抜歯矯正は舌房が狭くなり、息苦しくなるのでは?
相談者:
arianaさん (16歳:女性)
投稿日時:2015-06-15 01:43:05
回答1
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-06-15 20:35:39
以下は神奈川歯科大学の佐藤貞雄先生の著書 「不正咬合へのアプローチ」 から抜粋したものです。
小臼歯抜去の問題点
@前歯が後退しすぎることがあるため、いわゆるdish in faceを作り出す。
これはまた前歯の舌側傾斜を招き、下顎の誘導を阻害する。
A小臼歯の抜去とそれに続く臼歯の近心移動によって、ポステリアーサポートが失われやすく、顎関節に負荷が加わり、顎関節症の一つの原因となる。
B術後に抜歯部に空隙を残存させてしまったり、隣接歯根との平行性が失われてしまうことがある。
C歯列の連続性が失われ、また臼歯の近心移動によって臼歯の回転や近心傾斜を招きやすく、機能的な咬合の完成を困難にすることがある。
D歯列弓がせまくなるため舌房が狭窄し、口腔の諸機能に影響をあたえる。
Eアンテリアーディスクレパンシーが解消されても、ポステリアーディスクレパンシーが残存することが多く、不正咬合が再発しやすい。
F抜歯空隙の閉鎖や機能咬合の完成のために消費する時間が長く、治療が長期化する傾向がある。
専門用語があるため、わかりにくいことがあるでしょうが、説明は割愛します。
慎重に進めて下さい。
小臼歯抜去の問題点
@前歯が後退しすぎることがあるため、いわゆるdish in faceを作り出す。
これはまた前歯の舌側傾斜を招き、下顎の誘導を阻害する。
A小臼歯の抜去とそれに続く臼歯の近心移動によって、ポステリアーサポートが失われやすく、顎関節に負荷が加わり、顎関節症の一つの原因となる。
B術後に抜歯部に空隙を残存させてしまったり、隣接歯根との平行性が失われてしまうことがある。
C歯列の連続性が失われ、また臼歯の近心移動によって臼歯の回転や近心傾斜を招きやすく、機能的な咬合の完成を困難にすることがある。
D歯列弓がせまくなるため舌房が狭窄し、口腔の諸機能に影響をあたえる。
Eアンテリアーディスクレパンシーが解消されても、ポステリアーディスクレパンシーが残存することが多く、不正咬合が再発しやすい。
F抜歯空隙の閉鎖や機能咬合の完成のために消費する時間が長く、治療が長期化する傾向がある。
専門用語があるため、わかりにくいことがあるでしょうが、説明は割愛します。
慎重に進めて下さい。
タイトル | 抜歯矯正は舌房が狭くなり、息苦しくなるのでは? |
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質問者 | arianaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 16歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。