝕症は、一般的に虫歯のできにくいところに起こることが多く、酸蝕症だからといって、虫歯になりやすいことはないと思います。
一般的な虫歯予防を心がければ良いと思います。
>Acoatingなどの治療はないのか。
見た目が気になるのなら、虫歯予防のためでなく、見た目の改善のために治療することはありますが、個人的には何もしない方が良いと思います。
>Bなったものは元には戻せないでしょうが、柑橘類や酸の強い食物を止める以外、日常生活で進行を抑えるために出来ることは?また、柑橘類以外に危険なものが詳しく載っている文献やサイトなどがありますか?
>特にアメリカで手に入りそうなものは?(大ざっぱなものはすでに確認しました)どの成分が特に有効か、などを教えて頂けると応用出来るので幸いです。
酸性食品をやめられれば、それ以上することはないと思います。
>Cドレッシングのレモン程度はかまわないか?
食事中の多少の酸性物は、問題にならないと思います。
>Dこの状態でこの後の人生(50年間くらい)で懸念されることは?
酸蝕症に関わらず、一般的な歯周病や虫歯の問題でしょう。
>E写真での判定は難しいと思いますが、酸喰歯の程度としてはどのレベルでしょうか?
差真ではよくわかりませんが、大まかにみて、軽度だと予測されます。
また、咬耗(歯ぎしり等による歯先のすり減り)少しあるようにも見受けられます。
相談者からの返信
相談者:
おはさん
返信日時:2013-04-26 20:10:51
相談者からの返信
相談者:
おはさん
返信日時:2013-04-30 23:38:00
調べると、果物はリンゴもブドウもpHの低いものが多いですが、どの程度のpHのものならそれほど問題がない、と言う目安があるでしょうか?
もちろん、個人差、低pHのものとの接触時間など色々あるでしょうが。
もちろん、個人差、低pHのものとの接触時間など色々あるでしょうが。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-05-01 05:06:40
おはようございます。
>調べると、果物はリンゴもブドウもpHの低いものが多いですが
どの程度のpHのものならそれほど問題がない、と言う目安があるでしょうか?
一般的には普通に摂取するくらいならなんら問題はないと思います。
>調べると、果物はリンゴもブドウもpHの低いものが多いですが
どの程度のpHのものならそれほど問題がない、と言う目安があるでしょうか?
一般的には普通に摂取するくらいならなんら問題はないと思います。
相談者からの返信
相談者:
おはさん
返信日時:2013-05-01 08:09:59
山田先生、
いつも素早く答えて頂き、ありがとうございます。
本当にありがとうございました。
いつも素早く答えて頂き、ありがとうございます。
本当にありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 酸喰歯の治療と進行を抑えるのに気をつけることは? (米国) |
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質問者 | おはさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(写真あり) アメリカ(米国) 酸蝕歯(酸蝕症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。