右下7番、抜髄後にクラウンでなくレジンで治療できないか?

相談者: あやきょすさん (35歳:女性)
投稿日時:2014-07-02 18:38:34
いつも参考にさせていただいています。
初めて質問します。

35歳です。
ずっと虫歯になったことがないのが自慢でした。
それが、人生初の虫歯。
右下8番親知らずの影響で右下7番が虫歯になりました。


主治医は神経を残そうとしてくださったのですが、結局抜髄

さらに悲しいことに左下7番もまったく同じことになっていました。
右が落ち着いたらそちらも8番抜歯からとりかかる予定です。


両側クラウンになると思うとショックでショックで寝ても覚めても歯のことを考えてしまっています。

そんなとき、井野先生のEE DENTALさんの記事を拝見し、私の歯とまったく同じ状況なので、釘付けになりました。

『親知らずの悪影響 抜髄からレジン充填
* http://eedental.jp/ee_diary/2011/06/post-318.html


現在、神経を抜く治療1回目が済んだところなのですが、今以上削りたくないし、クラウンに抵抗のある私は、上記の記事のD案が適応できないかと思っています。
主治医はもちろんA案で提案されています。




そこで質問です。

主治医にこの記事を見せて、相談してもよいでしょうか。
気を悪くされたりするでしょうか。


もう一点。
D案はメリットばかりと思えるのですが、強いてデメリットを挙げるとしたらどんな点でしょうか。


ちなみに、主治医は入れ歯分野にお強いようです。
でも常にラバーダムとルーペを使用されていて、また衛生管理にはとても気を使われている印象です。

「もし難しい根幹治療になったら専門医を紹介します」
「抜歯は大学病院を紹介します」

と言われていて、チャレンジ的な治療はしないという雰囲気もあります。
今のところ根幹治療は問題なく丁寧に治療していただいていると感じています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-07-02 19:23:43
あやきょす さん、こんにちは。

>主治医にこの記事を見せて、相談してもよいでしょうか。

主治医にもよるかと思いますが、私のクリニックには、ディスカッションの資料として色々とお持ちになる方がいらっしゃいますよ。


>強いてデメリットを挙げるとしたらどんな点でしょうか。

咬む力が加わる大臼歯レジンで修復することで、磨耗や破折を引き起こすことが想定されます。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あやきょすさん
返信日時:2014-07-03 08:04:08
ありがとうございます。
そうですよね、主治医によってお考えがありますよね。
資料を見せる前に、まずは主治医に口頭で聞いてみます。


磨耗や破折は、自分の噛み方や歯磨きに気をつけたり定期的にメンテナンスに通ったりすることで回避できるものではないのでしょうか。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-07-03 09:59:18
あやきょすさん、こんにちは。

初めての虫歯抜髄ということでお辛いですね。

咬む力は自分の知らない所でくいしばったり、寝ている間に歯ぎしりなど不可避なこともあり、それで摩耗や破折が起こる可能性があります。

レジンのデメリットは咬む力が残った歯質に直接かかるので割れやすいことが一つだと思います。



神経を抜いた歯はよく枯れ木に例えられます。

神経がある歯は若木の状態で力がかかっても折れにくいですが、枯れ木はポキッと折れやすいです。

歯を金属やセラミックなどの素材で覆うことで折れたり、割れたりしにくいようにする目的があります。


もちろん天然の歯質をなるべく多く残すことも重要です。

この辺の兼ね合いは難しいところですので主治医の先生と残ってる歯質の量なども含めてご相談されると宜しいかと思います。


参考になれば幸いです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-07-03 15:30:45
あやきょす さん、今日は。

神経の無い歯は脆くなるため割れやすいと言われていますが、研究では神経の有無と歯の脆さは関係ないようです。

神経を取った歯が割れやすさは、残っている歯質の量や、むし歯で削った場所の方が大きな影響が有るようです。

ですので、どこの部位の、どのくらいの大きさのむし歯を削ったのか、また、神経を取る為にどのくらい歯質を削除したのかによって割れやすさが変わってくると思います。



磨耗や破折は、自分の噛み方や歯磨きに気をつけたり定期的にメンテナンスに通ったりすることで回避できるものではないのでしょうか。

研究によれば、適切なメインテナンスをすれば、むし歯や歯周病はかなり予防できるようですが、破折は予防できないようです。

破折を予防する為には、被せ物によって補強することが一般的です。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あやきょすさん
返信日時:2014-07-03 17:04:39
上坂先生、小牧先生、ありがとうございます。

残っている歯質、削った場所が重要なのですね。
主治医に聞いてみます。そして希望も伝えてみます。

そして折破は努力で予防できないんですね。


折破を避けるためにはクラウンも有効と理解しました。
けれどやっぱり避けられるなら避けたい気持ちは変わらなく(母がクラウンの歯で長年苦労していたり、金属アレルギーになったのも見て、まったくいいイメージがないんです)いっそこのまま歯を使い倒すことになっても、、、と思ったりして。

