上顎洞に交通する穴を塞ぐため、予定より早くインプラント二次オペ

相談者: m.y.さん (26歳:女性)
投稿日時:2015-07-28 21:59:11
経緯が複雑で文章が長くなってしまいました。
お忙しいところ恐縮ですが、大変不安な状態ですので、何卒よろしくお願いします。


2014年12月、インプラント手術のため、左上4.5.6の3本を抜歯しました。

抜歯の途中で上顎洞炎と診断されました。
上顎洞炎が落ち着くまでインプラントの手術はできないといわれ、後日、上顎洞炎根治術を受けました。
(骨に穴を開けて上顎洞内を洗浄?するもの。術後は定期的にレントゲンを撮って、処方されたクラリスを飲んでいました。)


根治術が終わってから、歯茎に開いた穴(上顎洞と交通しており、空気が漏れる)の縫合(閉鎖)がうまくいかず、なかなか穴が塞がりませんでした。

空気の漏れを度々訴えましたが、「見てるけど、穴なんてあいていませんよ」との診断でした。
(確かに、鏡で見ても穴が空いているようには見えない。)



2015年4月に、上顎洞炎の治療のため延期していたインプラント手術(左上4.5.6)を行いました。

この時点でも上顎洞と通じる穴は塞がっておらず、空気が漏れるのを毎日感じていました。
先生には何度も空気の漏れを伝えており、それを承知の上での手術だったため、問題ないものかと思っておりました。



インプラント手術後、やはり空気の漏れが気になり、先生に再度強く訴えたところ、

「心配なら縫いましょうか。」

と言われ、左上の5番あたりを縫合しました。
その際、減張切開(?)したそうで、翌日からかなり腫れました。
ところがすぐに糸が切れてしまい、更に、縫合前には見えなかった穴が、鏡ではっきり見えるようになっていました。(2ミリくらい。)

すぐに病院に連絡し、それから何度も縫合をしましたが一向に成功せず、縫っても翌日には空気が漏れる...ということを数回繰り返しました。


何度かの失敗の後、普通に塗ってもうまくいかないとのことで、ジェイソンメンブレンというコラーゲン膜を2枚隙間に詰め込み、さらに縫合するという処置を受けました。

その処置のあとは数日間空気が漏れず、初めて成功したように感じたのですが、結局一週間ほどでまた元の状態に戻ってしまいました。
この時点で、2015年の7月初旬です。


メンブレンでの処置が失敗した後、今度はジェイソンフリースというもので穴を塞ぐような処置を受けました。
(メンブレンとは違い、穴の外に露出しても良いので縫合しなくても良い、と言われ、縫いませんでした。)

「3日ほどでくっつくから。」

と言われたのですが、翌日にはまたすぐ空気が抜けてしまいました。
鏡で見ると、以前は2ミリほどだった穴が、5ミリほどに広がっているように見えました。



そして本日、また治療を受けにいったのですが、

「ちょうどインプラントが穴の真下にあって、それが邪魔で穴が塞がらない。
どうせしばらくしたら二次オペで切って頭出しをする部分なので、すこし早いがここだけ二次オペしましょう。」

と言われました。
歯茎の穴が塞がらないからといって、無理やり蓋をするようにして良いのか不安だと訴えたのですが

「どうせ塞がっても穴を開ける場所だから大丈夫です。
土台がたったら、内側に自然に歯茎が出来るから。」

と言われました。



結局二次オペを受け、レーザーをあててもらい帰宅しました。
頭出しをしたのはおそらく左上5番だと思いますが、確証はありません。
もしかしたら6番かもしれません。

帰宅後鏡で見ると、もともとあった穴よりも太い金属のネジ?のようなものが歯茎に埋まっており、一見穴が塞がっているように見えます。

しかし、鼻をつまんだままゆっくり鼻から息を出そうとすると、やはり歯茎から口の中に空気が漏れます。
(歯茎に埋まっている金属のネジの横から、もれた空気で唾液が膨らんで、小さな泡のようになってはじけるのが見えます。)



そもそも二次オペはもっと先の予定でした。
(はっきりとは分かりませんが、おそらく9〜10月?)
それを、縫合がうまくいかないという理由で本日行ったことがとても不安です。
未だに空気の漏れも解決していませんし...。

空気が抜けるかたしかめるような動作は今後控えますが、このまましばらくしたら穴は塞がるものでしょうか。
そもそも、こんな力技的な処置はありえるのでしょうか。
(因みに、上顎洞炎根治術も含め、すべて自由診療です。)


先生を信頼して来ましたが、半年以上穴が塞がらず、精神的にもかなり参っています。
何度縫合してもうまくいかず、ろくにうがいもできず、ストローも使えず、大きな口を開けて話すこともできず、いつ治るのか不安で、考えていると辛くて辛くて仕方ありません。


何か気をつけることや、気付いたことがありましたらアドバイス頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-28 22:13:43
m.y. さん、こんにちは。

実際の状態が判りませんが、お早めに、例えば、歯学部の付属病院で、現状について診ていただいてみた方が良いように思います。

早く、空気の漏れが塞がると良いですね。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-07-29 09:29:44
結論から言うと、現状のまま何とかしようとしても、インプラントを埋入してからでは塞がりません。

術前から上顎洞との交通を理解していないようですし、口腔外科的知識が足りない気がします。


歯肉の塞がりは、裏打ちの骨が十分にあってのことで、術前に空気が漏れることは、それが不足していることを意味します。

そこへ、インプラントを埋入するための骨に穴をあけることを追加すると、状況は悪化するばかりです。
そうなってから、歯肉の処置だけでなんとかしようとしても、骨の厚みと高さが十分であれば可能ですが、術前から穴が開いていたわけですから、たいていは無理としたものです。

インプラントを撤去して(簡単に取れるはず)、骨造成をしながらら骨の穴をふさぐべく手術から始めるのが一番早く解決できると思います。


上顎洞根治手術の経験がある私の感想とさせてください。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-07-29 10:20:13
そもそも、上顎洞根治手術後の部位は極端に血流が不足する傾向にあります。

健康な上顎骨に比べて、骨造成の成功率は低くなります。
当然骨量を確保できたとしても、インプラント体との結合も成功率は低くなります。

担当した先生がこれらの事を理解しているか、かなり疑問です。


早めに、大学病院を受診することをおすすめします。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-07-29 12:29:15
そもそもの対応については他の回答者に同じです。



それよりも何よりも。。。

> 鼻をつまんだままゆっくり鼻から息を出そうとすると、やはり歯茎から口の中に空気が漏れます。

これは、ただちに止めてください。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: m.y.さん
返信日時:2015-07-30 10:39:09
小林先生・松山先生・上野先生・田中先生

お忙しいところ、ご回答くださりありがとうございました。
大変勉強になりました。

今後の治療について、状況を整理してよく考えます。

本当にありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-07-30 11:18:14
うーーーん、私は大学病院?ですか?と感じます。

まあ公的機関ですから、エビデンスに基づいての治療となるでしょうが・・・それが、どれ位辛いのか?が気になります。

サイナスの手術に長けている開業医の先生の方が良いのでは?と感じます。

これ以上、手術の繰り返しとか辛いのは可哀想ですから・・・


余計な一言でしたか?・・・




タイトル 上顎洞に交通する穴を塞ぐため、予定より早くインプラント二次オペ
質問者 m.y.さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントに関するトラブル
上顎洞炎(蓄膿症)
口腔外科関連
回答者




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