歯列矯正で抜歯した後の顔貌の変化について
相談者:
めこさん (15歳:女性)
投稿日時:2015-09-18 14:58:39
上顎の横の歯2本と下顎の奥歯2本を抜いて矯正する予定です。
矯正後の顔貌の変化について教えてください。
矯正で抜歯すると、咬み合わせが深く下顔面が短くなるというのは本当でしょうか?
今も少し咬み合わせが深いので、先生から咬合斜面板を使って、奥歯を伸ばして咬合を上げるという治療を提案されました。
奥歯が伸びたら、顔が長くなりそうでいやだなと思って返事をしていないのですが、歯を抜く治療はかみ合わせが深くなり下顔面が短くなる傾向があるとネットの情報から知りました。
抜歯することで咬み合わせが深く顔も短くなるなら、今奥歯を伸ばして咬合を上げる治療をして顔が長くなってしまっても、いずれは元に戻ると考えていいでしょうか?
通常は、抜歯して深くなった咬み合わせはどうするのですか?
よろしくお願いします。
矯正後の顔貌の変化について教えてください。
矯正で抜歯すると、咬み合わせが深く下顔面が短くなるというのは本当でしょうか?
今も少し咬み合わせが深いので、先生から咬合斜面板を使って、奥歯を伸ばして咬合を上げるという治療を提案されました。
奥歯が伸びたら、顔が長くなりそうでいやだなと思って返事をしていないのですが、歯を抜く治療はかみ合わせが深くなり下顔面が短くなる傾向があるとネットの情報から知りました。
抜歯することで咬み合わせが深く顔も短くなるなら、今奥歯を伸ばして咬合を上げる治療をして顔が長くなってしまっても、いずれは元に戻ると考えていいでしょうか?
通常は、抜歯して深くなった咬み合わせはどうするのですか?
よろしくお願いします。
回答1
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2015-09-18 15:55:09
めこさん、こんにちは。
一般的には、抜歯矯正で噛み合わせが深くなることはありません。
最終的には噛み合わせの深さは理想的な深さになるようにはを動かします。
一般的には、奥歯の噛み合わせをあげたとしても、顔が大きく変わるほどもあげることはありません。
例えば2mmあげると顔の長さは4mm程度長くなります。
ほとんどわからない程度だと思います。
年齢からすると、それよりも、これからの成長発育で顔が長くなる方が大きいのではないでしょうか。
一般的には、抜歯矯正で噛み合わせが深くなることはありません。
最終的には噛み合わせの深さは理想的な深さになるようにはを動かします。
一般的には、奥歯の噛み合わせをあげたとしても、顔が大きく変わるほどもあげることはありません。
例えば2mmあげると顔の長さは4mm程度長くなります。
ほとんどわからない程度だと思います。
年齢からすると、それよりも、これからの成長発育で顔が長くなる方が大きいのではないでしょうか。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-09-18 18:32:43
以下は神奈川歯科大学の佐藤貞雄先生の著書 「不正咬合へのアプローチ」 から抜粋したものです。
------
小臼歯抜去の問題点
@前歯が後退しすぎることがあるため、いわゆるdish in faceを作り出す。
これはまた前歯の舌側傾斜を招き、下顎の誘導を阻害する。
A小臼歯の抜去とそれに続く臼歯の近心移動によって、ポステリアーサポートが失われやすく、顎関節に負荷が加わり、顎関節症の一つの原因となる。
B術後に抜歯部に空隙を残存させてしまったり、隣接歯根との平行性が失われてしまうことがある。
C歯列の連続性が失われ、また臼歯の近心移動によって臼歯の回転や近心傾斜を招きやすく、機能的な咬合の完成を困難にすることがある。
D歯列弓がせまくなるため舌房が狭窄し、口腔の諸機能に影響をあたえる。
Eアンテリアーディスクレパンシーが解消されても、ポステリアーディスクレパンシーが残存することが多く、不正咬合が再発しやすい。
F抜歯空隙の閉鎖や機能咬合の完成のために消費する時間が長く、治療が長期化する傾向がある。
------
以上、ただ書き写させていただいたものです。
ほぼ顎顔面の成長は終わりに近づいていますので、臼歯の挺出は限りがありますし、受け口のロングフェイスでない限り顎顔面の成長も期待できないと思います。
------
小臼歯抜去の問題点
@前歯が後退しすぎることがあるため、いわゆるdish in faceを作り出す。
これはまた前歯の舌側傾斜を招き、下顎の誘導を阻害する。
A小臼歯の抜去とそれに続く臼歯の近心移動によって、ポステリアーサポートが失われやすく、顎関節に負荷が加わり、顎関節症の一つの原因となる。
B術後に抜歯部に空隙を残存させてしまったり、隣接歯根との平行性が失われてしまうことがある。
C歯列の連続性が失われ、また臼歯の近心移動によって臼歯の回転や近心傾斜を招きやすく、機能的な咬合の完成を困難にすることがある。
D歯列弓がせまくなるため舌房が狭窄し、口腔の諸機能に影響をあたえる。
Eアンテリアーディスクレパンシーが解消されても、ポステリアーディスクレパンシーが残存することが多く、不正咬合が再発しやすい。
F抜歯空隙の閉鎖や機能咬合の完成のために消費する時間が長く、治療が長期化する傾向がある。
------
以上、ただ書き写させていただいたものです。
ほぼ顎顔面の成長は終わりに近づいていますので、臼歯の挺出は限りがありますし、受け口のロングフェイスでない限り顎顔面の成長も期待できないと思います。
タイトル | 歯列矯正で抜歯した後の顔貌の変化について |
---|---|
質問者 | めこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 15歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 歯列矯正の治療法 過蓋咬合(かみ合わせが深い) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。