七夕の願い事は
「クラウンにしないで済みますように」にします(泣&笑)
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-07-04 17:05:41
個人的にはですが、先生からの提案がない限りまずこの治療は止めておかれた方がいいと思いますよ。



デメリットは

・非常に手間と時間、費用がかかる。
(ブログのケースも1本治すのに20万ちかくかかっています)

・特殊な道具を多様する。

・小さな術野で見えない部分へのアプローチになるので虫歯の取り残しが出やすい、その他にもエラーが起こりやすい。

などがあげられます。


また「やってください」と言っていきなりできるものではないような気がしますよ^^;


私もこんなことができるようになったのは最近です

http://eedental.jp/ee_diary/2012/01/post-432.html
http://eedental.jp/ee_diary/2013/04/post-749.html


同じことを繰り返し行った結果、抜髄とミックスできたのだと思います。

 
基本的には、根管治療は大きく削らないと極端に難易度が上がってしまい根管治療に不備が起こりやすいです。

あやきょすさんは歯質の削除量が気になる所のようですが、私は保険治療でも根管治療にラバーダムをして行っている先生は素晴らしいと思います。



>折破を避けるためにはクラウンも有効と理解しました。

クラウンにした所で破折は起こるんですけどね^^;

http://eedental.jp/ee_diary/2012/06/post-536.html



>「枯れ木」

神経を取った歯と神経のある歯で水分量を比べても数%しか水分量は低下していません。
つまり歯の場合、本物の木のように極端に水分量、物性は変わりませんので、「枯れ木理論」は個人的には間違っていると思いますけどね。

根管治療の根管形成、太いポスト、歯質の削除。
これらの方が歯にダメージを与える要因だと考えています。

神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み)



クラウンが嫌ならアンレーなどが方法として上げれます、そちらの方が一般的なので歯質の削除量が気になれば、「アンレーなどは可能か?」先生に交渉された方がいいと思いますよ。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あやきょすさん
返信日時:2014-07-04 19:23:30
井野先生、ありがとうございます。

ブログ記事拝見しました。

抜髄レジン治療、確かにかなりのお手間と技術が必要とお見受けしました。
費用については、それで快適な歯になるなら!と思いますが、やってくださる先生は限られるんですね。
(限られるどころか井野先生だけかもしれないくらいでしょうか)


井野先生の治療例は今の私にとてもとても魅力的なのですが、主治医に具体的にお願いするのはやめて「クラウンにしたくない」「歯を残したい」というくらいに希望を相談して提案をお願いするほうがよさそうですね。
(主治医に嫌われたくない思いもあるし)

そして破折は、何しても折れるときは折れるとのこと。
素人的にはだったらもう削らずレジンで、、、と思っちゃいます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-07-05 06:47:20
このサイトでは、色々な回答があるのがメリットでもあるのですが。
個人的にですが、当院では、場合によってはレジンで治させていただくことが、要望が強ければ行うことがあります。

でも、時折あるのですが、レジンで治してもらっていて。
破折が起こって、割れ方によってはすぐに抜歯になるケースも見受けられますね・・・・。


あくまで僕だけの意見なので参考程度にしてほしいのですが、残っている歯の残存量によっては、レジンでもいいですが、将来を考えるとケースバイケースですが、かぶせているほうがいい場合も あるなと思う時があります。

アレルギー等が怖いなら、お金がかかりますがいいものもありますよ。


お金を掛けたくなくて、白がよくてということであれば、主治医がしてくれるか、また 将来性がどうか、考える必要性があるかもですね。

ダメもとで、先生に聞かれるのはいいと思いますので勇気をだして聞いてみてくださいね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あやきょすさん
返信日時:2014-07-05 23:24:32
北野先生、ありがとうございます。

やはり不安なのは折破→抜歯のリスクなんですね。
今の私の歯質の場合のリスク、主治医に聞いてみます。

でも、、、

>お金を掛けなくなくて

というわけではないんですが、主治医にこの相談をしたらそう思われてしまうんですかね。
(万万万万万が一、クラウンとしてもきっと銀にはしません)
けど、伝えづらいですね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あやきょすさん
返信日時:2014-07-09 00:21:11
昨日診察日だったので、主治医に聞いてみました。

答えは、破折の心配を踏まえて

「就寝時のマウスピースを作るのであれば詰めるのもアリ」

とのことでした。


条件付きとはいえアリの回答だったので、考えてみようと思います。

とりあえず選択肢ができたことが嬉しいです。
言ってみて良かったです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-07-09 07:20:12
とりあえず銀は、免れたみたいでよかたですね^^




タイトル 右下7番、抜髄後にクラウンでなくレジンで治療できないか?
質問者 あやきょすさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




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