審美歯科で治療した前歯3本のクラウン、過蓋咬合について

相談者: fujissさん (46歳:女性)
投稿日時:2013-07-06 00:53:24
前回の質問では大変お世話になりました。

回答していただいた先生方ありがとうございました!
やっと前歯が終わりましたので全部書けます。

私の歯は上の前歯で下の前歯がほとんど隠れます。
出っ歯ではありませんし、これが普通と思っていました。
が、今回前歯の差し歯の厚みで大変苦労したので、下の歯が上前歯の根元付近に当たるのは普通ではないと初めて知りました。

今回いろいろあって、20年前のメタルボンド前歯3本をオールセラミック2本・メタルボンド1本に作り変えました。

審美歯科なので、ぱっと見た目はきれいになりましたが、裏はがたがたで酷いものです。(本着けしてから歯科医が削ってでこぼこにしてしまったので技工士のせいではありません)
研磨も不足しており、不快で舌で触るたびに気落ちします。
1本残っている20年前のメタルボンドは、薄くフラットでつるつるで全く違います。

どちらも付ける前に裏の厚みを削ってほしいと言ったのに、歯科医が勝手に本着けしてしまい、付けてから削るので毎回歯茎も傷つきジョリジョリになってしまうのと痛さで、その場では良くわかりませんでした。(こうなる予感がしたので技工士に戻して削ってほしかったのに)

接着も失敗しています。
前から見てわかる歯茎との段差があるし、(仮着けの時はなかった)隣の歯との間に異物がありフロスが直接歯茎に当たりません。
歯科医は何もないと言い張り、あったとしても問題ない。
そんなことより奥歯のほうが気になりませんか?と、セールストークに切り替えます。

前歯が当たっているからか奥歯の噛みあわせまでおかしく感じてきて、奥歯のセレックの予約をしていたのですが、

『奥歯の噛み合せがおかしくなっているから、今日は奥歯は出来ない』

と言ったら

『予定を変えられると、私の予約の時間が30分無駄になってしまうのでやめてほしい』

と言いました。

私の噛み合せのことはどうでもいいようでした。

噛み合せがおかしいままセレックを1時間で完了すれば、どんな結果になるのでしょう?

あと過去ログを読んでいて、仰向けになったままの噛み合せ調整は正確でないこともわかりました。
いつも仰向けのままこれで当たらないと確認したはずが、帰りの車の中でやっぱり当たっていると感じます。
これの繰り返しでした。

試してみたら、仰向けから起き上がると下顎が少し前に出ます。これでやっと意味がわかりました。


質問ですが、私のような過蓋咬合は歯科医なら一目見ればわかると思うのですが、厚みを薄くつくるように技工士に言わないものですか?
また、技工士さんは歯型だけでは、そこまでわからないのでしょうか?

過蓋咬合は良くないようなのですが、なにか今後不都合がありますか?
何か気を付けることはありますか?

現在は下顎を引っ込めると当たりませんが、リラックスするとカチカチ当たってしまいます。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-07-07 10:29:22
噛み合せがおかしいままセレックを1時間で完了すれば、どんな結果になるのでしょう?

1時間で診療所でサッサと作ってしまう白い修復物ですから、さらにおかしくなる可能性はないとは言えません。

また、セレックはグレードがあるので、通院中の歯科医院がどの程度のものを使われているか不明なのでコメントできません。



>質問ですが、私のような過蓋咬合歯科医なら一目見ればわかると思うのですが、厚みを薄くつくるように技工士に言わないものですか?
>また、技工士さんは歯型だけではそこまでわからないのでしょうか?

前歯の修復物を作製する際に、対合(下の歯)の型どりと噛みあわせを採取していますよね?
奥歯咬み合わせがしっかりしていたら、咬み合わせを採取することはさほど重要ではないですが)

そうであれば、技工士は模型上で過蓋咬合であることはきちんとわかりますし、咬耗の状態なども含め大方の情報を得ることは可能です。

技工物の精度や形態は、歯科医師と技工士間の情報交換がきちんとできていることが大事です。


>仰向けになったままの噛み合せ調整は正確でないこともわかりました。

仰向けになったままの姿勢は、顎の位置が理想的な位置になりやすいですから、一概に悪いというわけではありません。
しかし、仰向けの位置と同じような位置であり続けられる筋力をもっていない患者さんの場合(猫背であったり、顎があがっていたり、不良姿勢が習慣化しているなども含め)は、起きて活動され始めると受診中の姿勢とは異なってくるため、下顎の位置が微妙にずれてしまい、噛みあわせに不調を感じられることになるようです。

