左上1番インプラント後、隣在歯と歯肉の形状が異なり審美的に不満

相談者: きょうきょさん (38歳:女性)
投稿日時:2015-06-17 15:34:24
はじめまして。
ご質問させていただきます。

つい先日、前歯左1番のインプラント治療が終了しました。
抜歯の原因は、歯の根元の病巣で、抜歯即時にてインプラント埋入後6ヶ月後の二次手術を経て最終補綴が入りました。

前歯ということで特に審美性を気にしていたのですが。。。
完成してみて、隣の右一番と歯茎の付け根の位置と形が対称ではなく、(具体的にて、インプラント部の歯茎が1mm程上です)やはり気になっています。。
治療を行った医院では、これぐらいの差は仕方ないし歯茎の整形をしてもあまり意味がないので、今のままがいいということでした。
たかが1mmですし、思い切り笑った時にしか見えないレベルではありますが、やはり気になるのです。
1mmとはいえかなり印象が違います。。

かかった医院では歯茎の再生をお願いすることは無理そうなので、そういった分野が得意な医師を探して、納得がいく形に修正してもらおうかと考えています。


そこで、質問なのですが、

・インプラント治療後の歯茎の再生治療は難易度が高いですか?
 (リスクなど含め教えて頂きたいです)
 また、インプラントの長期予後も含め有意義なことなのでしょう か?

・インプラント前歯部の1mm程の差異は受け入れてこのままでいる方
 がよいのでしょうか?

抜歯しかない状況にまでなり、迷った挙句のインプラント選択でしたが、歯科医選びも含めやはり難しいですね。。。
今の心理的な満足度としては60%位です。
歯茎のラインがもう少し揃っていれば・・・悔やまれます。

ご回答宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-06-17 19:46:49
診てみないと分かりませんが、インプラント治療後の歯茎の再生治療は難易度が高い個人的には高いとおもいます。

一般的には遊離歯肉移植が行われると思いますが、かぶせ物歯肉を付けるリカバリー法もあると思います。

インプラント前歯部の1mm程の差異は受け入れられるかどうかは、きょうきょさんが受け入れられるかどうかだと思います。

インプラントをする前に歯茎の状態を含めて説明がもう少しあったら良かったのかもしれないですね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-06-17 21:28:49
きょうきょ さん、こんにちは。

>かかった医院では歯茎の再生をお願いすることは無理そうなので、そういった分野が得意な医師を探して、納得がいく形に修正してもらおうかと考えています。

インプラントの埋入する部位は骨の厚みの中央部になることが多く、天然の歯が生えている骨の外側の部位とは異なることが殆どのように思います。

そういう意味で、単に歯肉の再生や、移植、整形だけで、きょうきょ さんが満足する審美的な改善が得られるかどうかは、微妙かもしれません。

複数の歯科医師による、修正後についての説明をよく受けてから、施術の検討をなさることをお勧めします。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-06-19 12:47:43
どう言う治療をお受けになったのかが不明なので、何とも申し上げにくいのですが、残念な状態になってしまった、ということですよね。

本来、理想とする状態を患者さんとDRで事前に話し合い、それで、どういう状態に治そうか?と言う話し合いをして、両方で合意出来る状態を見出して置いて、そこから治療に掛かるのが良いと思います。

そして、歯冠部がどういう位置に来るのかが決まりますから、それを支えるインプラントがどう言う位置に来なければならないのか、が決まり、そのインプラントを支える骨、歯茎がどう言う状態にならなければならないのか?が決まります。
それらを実現する為に、どう言う治療をしなければならないのか?が決まりますので、それを寸分違わず実行する、というステップで進めるのが、残念な結果に到らない方法でしょう。

で、これらの考え方には、インプラント治療の流派によって、大家の考え方によって相当の差があり、更に言えば治し方にも相当の差があります。

つまり、インプラント治療に関してはまだまだ完全に整理されておらず、それぞれの流派のお家元達が、皆我が正しい、と言う状況なんです。

本当のなら、それぞれの流派がキチンと科学的、医学的視点での議論を重ね、合意点、コンセンサスを築くのが一番良いと思うんですが、それが困ったことに中々為されていないんです。

