口腔外科研修医としての今後の進路の相談

相談者: えーこさん (30歳:男性)
投稿日時:2015-06-28 15:38:29
初めまして。
こちらに初めて質問させて頂きます。

私は旧帝大の歯学部を卒業し現在、私立大学の大学病院口腔外科で研修医をしております。

今後のことについて相談させて頂けたらと思います。


私はもともと口腔外科か矯正科で進路を迷っておりましたが、私の大学病院では矯正科の研修プログラムがなく、それならばと口腔外科で研修をさせて頂いているのですが、思いの外、口腔外科が楽しくこのまま口腔外科医を目指そうかなと考え始めております。


そこで、歯科医の先輩方へ質問なのですが、

@母校の旧帝大の口腔外科の大学院へ行き、博士を取り母校の大学院へ就職

A今お世話になっている私立大学の大学院へ行き、博士を取り母校へ就職

B今お世話になっている私立大学の大学病院へ行き、博士を取りそのまま私立の大学病院へ就職

C今お世話になっている私立大学の大学病院へ任期制助手として就職し、論文博士の道を目指す

D今お世話になっている私立大学の大学病院へ任期制助手として就職し、社会人大学院へ進む

E口腔外科ではなく矯正科の道へ進む


以上が、現時点での大雑把な希望進路なのですが、歯科医の大先輩方の意見をお伺いできたらと思います。

大変不躾な質問ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-06-28 19:18:30
えーこ さんには、腹を割って相談できる仲間や先輩は居ないのでしょうか。

えーこ さんの過去から現在までの置かれた環境や、家族のことを含む今後の人生設計、そもそも、えーこ さんの適正が分かりませんので、どれがお勧めとも回答に苦しみます。

もしも、身近に居ないのでしたら、今の研修先の指導教官に、相談の時間をとっていただくようお願いしてみてはいかがでしょう。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-06-28 19:39:44
えーこ さんこんばんは

歯科医の大先輩方の意見をお伺いできたらと思います。

それこそ、ご自身でそれぞれの大学の状況を調べられて決めることかと思いますよ。

>E口腔外科ではなく矯正科の道へ進む

特に、全く分野が分かれてしまいますからよくご検討されるのが良いと思います。

将来のご自身のビジョン(開業されるのかそのまま勤務医をされるのか)なども大きく変わってくる要素になりますから合わせてよく考えられるのが良いと思います。

逆に、私たちが何番にしなさいと言ったらそのまま言うとうりに進まれますか??
そうではなと思いますよ。

頑張ってくださいね。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-06-29 23:43:29
こんばんは。

まずは選択肢として口腔外科でいくのか、それとも矯正科に流れるかですよね。

ただご自分で出した選択肢の中を見ると、およそ口腔外科でという希望が強いように感じます。

ただ研修医として所属する口腔外科と、勤務する身とではやや思惑とは違ってくる部分もあるかも知れませんので、自分で進みたいと思う教室の先輩諸氏にはよくよく勤務した時の良い所や悪い所を先に聞いておけるだけ聞いた方がよいでしょう。

大学やあるいは同大学でも教室によってカラーがあると思います。
そこに馴染めるかどうかもポイントとなってくるでしょう。

また大学によって秀でた症例などが各々あると思います。
自分が将来マスターしたいような分野に合わせた大学選択も必要でしょう。


もうひとつ。

大学にずっと残るおつもりなのか、いつかは外に出てゆく気であるのか。
これによっても違ってくるかも知れません。

というのも口腔外科に身を置きながらどのくらい一般歯科治療をマスターする時間が作れるかという点も考慮しなくてはならないからです。

医科と違って、ずっと勤務医でいる事が難しい職業ですので、その辺りも考えなくてはいけません。

大学に骨をうずめるつもりでいるのであればどんどん上を目指さなければなりませんし、ずっと勤務を続けられるような医療法人形態の医院も増えてきていますが、そういうところでも分院長などを目指したりなどが一般的かと思います。


まとめると、大学に残ったその後に何を目指したいのかが選択のカギとなるように思います。

ご参考になさって下さい。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-06-30 08:31:04
西山です

大学にいる立場としてのコメントです。

大学での就職についてですが、正規雇用身分はかなり狭き門と考えて下さい。
正規雇用身分とは、社会保障、退職金、ボーナスがある身分です。

一般的に教授 (1)、准教授 (1)、講師 (1〜2)、助教 (1〜5)を指します。

助教については分野の規模によって開きはあります。
ただ、大きな部屋でも、正規雇用身分は10名に満たない可能性もあるということです。

それ以外は日給契約の非常勤雇用で、3〜5名、月15〜20万円位です。

これだけの狭さなので、最低条件として博士号は必要になると思います。

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回答 回答5
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2015-06-30 19:00:16
えーこさん、こんばんわ。