受診中の姿勢と活動中の姿勢がかなり異なる方の場合、咬合調整は難しくなることがありますから、可能であれば、咬合を印記する際に違和感を感じやすい姿勢をとってもらい再現を試みることになるかと思います。

しかし、本来は、体幹の筋肉を正常化させて正しい姿勢がとれるようになっていただくほうが、身体にとってもいいとは思います(こちらのほうが、なかなか難しいですよね(^_^;))


>過蓋咬合は良くないようなのですが、なにか今後不都合がありますか?
>何か気を付けることはありますか?
>現在は下顎を引っ込めると当たりませんが、リラックスするとカチカチ当たってしまいます。

過蓋咬合は、本来成長期に治しておくことが望まれます。
成人後、筋肉の形や進展性、骨格が出来上がってから修復物の咬み合わせだけで治そうとしても限界があります。

よくないとはいえども、簡単にどうこうできるものではないので、歯がある期間中は何とかやりくりしながら上手に付き合っていくというのが普通です。

気をつけることは?との質問ですが、過蓋咬合を生じさせた姿勢や体癖・気道など成長期の状態が継続しているならば、少しづつ修正していくことがよいとは思います。(現実的には、ご本人の不断の努力が必要ですから難しいです(^_^;))

とりあえず、姿勢をよくするように心がけつつ、TCHを勉強されるといいかもしれません。


修復物の出来にご不満があるのでしたら、転医も考えられてもいかもしれませんね。。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: fujissさん
返信日時:2013-07-07 11:17:38
船橋先生、回答ありがとうございます。

前歯の仮着け(と私は聞いていたがすでに本着けされていた)期間に前歯が当たるため、奥歯のやり場が不安定な状態で奥歯を触るのは私には論外でした。

前歯が当たらなければ奥歯は両方がっちり合います。

はじめに造ったオールセラミックが分厚すぎたため、さらに噛み合せのシビアな側はメタルボンドにしてもらったのに、また厚く出来上がってきました。

体が柔らかく子供のころ立膝に顎を乗せる姿勢がクセでした。
今もパソコンなどやっている時、顎に手をやるクセは気を付けるようにします。

差し歯はやり直したいのはやまやまですが、歯がダメになるといけないのででこぼこは我慢します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-07 18:15:23
博多の児玉です。

過蓋咬合は今後不都合がありますか?

下の歯並びの変化を受けやすくなります。
何らかの影響で下の歯並びが悪くなると、その影響を受けて上の歯が動揺したり、動いたりする可能性が高くなりやすいようです。

前歯が当たらなければ奥歯は両方がっちり合います
 
かみ合わせの負担は、前歯に負担が少なくるように、主に奥歯がしてくれます。
ですから、今の状態は、好ましい状態ではないような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: fujissさん
返信日時:2013-07-09 10:20:35
児玉先生、回答ありがとうございます。

>今の状態は、好ましい状態ではないような気がします。

前歯が当たっている状態ですか?
やっぱり良くないですよね。

仰向けでの咬合調整は筋力もあるかと思いますが、仰向けでは引力で下顎が下がりますよね。
年を重ねればさらに筋力は落ちるでしょうし。

でこぼこも我慢すると言いましたが、やっぱり我慢できません。
何とかしたいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: fujissさん
返信日時:2013-07-10 22:44:04
別の歯医者奥歯の気になるとこを見てもらったら、やっぱり小さな虫歯がありゴールドでやってもらうことになりました。

説明は十分で、話も普通に通じるし、治療も丁寧で、メタルボンドの裏のでこぼこもすぐ直してもらえました。(オールセラミックは無理のようですが・・)

今回歯科医選びに失敗してしまいましたが、歯科チャンネルで回答していただき、他で聞けることではないので大変心強かったです。
ありがとうございました。



タイトル 審美歯科で治療した前歯3本のクラウン、過蓋咬合について
質問者 fujissさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
審美歯科治療(人工の歯)
審美歯科に関するトラブル
クラウン(被せ物)の形・形態
過蓋咬合(かみ合わせが深い)
回答者




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