お蔭で、現場の私達のような末端の臨床医は困ってしまっています。

で、その中で、お書きになられているような1o程度の差を許容する流派も厳然と存在しているんです。(因みに、私はその流派ではありません、一応一言。)

そして歯茎を1o獲得する、と言う今後希望している処置内容に関してですが、多分ですが、歯冠部の造り直し含めての治療内容になると考えられ、歯茎の厚みを増やす、と言う難しい治療に取り組まなければならないので大変だと思います。

歯茎たった1o程度、と患者さん方は思われると思いますが、世界的レベルでも相当に難しい、とされているモノなんです。

1oの歯茎の高さを獲得するには支える歯茎の厚みを最低でも+1.5o獲得しなければなりません。
それには、手術直後には3o弱厚みを増やすと言うことが求められます。
何故なら、増やした歯茎は手術の治り方に伴って通常収縮する、時によっては半減する、と考えられているからです。

中には、手術直後から治った後でも殆ど収縮させない、と豪語されるゴッドハンドもおられますが、極々少数です。
一般的には、半減する、と予測して対応するのが良いと思います。

これらの処置は、非常にハイレベルで有り、世界的レベルでも奇跡、とまだ見做されているモノです。

詰まる所、後から歯茎を造る、と言うのはとても大変なこと、なんです。

なので、そうならないように、最初に書いているように、ゴール設定をして、それに向かって治療する、と言うのが患者さんの為には良い訳です。

歯冠部の位置を決める、同時に骨と歯茎の治さなければならない状態も決まる、それを達成する為に手術、治療をする、です。

で、1回限りの手術で出来る、と言うDRもいれば、何回もの手術をしないと出来ない、と言うDRもいて、この例えが両極端の例で、その間にも色々と入り乱れています。
私個人は両極端の中の1回限りの手術で治す、の流派に基本的にはいりますが、そこから必要と思われる骨歯茎を同時に出来る限り作り、長期予後考えた顎堤再建をする、と言う流派です。

今後、インプラント治療を他でしてしまったけど、その後処置をしなければならない、と言う分野が益々増えるだろう、と思います。

申し訳ないお話ですが、業界全体がそう言う状態であることは、間違いのない事実なので、患者さん方には、よくよくDRを探されて選ばれることを強く強くお勧めします。

失礼しました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きょうきょさん
返信日時:2015-06-19 13:49:33
皆さま、ご回答いただきまして本当にありがとうございます。

印象としては、治療後に歯茎を増やすというのはとても難易度が高いことなんだと思いました。

今となっては後の祭りですが、治療する部位が前歯ということ、自分自身の審美的要求が高いということから、もっともっと慎重に歯科医を選ぶべきだったのだと思います。

ただ、よくよく考えてみると治療前も悪くなった過程でそうなったのかもともとなのか、左右で前歯のレベルは違っていたと思います。
そういったことも考えて、完璧に左右対称な審美を求めるのはかなりレベルの高いことだったのだと思います。

治療前のぐらついた差し歯を思うと、今はそういった不快感からは開放され前歯でしっかり噛むことが出来ています(今のところ)。
歯茎の移植や骨の移植など、大変な思いをして時間とお金をもっとかけて審美を追求するというのも一つだとは思いますが、私が治療してもらった先生は、できるだけ低侵襲を心がけてくださいましたし、審美についてもその先生なりに気を使って頂いた結果なのだと思っています。

インプラントをされる先生はたくさんいらっしゃいますが、自分のゴールと同じゴールを描ける先生を見つけることが何より大切なのですね。だけど、それはとっても難しいことです・・・。

もう少しは何とかならないかじたばたするかも知れませんが、どこかで折り合いを付けて、せっかく入れた歯を大切にしていきたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 左上1番インプラント後、隣在歯と歯肉の形状が異なり審美的に不満
質問者 きょうきょさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
審美歯科治療(歯茎)
歯茎が下がった(歯肉退縮)
回答者




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