インレーの数が多く素材をどうしたらいいか悩んでいる

相談者: ちぇりんごさん (45歳:女性)
投稿日時:2015-09-17 11:29:30
事情があり長年通っていた歯科から違う歯科医院に行くことにして、検診レントゲン撮影口腔内写真撮影をしてもらったところ
歯周病虫歯6ケ所、と言われました。
(初診の時に先生に口の中を診ていただきました。)

そして今後の治療の進め方の説明をしていただき現在は歯周病の治療で、歯周ポケットの掃除をしてもらっています。
歯周ポケットの掃除は歯科衛生士さん、治療の説明は歯科助手さんでまだ先生の治療はまだしていただいていませんし、直接お話もしていません。これが普通でしょうか。



子どもの頃から虫歯があり治療だらけの歯で歯並びも悪く上は出っ歯、下は乱杭歯です。
10年くらい前に、左上6番が2次カリエスになり神経を抜いてクラウンです。
後は虫歯が何か所もあって銀色の詰め物、歯の間も銀色の詰め物がしてあります。

歯周病の治療が終わると虫歯の治療に入っていくのですがインレー保険の物にするか自費の物にするか考えておいて下さい、と治療の説明の時に歯科助手さんから言われました。
(自費の物を勧められてる感じがしました。)

自費のインレーでしたらゴールドかジルコニアかなと思っているのですが、なんせ6ケ所も虫歯がありますのでかなり高額になります。
ものすごく古くなっている銀色の詰め物の交換も勧められているので、7ケ所です。


歯の矯正も今更ながら悩んではいるものの勇気が出ず、矯正にかかるであろうお金を自費のインレーにあてようか、と思っています。
今後、虫歯になりにくくするには保険の物より自費のインレーの方がいいでしょうか。

アドバイスをお願い致します。
文章が長くなりすぎてわかりづらいかもしれません。
申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-09-17 17:46:50
こんにちは。

歯周ポケットの掃除は歯科衛生士さん、治療の説明は歯科助手さんでまだ先生の治療はまだしていただいていませんし、直接お話もしていません。
>これが普通でしょうか。

については、一般的かどうかまではわかりませんが、保険治療中心の歯科医院において経営的な意味では正解だと思います。

人件費が通常、 歯科医師>歯科衛生士>歯科助手 の順で安くなりますし、同じ順で 診断や歯を削るなどの治療行為>歯石とりなどの歯周初期治療>患者さんの口に触れない範囲での診療補助 までが資格上認められていますので、ルールに則りながら最大限の役割分担になるのかなと思いますよ。


もちろん同じことを全て歯科医師が行ってもルール上問題ありませんし、それを希望される方も大勢いらっしゃるかとは思いますが、それをすると大勢診察をすることも出来ず、利益が出ないどころか赤字になるかも知れませんので、効率の良い役割分担=無駄がない というのは患者さんにとっても悪いことではないかと思います。

ただ安心感や確実性のために、どこで線を引くのが良いかは医院ごとでも患者さんの価値観でも異なるのではないでしょうか。
当院の場合だと初診で90分歯科医師が診察とカウンセリングを、2回目からは担当する衛生士が90分の検査や問診、3回目は60分かけてカウンセリングを行うかわりに全て自費ですから、これだけで合計5万円ほど頂いています。



>今後、虫歯になりにくくするには保険の物より自費のインレーの方がいいでしょうか。

詰め物の第一選択肢はレジン充填だと言っても良いかと思います。
ただし、3つほど問題があって、

@広範囲でかみ合わせが強くかかる大きさだと耐久性的に厳しい
A技術的に難しく、時間もかかる
B保険と自費と両方していると、差が訴求しにくい(保険でやらざるを得なくなる場合が多く、そもそも選択肢として準備がない)

・・が挙げられる様に思います。


材質が保険の銀か、他の金やセラミックかではそこまで大きな差は出なさそうなイメージはありますが、一般的には金が一番良さそうな感じはしますね。
価格差ほどの価値があるかは、難しいところだと思います。



それとちぇりんごさんは矯正も検討されているとのことですので、おそらく矯正をする場合抜く歯も出てくると思います。
その歯に自費の詰め物などしてしまうととても勿体ないですから、先に矯正の相談をされた方がいいかも知れませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちぇりんごさん
返信日時:2015-09-18 13:34:16
渡辺先生、こんにちは。

一つ一つご丁寧に教えてくださってありがとうございます。

保険中心の歯科医院では経営的なこともあってのことなんですね、納得致しました。


インレーは、価格差ほどの価値があるかどうか難しいということであれば、虫歯の位置によって使い分けるのがいいでしょうか。
それから適している、適さないということがあるのでしょうか。
奥歯だったら、レジンや銀色の物より自費であるゴールドの方がいい、とか。


矯正の件は、3年前にもこちらで相談していまして結局決断できず、今に至ります。
歯周病の治療が終わったら、今度こそ矯正相談に行こうと考えています。

情けないですがなんとなくわかっていながらもこの歳になって、つくづく歯の大切さを痛感しております。
自分の歯にはどの治療が適しているかなど決めるのが難しくて、いろいろと迷いそうです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-09-18 16:37:54
3年前にも相談されていたのですね。

メタルを使い分けようとする場合少し難しい問題があって、合金の種類が異なると”電位差”というのが発生して、通常自覚できないぐらいの微量ながら電流が流れることになります(ガルバニー電流

問題がないと言えばない位なのですが、なんとなく、わざわざそういう状況を作るのもどうなのかな・・という気は個人的にはします。



>自分の歯にはどの治療が適しているかなど決めるのが難しくて、いろいろと迷いそうです。

お気持ちはよく理解出来るのですが、これって担当医が考えるべきことですよね。
本来だったら、専門知識のない患者さんが悩む必要はまったくないことです。

ですので患者さんにとって担当医選びは非常に重要ですが、細かい治療法や材料の比較をすることは正直あまり重要ではないと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちぇりんごさん
返信日時:2015-09-21 08:43:59
渡辺先生、こんにちは。

今回もご丁寧にありがとうございます。

ガルバニー電流”初めて聞きました。
そのことを歯科医院に相談した方がよさそうですね。

今の歯科医に問題があるわけではないですが通い始めたばかりの歯科で、よくわからないのでセカンドオピニオンで、他の歯科にも診てもらった方がいいのでしょうか。

自分にあった担当医選びは難しいですね。

ありがとうございました。



タイトル インレーの数が多く素材をどうしたらいいか悩んでいる
質問者 ちぇりんごさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
ゴールドインレー(金の詰め物)
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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