歯石除去には3回の通院が必要なのでしょうか?

相談者: こめつぶさん (40歳:女性)
投稿日時:2013-06-04 00:11:49
初めて投稿いたします。よろしくお願いいたします。

先日引越し先の家の近所にある歯科医院に2回通院しましたが、いくつか疑問に思うことがあり、おうかがいします。


受診の目的は
 1. 前歯の裏が欠けてしまい、処置したい
 2. 時々痛むところが3カ所あり、問題があれば治したい
 3. 1年以上診察していないので、上記以外にも必要な処置があればお願いしたい
です。


1回目はレントゲン撮影と歯と口内の検査で、その結果、前歯の裏のほか、昔に治療した歯の根元が1カ所膿んでいるかもしれないのでそこも診た方がよさそうとの診断。歯周病は大丈夫そう、とのことでした。


そして次回2回目は、今後の治療スケジュールと見積もり(古くなった詰め物を取り替えたりする処置など、病院側からの提案も含む)を作成しておくので、それをもとに、治療内容を決めましょう、と説明いただきました。

加えてブラッシングの指導を行うとの説明を受け(歯ブラシ持参の指示)、初回は終了しました。



そして1週間後の2回目の受診日。
40分ほどかけて歯の型をとり(1度失敗してやり直しあり)、それに時間がかかってしまったためか、ブラッシングは次回に延期となりました。
さらに1回目に予告されていた今後の治療スケジュールと見積もりはこれから作ると言われ、ここで「あれ?」と思いました。

そして直近の治療スケジュールは、次回から歯石の除去を2〜3回行い、口内の状態が良くなったところで前歯の裏と、膿んでるらしい歯の治療をします、とのこと。



私がこれまで受診したいくつかの歯科医院では、おおよそですが
 1. 口内の検査
 2. 問題のある箇所の処置
 3. 歯石の除去等のクリーニング(10〜20分程度)、ブラッシング指導
という順序でした。


歯医者さんによってそれぞれ治療方針は異なると思いますが、それを踏まえて質問です。

Q1. 歯石の除去は2〜3回もの通院が必要な程、時間を要するのでしょうか?

1番の目的だった、前歯の裏の処置が、4〜5回目の通院でやっと手をつける、という時間のかかり方に疑問がわいています。


Q2. 予告していた受診内容は、ころころと変わってしまうのは普通なのでしょうか?



Q3. 上記には書いていませんが、費用の支払い方法が、初回は支払い「無し」で以降1回前の治療代金を支払う、というシステムなのですが、これはよくあるやり方なのでしょうか?
私は初めてで、何がメリットなのかよく分からず。。


この病院は、私の親戚が長く通っているところで、私も長くおつきあい出来るといいな…と期待していたこともあり、予想外の対応や不可解なシステムに戸惑っています。

上記の他にも、冷房がきつくてガタガタと奮えながら診療を受けたり、院長先生が口内を診ようと手を私の口に差し入れた時に指に付いたタバコのにおいがきつかったり、と治療以外にもう〜ん…と思ってしまう事がいくつかありました。


お分かりかと思いますが、かなり不信感を募らせており、上記質問のお答え如何では別の歯医者さんを探す事も考えています。
もちろん私が無知なだけで、ごく常識の範囲内でしたら考え直してみようとも思っています。


長くなってしまい、申し訳ありませんが、ご意見をいただければ幸いです。
何とぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-06-04 01:10:33
歯石の除去は2〜3回もの通院が必要な程、時間を要するのでしょうか?

保険治療の場合保険治療のルールに沿って治療を進める必要が有ります。

その場合の流れは

1.検査(歯周基本検査

2.スケーリング(これはプラークコントロールを主体とした処置で大阪では綿球で歯面を清拭する事で請求します)

3.1回目の検査から概ね1カ月経ってからの2回目の歯周検査を行います、この時に基本検査(1点法)、精密検査(6点法或いは4点法)のいずれかを行います。

4.基本検査の後(精密検査の後は省きますが)SRP(スケーリング・ルートプレーニング)と呼ばれる本来の歯石除去を行います。

これは麻酔下で行うのが一般的で個人的には6回以上に分けて行います。

これが本来の歯石除去の保険における流れです。



>予告していた受診内容は、ころころと変わってしまうのは普通なのでしょうか?

ころころ変わるのは問題あるかも知れませんが臨床では間々有る事です。



>上記には書いていませんが、費用の支払い方法が、初回は支払い「無し」で以降1回前の治療代金を支払う、というシステムなのですが、これはよくあるやり方なのでしょうか?

これに関しては悪しき風習だと思います。

昔レセコンも無く、歯科医院も非常に忙しい時代、その日の治療の計算はその日の診療が終わった後に計算して、次回に頂くと云った事が有ったと聞いています。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-04 06:58:03
こめつぶ さん、おはようございます。

歯石の除去は2〜3回もの通院が必要な程、時間を要するのでしょうか?

東京での保険のルールとしては、一度に全顎を除石することが可能です。

ただし、沈着している量が多い場合など、実態によって、回数が増えることになります。



前歯の裏の処置が、4〜5回目の通院でやっと手をつける、という時間のかかり方に疑問がわいています。

痛みや腫れがないのであれば、私も同じ手順かもしれません。


>院長先生が口内を診ようと手を私の口に差し入れた時に指に付いたタバコのにおいがきつかったり

院内での喫煙自体は、違法でこそありませんが、今どき医療関係者が喫煙するのは、如何なものかと思います。


ご参考まで。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こめつぶさん
返信日時:2013-06-05 01:10:56
細見先生

早速のご返答ありがとうございます。

保険治療のルールや歯石除去の基本的な流れ、はじめて知り、大変参考になりました。
今回は自分にとって不可解で不信感の募る出来事が続いたこともあり、かなり感情的になってしまっていたところがありました。

丁寧に教えていただいた事で、色々と納得出来るところがありまた前向きに治療に通おうと考え始められる様になりました。


支払いの件も、過去の慣習によるものと知って納得、安心しました。
これは患者の側に特に負担や損失がある訳ではないので、訳が分かった今後はもう気にせず対応出来ると思います。

なるべく当の先生方とお話しして信頼関係を気づいていこうと思いますが、また迷うような事がありましたらご相談させていただければ幸いです。
今回は貴重なアドバイスをありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こめつぶさん
返信日時:2013-06-05 01:31:38
小林先生

丁寧なご返信をありがとうございます。

地域によって保険のルールも様々なのですね。
こういうことは中々知り得ないものだと思うので、私にとってとても貴重な情報でした。

除石の回数についても、担当の方から全く同じ説明を受けました。
まずは除石を行ってみてから分かる、という順序も納得しましたので、次回先生のお話をよく聞いてきたいと思います。



タバコについては、医療現場という場所柄、やはりマイナスイメージを持ってしまいますよね。
中々ご本人や周囲の人たちも気がつかない事かもしれませんのでまた同じことがあったらきちんと「タバコのにおいがします」とお伝えしようと思います。

患者に言われたらかなり動揺があるかもしれませんが、それが改善のきっかけになれば嬉しいです。


子供の頃から虫歯が絶えず、歯医者さんとはずいぶん長いおつきあいなのでそれなりに分かっているつもりでしたが、まだまだ知らない事の方が多いと分かったことが収穫でした。

また分からない事が出てきた際にはご相談させていただければと思います。
今回はモヤモヤを解消していただき、ありがとうございました。



タイトル 歯石除去には3回の通院が必要なのでしょうか?
質問者 こめつぶさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不信感
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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