すきっ歯を埋めるために前歯6本の神経を抜きクラウンに
相談者:
くりここさん (30歳:女性)
投稿日時:2015-11-25 13:02:02
はじめまして。
前歯のすきっぱに長年悩み、仕事などの都合から矯正は諦めてオールセラミックのジルコニアにするため美容歯科で神経治療中です。
現在は長年光を当てて固める素材の物で隙間を埋めています。
前歯の隙間は真ん中、歯一本分ほどの大きな隙間です。
カウンセリングで、前歯6本の神経を抜きジルコニアを入れるという話でした。
美容歯科以外に以前虫歯治療で通っていた歯医者さんに、私の場合右下奥歯2本欠損、左上奥歯欠損でブリッジのため、前歯にジルコニアを入れるとジルコニアが硬すぎて凄い負担がかかり適していないとの事でした。
そこで先生から勧められたのが、e-maxという素材でした。
ジルコニアが硬いという事がわかったのですが、e-maxのほうがやはり適しているのでしょうか?
何かアドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願い致します。
前歯のすきっぱに長年悩み、仕事などの都合から矯正は諦めてオールセラミックのジルコニアにするため美容歯科で神経治療中です。
現在は長年光を当てて固める素材の物で隙間を埋めています。
前歯の隙間は真ん中、歯一本分ほどの大きな隙間です。
カウンセリングで、前歯6本の神経を抜きジルコニアを入れるという話でした。
美容歯科以外に以前虫歯治療で通っていた歯医者さんに、私の場合右下奥歯2本欠損、左上奥歯欠損でブリッジのため、前歯にジルコニアを入れるとジルコニアが硬すぎて凄い負担がかかり適していないとの事でした。
そこで先生から勧められたのが、e-maxという素材でした。
ジルコニアが硬いという事がわかったのですが、e-maxのほうがやはり適しているのでしょうか?
何かアドバイスを頂けたらと思います。
よろしくお願い致します。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2015-11-25 13:20:57
こんにちは個人的にはですが、
>前歯6本の神経を抜きジルコニアを入れるという話でした。
絶対止めた方が無難だと思います。
どうしてもということであれば止めはしませんがこちら一度読んでみてください。
参考⇒前歯を小さくしたくてセラミック治療。歯科医の対応に不信感が募る
かなりリスクの大きな治療ですからそれは知っておかれた方がいいでしょう。
後で後悔しても元には戻せないのが歯科治療ですし、やり直しの治療は今回の治療費以上の費用がかかりますからね。
>e-maxのほうがやはり適しているのでしょうか?
材料云々の前に治療方針に私は問題があると思いますが^^;
また材料は術者が慣れた物の方がいいと思っています。
つまり普段e-maxを取り扱っている歯科医院であればe-maxでいいと思いますし、ジルコニアを普段取り扱っている歯科医院であればジルコニアでいいと思いますよ。
透明感・自然観を出すにはジルコニアよりe-maxの方がいいと言われていますが、理論上の話であってそれを実際出来る技工士に出会える方が大きな因子になります。
後、個人的には自分の歯を長く使いたければ、美容歯科は行かない方が無難だと思います。
おだいじに
>前歯6本の神経を抜きジルコニアを入れるという話でした。
絶対止めた方が無難だと思います。
どうしてもということであれば止めはしませんがこちら一度読んでみてください。
参考⇒前歯を小さくしたくてセラミック治療。歯科医の対応に不信感が募る
かなりリスクの大きな治療ですからそれは知っておかれた方がいいでしょう。
後で後悔しても元には戻せないのが歯科治療ですし、やり直しの治療は今回の治療費以上の費用がかかりますからね。
>e-maxのほうがやはり適しているのでしょうか?
