歯列矯正の診断説明後にセファロ分析の改ざん、費用の返還について

相談者: リバさん (40歳:男性)
投稿日時:2013-09-01 17:44:28
長文失礼します。

先日小学生の息子が矯正歯科にて精密検査を受けました。

診断の説明を聞いた後に、次回歯型をとるということになったのですが、担当医に精密検査の資料を希望したところ、次回までに用意しておくとのお話でした。
 
歯型を取る予約をした1週間後まで色々検討したのですが、骨格的なずれがあるのに骨格的な治療は行わないとする担当医の方針に疑問を感じ、当日は再度説明を受けることにしました。
しかし約束していた精密検査の資料は準備できていないとの理由で結局貰えませんでした。 
 
数日後医院に電話し、精密検査の資料を今度は郵送してくれるように頼んだところ承諾されました。
しかしその後10日以上が過ぎても送られてこないため、再度医院に請求すると、ここにきて担当医から何のために要るのか?と質問されました。

以前から親類の歯科医に相談しているので検査結果を伝えたいと話したところ、暫くして漸く郵送されてきました。
他の矯正医院では検査結果を書面にしてお渡しします。

家でじっくり読んで考えてくださいとパンフレットに記載もあるので、渡すと言っておきながら全く約束を守らないこの医院に正直不信感が出始めていたので安堵しました。
 
しかし内容を見て愕然としました。
2回目に医院に行った時、暫く診察室で待たされた時に、何気に画面に出ていたセファロ分析の表を1枚デジカメで撮影したのですが、それと見比べたところ、今回郵送された資料は分析の数値が変わっていたのです。
Pt.AやPogなどで5ミリもの差がありました。

数値は改ざんされているものの、治療方針に変更はなく、なぜ担当医が意図的に数値を変えたのか混乱するばかりです。
親類の歯科医(専門家)に見せると言ったので分析し直したところ間違っていたのでしょうか?

セファロ分析とはそれ位適当なものなのでしょうか?

高額な検査費用ですが、私としては検査を受ければ当然正確な結果が出るものと信じ一大決心して息子に検査を受けさせました。

最初の診断説明でこちらが治療方針に納得すれば、最初のセファロ分析のまま治療は進行したことになります。
治療していく中で影響はなかったのかと考えるととても恐ろしいです。
逆に担当医が数値が5ミリも違っていたと気付いたのなら、少なからず診断自体が異なってくるようにも思うのですが。
 
長くなりましたが、この担当医の行為は信用に値するでしょうか?

このようにセファロ分析結果を治療方針決定後(当事者には何も告げず勝手に)変更する先生も実際いらっしゃるのでしょうか?

またこのようないい加減なセファロ分析も存在するのか、専門家の先生方のご意見を色々と伺いたいです。

この医院に対し、精密検査・診断費用、もしくはレントゲン画像・歯型の返還請求は可能(妥当)でしょうか?

息子の被爆も心配です。

何とぞご教授の方、よろしくお願いします。
 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-09-01 18:10:29
リバ さん、こんにちは。

>今回郵送された資料は分析の数値が変わっていたのです。
>Pt.AやPogなどで5ミリもの差がありました。

改ざんとは穏やかではないですね。

分析し直しがあったのかもしれませんし、インターネット上の歯科相談掲示板では、事実関係が分かりかねます。

まずは、お掛かりの矯正歯科に直接お尋ねになってみることをお勧めします。

親類の歯科医という方にご相談になってみるのも、一法かもしれません。


>息子の被爆も心配です。

セファロを一度に何百枚も撮ったのでなければ、ご心配はいらないものと思います。

もしも、転院することになった場合は、改めて撮っていただいてください。

http://www.tokyo-da.org/images/pdf/1108.pdf

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リバさん
返信日時:2013-09-01 18:44:08
小林先生
早速のご回答ありがとうございます。

事実関係はどうあれ(いつかは聞いてみるつもりですが)、セファロ分析結果を治療方針決定後、当事者には何も告げず勝手に変更することが、よくあることなのかが知りたいです。

私としては、セファロ分析は矯正の治療方針を決める重要なデータであり、しっかり精査を行い出される数値だと思っておりました。
ポイントの取り直し等で1〜2ミリのずれが出るのは勿論致し方ないことだと理解していますが、頭蓋の半径60ミリに対して、5ミリはとても大きい値であると思います。

まずは患者への診断説明後に、分析のし直し自体がよく行われることなのか?

分析のし直しにより、5ミリの差が出ることはよくあることなのか?

ぜひ他の先生方のご意見もお伺いしたいです。
よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-09-01 21:03:52
セファロ分析に関して担当医に不信感を持たれた経緯が気になったので、過去の質問を見てみたら、前回ご質問時のムーシールドに関して、回答できていなかったですね。
すいません。(気づくのが遅かったですね。)

確かお子さんは7歳で前歯の生え変わりの時期でしたね。
この時期のセファロ分析は私には参考程度にしかならないので、個人的には多くの場合必要を感じません。

私は矯正専門医ではないので、セファロ分析に頼らなくても下顎前突傾向を誘発している習癖の除去をし、必要な筋トレや体幹指導をし、正常発育するように子どもに負担の少ない装置で補助して治していますから、ムーシールドやプレオルソ、i-3他色々な機能矯正装置を使用して治療することはとても有効だと思います。(どの装置でも上手に使えば治っていきます=大きな疾患をもたない子どもの成長は素晴らしいものです)


>2回目に医院に行った時、暫く診察室で待たされた時に、何気に画面に出ていたセファロ分析の表を1枚デジカメで撮影したのですが、それと見比べたところ、今回郵送された資料は分析の数値が変わっていたのです。
>Pt.AやPogなどで5ミリもの差がありました。

この時点で相互の信頼関係を築くことは無理なように思えますね(^_^;)
こっそり撮影されるのではなく、担当医にお願いしてみたほうが感じがいいですよ。


>数値は改ざんされているものの、治療方針に変更はなく

数値の改ざんではなくて、再度間違いがないか見直されたのではないでしょうか?

