顎関節症で痛みがあるため外科手術を受けることへの不安 (海外)

相談者: Yukimidaifukuさん (31歳:女性)
投稿日時:2014-09-19 19:32:59
こんにちは。

顎関節症を発症して20年がたちました。
(発症したのは子供のころだったので、そこ頃は顎関節症とは思いませんでした)


最初のころは痛みが少しある程度でしたが、10年ほど前から痛みは強くなり、さらに4年前奥歯の治療をしてから痛みはまし、体調不良も出てきました。

いくつかの病院に行きましたが、いい治療方法は見つからず、知り合いに相談したところ、今の顎関節症専門のクリニックを紹介してもらいました。

MRIの結果、顎の靭帯に炎症があることがわかり、マウスピースと整体から治療を始め、改善がみられないので、口の中の上部に透明のプレート?を24時間装着する治療を始めました。

装着し始め、改善は見られたものの、歯磨きの際の付け忘れなどで数時間プレートを装着し忘れたときはまた痛みが出てきました。
頭痛も再開です。
(本来は歯磨きの時以外は装着してなければいけないのですが)


色々な治療をやってみましたが、改善されず、11月に手術が決定しました。
歯科矯正は1年半しています。

下あごを前に出す手術です。


先生と何度も話をし、手術を決定したのですが。やはり不安は消えません。
手術をして治るのかどうか。
そのことも先生と話しました。

しかし、私は20年も痛みがある顎が治るならと手術を決めました。


しかし、顎関節症の手術を検索してみたら、全体の2-4%の人しか手術をしないといろいろなサイトに書かれていたころも不安になる要素でもあります。

一応、こちらの国では手術前に精神科に受診する決まりがあり、精神科医が手術の許可を下します。
不安なことなどはいいますが、その前にメリットデメリットを聞いておきたいと思いました。


治療などの細かいことは長くなるので、省略しております。

お忙しいところすいませんが、教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-09-19 20:26:04
西山です

顎関節症といっても,その内容によって症状や治療法は様々です.
最終的にはやむおえず手術という選択になる可能性もありますが,確かに頻度は極端に少ないですね.


私が所属している治療部には年間約2300名ほどの顎関節症患者が来院しますが,私が所属してからの6年間においては,まだ1例も手術を行ったことはありません.

顎関節症での手術適応は,関節内に癒着が生じてしまい,どうしても開口量が増えてくれない場合,転位した関節円板が変性してしまい,それに伴う痛みが消失しない場合くらいでしょうか.


手術のデメリットとしては,一般的には耳前方部を4〜5pほど切開することになりますので,この部位にある顔面神経を傷つけて,顔面神経麻痺のリスクがあることです.

あと,手術による癒着により関節の可動域が減少してしまうこともあります.
ただ,これについては術後に積極的なリハビリを行えばほとんどは回避できると思います.


痛みについては,神経障害性疼痛などによるものである場合は,手術という侵襲によって,さらに痛みが増すこともあり得ますので,痛みの理由をきちんと判断することも大切だと思います.



あと,ひとつ気になったことがあるのですが・・・

24時間のマウスピース装着とのことで,装着を忘れると頭痛などが生じるようですが,いつも上下の歯を噛んでしまう習慣がついていませんか? 

これがあると,手術をしたとしても結局は咀嚼筋を過剰に使ってしまい,頭痛様の症状が残る可能性もありますので,もしそのような行動がある場合は,それについても対応も担当医と相談しておく必要があると思います.

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-09-19 23:06:20
Yukimidaifukuさん、こんばんは。

手術と一言に行っても、様々な手術の種類がございますので、yukimidaifukuさんが手術と表現されているものが、正確にどのような治療なのかをくみ取る事はできませんので、一般的な話としてしか回答する事ができない事をご理解ください。


基本的に、顎の「痛み」を改善するための「手術」を受ける事はあまりお勧めはしません。

理由としては、その前に他に痛みを改善する手立てがいくつか存在する事、そしてそれらの方法は、いわゆる「手術」と比べて効果に劣る方法ではないという事からです。


顎の開きが悪くて(顎関節癒着によるもの)手術を勧めるケースは何例か経験がありますが、痛みを改善するための手術ならば話は別です。

薬物療法や理学療法、さらには顎関節にする注射など、手術よりも侵襲性は低くても効果的な治療法はいくつか存在します。
それらの方法がすべて効果が無かった時に、より侵襲性の高い治療法が考慮されるべきだと思います。



ちなみに、「こちらの国では手術前に精神科に受診する決まりがあり」とございますが、参考までに、現在どちらの国にお住まいか教えていただけますでしょうか?
少し、興味深い内容だと思いましたので。

少しでも早く、痛みが改善すると良いですね。
お大事になさってください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Yukimidaifukuさん
返信日時:2014-09-19 23:33:34
西山先生 安藤先生

回答の方、ありがとうございます。


私の投稿に書いてないものがありました。
下あごが少し内側に入っており、そのためかみ合わせなどがうまくいかずに痛みが出てきます。

1日中つけているプレートは歯と歯の間に隙間をつくるためのもので、隙間ができないのは、下あごが内側に入っているせいだそうです。
そのために顎の骨と骨がすりあってるようで、そこにある靭帯も炎症を起こしているようです。

すいません。抜けていました。


前までは上下の歯をくっつける習慣がありました。
今は改善されました。

治療方法など先生と検討を何度もして、効果が出ず、手術という結果になったのですが、やはり手術は珍しいのですね。

一応、来週先生に会うことになっています。
そのときに、また詳しく先生に話をしてみます。



安藤先生 
国の方は伏せさせていただきたいのですが、ヨーロッパにある国です。
すべての手術に対して、精神科を受診するわけではないようですが、一部の科では決まりがあるようです。



タイトル 顎関節症で痛みがあるため外科手術を受けることへの不安 (海外)
質問者 Yukimidaifukuさん
地域 海外
年齢 31歳
性別 女性
職業 無職
カテゴリ 顎関節症
海外その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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