若手?矯正医の立場からちょっと一言・・・。


自分の母校である愛知学院大学の場合です。

研修医の時は、一応所属講座を決めますが、人気の講座・不人気の講座があり、それぞれ振り分けられます。

(矯正科への入局を希望する人は所属講座を矯正科にしますが、上記のように希望外の講座に振り分けられることもあるようです)
あくまでも大学の便宜上の意味合いもある・・・と思います。

その後、研修医をしながら、矯正歯科の2か月研修のプログラムを受講します。
これは、在局の先生と一緒に、検査〜分析〜診断までの工程を一緒に学ぶことにより、どのように行うのかを学びます。

研修医の時に矯正歯科に所属していたとしても、入局できるわけではなく、入局試験を受け、入局します。
受験者は、2か月研修のプログラムの受講した先生がほとんどです。


入局後は1年専科専攻生を経て、そのまま専攻生で残るのか(1年ごとの更新)、大学院に進むのかを決めます。
(大学院はもちろん試験があります)

大学院卒業後(学位取得後)は、非常勤助教として大学で治療などを続けるのか、勤務医や開業医になるのか決めます。

その時に、講座に有給の枠が空いていれば、ここでようやく常勤有給になれる可能性があります。

また、愛知学院大学の場合、論文博士はなくなる?なくなった?という話も聞きます。


以上は、自分の時の母校の愛知学院の場合です。

他の講座やほかの大学のことはわかりませんが、常勤有給での就職はかなり困難だと思います。
(同期でも常勤で残っているのは、わずかです)

また、口腔外科と矯正歯科は方向性が全く異なります。
口腔外科の先生や矯正歯科の先生からいろいろ話が聞ければ、それぞれの内情もわかると思います。

可能かどうかはわかりませんが、母校の口腔外科や矯正歯科も見学ができれば、それも考慮してみてはいかがでしょうか。


自分の人生です。
後悔しないように良い決断をできることを祈っています。


・・・長文失礼しました。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-06-30 21:07:38
今後のことって、えーこさん10年後、20年後のこと考えてます?

年齢的にも回り道をして歯科医師になったんだと思いますが、将来のこと考えなくてもよい身の上(たとえば資産家)なんでしょうか?

地域からして出身大学と研修している大学がおのずと絞られちゃうんで、個人的に心配しちゃいます。

ちなみにそのあたりで矯正医として開業となると東京以上の競争率だと聞いたことがあります。

進路変更して矯正医で開業はやめたほうがいいかも。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-07-01 00:15:52
えーこさん、こんばんは。

大先輩ではなく、同年代ですので、コメントするかどうかちょっと悩みました。

でも、同級生のようにアメリカの大学に進学をせず日本の大学に進み、同期のように大学院に入らずアメリカの大学で専門医を取得する道を選び、さらにはアメリカに残らずにまた日本に戻って、物珍しい専門分野に特化したクリニックを開業をするという風変わりな道を歩んできました。

進路については人一倍悩みましたので、学生の相談に乗ったりすることも多いので、気が向いたら読んでみてください。



つい最近、ある歯科大学の6年生に特別講義を行った時に使った「不思議の国のアリス」からの引用です。

One day Alice came to a fork on the road and saw Cheshire cat in a tree. "Which road do I take?" she asked. "Where do you want to go?" was his response. "I don't know." Alice answered. "Then," said the cat, "it doesn't matter"

ある日アリスは分かれ道で猫に出会った。

「どっちに進めばいいの?」

アリスは聞いた。

「どこに行きたいんだい?」

猫は答えた。

「わからないわ」

とアリスは答えた。

「それなら、」

猫は言った

「どっちに行っても一緒さ。」



進路を決める時は、肩書や学位などの数年で終わるような短期的目標を目安にするよりも、数十年後、自分が何をしていたいのかを考える事から始めると良いと思います。
すると、自然と自分がするべきことが決まる事があります。

逆に、自分がその頃、何をしたいかハッキリしていないのであれば、どの道を選んでも一緒です。そのうちハッキリするでしょうくらいしか考えられません。

他の先生方からも、「その後はどうしたいのですか?」とのコメントが多い事から、重要な要素はそこにあると考えるのがよいと思います。


私は、チャレンジが好きだったり、人に指図されるのが嫌いだったり、養う家族・子供がいることだったり、口腔顔面痛・口腔内科という専門分野に対する愛着とプライドだったり、いろんな事を考えながら、「口腔顔面痛・口腔内科専門の開業医」としてのジャンルを開拓する道を選びました。

えーこさんも、自分が納得できる道を進めると良いですね。
頑張ってください。

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タイトル 口腔外科研修医としての今後の進路の相談
質問者 えーこさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科医師関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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