セファロは側貌を平面に写しますから、像が重なって映るので正確な読み取りは案外難しいのです。
重なった像をどうにか読み取って分析して治療方針を立てるというのは、歯科矯正独特の方法でしょう。
医科でもなかなかそこまではできないと思いますよ。

ですから、治療方針の目安と治療中、治療後の比較検討のための資料にはなりますが、セファロ分析だけで正確で間違いのないものというには足りないので、模型や写真、習癖など様々な検査を併用し、最終的に修正する可能性もあるはずです。(平面画像だけに頼ると危ういですからね)

ですから、いい加減なセファロ分析ではなく、慎重なセファロ再分析をしてくださったように私は感じましたよ。


>この医院に対し、精密検査・診断費用、もしくはレントゲン画像・歯型の返還請求は可能(妥当)でしょうか?
>息子の被爆も心配です。

妥当ではないと思います。
専門医が時間と手間をかけて検査を行い診断をしているのですから。

していない検査費用を請求されたわけではないので、支払われる義務は当然あると思います。

また、必要ないからしないでくださいと事前にお願いしたのに無理やりされてしまったというわけでもありませんし・・・
(セファロ撮影を受けないで診断してくださいと万が一言われたとしても、この先生は引き受けなかったでしょうね。
担当医にとっては、必要な検査だったのでされているわけですし、被爆のリスク以上の価値が担当医の診断のためにはあったのでされたわけです。
また同意されたうえで撮影はされたものと思います)


>専門家の先生方のご意見を色々と伺いたいです

矯正専門医の先生も回答してくれると思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リバさん
返信日時:2013-09-01 22:13:34
船橋先生

治療へのアドバイスありがとうございます。
以下に関しては当方の意見がなかなか先生に伝わっていないようで残念です。

>こっそり撮影されるのではなく、担当医にお願いしてみたほうが感じがいいですよ。

こっそり撮影したつもりはありません。
資料がほしいという希望はきちんと伝えており、了解もいただいておりましたので。
しかし何故かちっとも資料が貰えないので、正式な資料をいただくまでのつなぎとして写したに過ぎません。
メモするのも大変なので。


>いい加減なセファロ分析ではなく、慎重なセファロ再分析をしてくださったように私は感じましたよ。

先生がお書きいただいたような内容を、もし患者への診断説明前に行い、それにもとづいて治療方針を出していただいたとしたら、それはとても信頼のおける先生ですね。
私が問題にしているのは、診断説明後に、セファロ分析の数値を勝手に変更して、患者側に何の説明もないことに対してです。


>妥当ではないと思います。
>専門医が時間と手間をかけて検査を行い診断をしているのですから。

例え時間と手間をかけた診断をしたとしても、それは診断説明後です。
患者への診断説明前のセファロ分析・診断にこそ、もっと慎重に時間をかけていただきたかったと思うのです。

診断説明後に、更に分析し直すという行為は、診断前のセファロ分析が曖昧だったことにはなりませんか?

当方には最初の分析結果に基づいて立てられた治療方針(診断)が既に説明されているのですから。
最初の間違った分析結果に基づいた診断に数万円(検査費用は別です)とは、納得し難いです。

仮に、診断説明の後でセファロの分析に誤りがあり数値をいじったとしたら、患者側にもその理由が説明されるべきではないでしょうか?


>必要ないからしないでくださいと事前にお願いしたのに、無理やりされてしまったというわけでもありませんし・・・
>また同意されたうえで撮影はされたものと思います)

これには誤解があります。
被爆を心配したのは、医院を変わる場合には再度レントゲン撮影が必要になるという意味合いからです。
説明不足でした。
すみません。

私としては、お任せしようと信頼していた先生に裏切られたような気がしています。
患者への説明後にやはり分析に自信がなくて黙ってやり直すということは通常あることなのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-09-01 22:57:24
セファロは全体的な骨格のバランスや成長期は特に成長の比較をするためのもので、それだけで診断や治療計画を立てるものではありませんので、今回の件が問題かどうかは僕にはわかりません。

個人的には、診断のために細かいセファロの数値を計測することはあまり意味がないと思っていますので、(見慣れていればパッと見ただけで問題点は把握できます)とりあえず適当な数値を入れておいたあとに、他の先生に見られるということがわかり、再計算を行ったという可能性はあるかもしれません。

確かに患者さん側からすれば高額な料金を支払っているので全てを完璧にしてもらいたいと思われるでしょうが、特にベテランの先生はある程度曖昧でも良いところと、気合を入れるべきところでON、OFFを使い分けていることも多いようです。

そもそもセファロは撮影誤差の出やすい撮影法ですので、わかっている先生ほど数値はあまり重要視しません。
特にCCDのセファロ(モリタ社のベラビューエポックなど)はかなりの誤差が出る可能性があります。

それでも、全体的な骨格のバランスがわかったり、成長の比較ができますので、無駄ではありません。

もちろん、誤差があろうがなんであろうが、徹底的に計測をするべきだという先生もいらっしゃると思いますが、そこまでする必要性は無いと考えている先生も多いと思います。

以上、ご参考までに。

3人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 歯列矯正の診断説明後にセファロ分析の改ざん、費用の返還について
質問者 リバさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正のトラブル
歯列矯正(矯正歯科)その他
歯医者への不信感
医療ミス、不信感その他
治療費・費用
子供の歯列矯正
回答者




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