材料云々の前に治療方針に私は問題があると思いますが^^;
また材料は術者が慣れた物の方がいいと思っています。
つまり普段e-maxを取り扱っている歯科医院であればe-maxでいいと思いますし、ジルコニアを普段取り扱っている歯科医院であればジルコニアでいいと思いますよ。
透明感・自然観を出すにはジルコニアよりe-maxの方がいいと言われていますが、理論上の話であってそれを実際出来る技工士に出会える方が大きな因子になります。
後、個人的には自分の歯を長く使いたければ、美容歯科は行かない方が無難だと思います。
おだいじに
回答2
回答日時:2015-11-25 16:43:59
井野先生に同意で、今の段階からでも治療方針自体を見直されることをお勧めします。
例えば歯の神経を抜く治療については、一般的な保険治療だと約半数の歯に後々問題が出てきます。
参考→根管治療
6本の歯の神経を抜けば3本が何年か後に再治療が必要になるかも知れない訳で、そうすると再治療は更に成功率も落ちますので、決して軽視出来ない問題だと思いますよ。
クラウンも、素材が何であれ元の歯と大きく形態を変えてしまえばどこかに「吹き溜まり」の様な、不自然に汚れの溜まりやすい箇所が作られてしまい、それが2次的なむし歯や歯周病に直結し、何十年か後には抜歯が必要になる危険もあります。
それらのリスクを理解した上でもその治療方針で行く場合、相当繊細にことを進める必要がありますよね。
井野先生のところもそうだと思いますが、当院にも過去に美容歯科でそういった治療を受け、後で後悔して泣きながら受診してこられるような患者様が毎年数名ぐらいはいらっしゃいます。
このまま治療を進めてくりここさんが必ず後悔することになるかと言えばそれは分かりませんが、もしも十分な理解が出来ていないかも知れないという様な不安があれば、一度立ち止まって、他の歯科医院でも客観的な意見をお聞きになった方がいいと思いますよ。
例えば歯の神経を抜く治療については、一般的な保険治療だと約半数の歯に後々問題が出てきます。
参考→根管治療
6本の歯の神経を抜けば3本が何年か後に再治療が必要になるかも知れない訳で、そうすると再治療は更に成功率も落ちますので、決して軽視出来ない問題だと思いますよ。
クラウンも、素材が何であれ元の歯と大きく形態を変えてしまえばどこかに「吹き溜まり」の様な、不自然に汚れの溜まりやすい箇所が作られてしまい、それが2次的なむし歯や歯周病に直結し、何十年か後には抜歯が必要になる危険もあります。
それらのリスクを理解した上でもその治療方針で行く場合、相当繊細にことを進める必要がありますよね。
井野先生のところもそうだと思いますが、当院にも過去に美容歯科でそういった治療を受け、後で後悔して泣きながら受診してこられるような患者様が毎年数名ぐらいはいらっしゃいます。
このまま治療を進めてくりここさんが必ず後悔することになるかと言えばそれは分かりませんが、もしも十分な理解が出来ていないかも知れないという様な不安があれば、一度立ち止まって、他の歯科医院でも客観的な意見をお聞きになった方がいいと思いますよ。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2015-11-25 18:24:07
再び
>井野先生のところもそうだと思いますが
現在進行形で治療していますよ。
その方は上下で12本神経を取ってセラミッククラウンにしていますが、
12本中7本に病変が見られ(うち1本歯根破折で、1本にご丁寧にファイル破折付き)
根管治療の成功率42%(日本のデーター通りの数字です)
またマージンは必要以上に歯茎の中に入り込み、歯ブラシが当らない所は年がら年中歯肉炎(そのうち口臭もしてくると思います)
歯の軸は全然バラバラで根管治療はしにくいは、形成も削り過ぎと軸を大きく変える為に殆どフェルールない歯ばかりだし・・・
まぁ、よくもこんな治療毎日しておいて訴えられないなとある意味感心しますね。
7本クラウン外して治せばいいかというと、他の残ったセラミック歯の色とチグハグになるので綺麗にしたければまた全てやり代える必要があります。
たぶん最後まで治すと300万ぐらいかかる計算になると思います。(前歯だけです)
幸い今の患者さんが明るい方で前向きな人なので私は助かっています。
一時の見栄えの為に将来の自分を傷つける治療であることは間違いありません。
二重瞼の手術とは全く異なりますからね。
このサイトは患者さんの歯を長く残そうとする歯科医師の先生が多いのでこんなこといいますが、セラミック治療を生業にしている先生であれば、治療の正当化を言うと思います。
残りの人生を考えた治療選択をしてください。
>井野先生のところもそうだと思いますが
現在進行形で治療していますよ。
その方は上下で12本神経を取ってセラミッククラウンにしていますが、
12本中7本に病変が見られ(うち1本歯根破折で、1本にご丁寧にファイル破折付き)
根管治療の成功率42%(日本のデーター通りの数字です)
またマージンは必要以上に歯茎の中に入り込み、歯ブラシが当らない所は年がら年中歯肉炎(そのうち口臭もしてくると思います)
歯の軸は全然バラバラで根管治療はしにくいは、形成も削り過ぎと軸を大きく変える為に殆どフェルールない歯ばかりだし・・・
まぁ、よくもこんな治療毎日しておいて訴えられないなとある意味感心しますね。
7本クラウン外して治せばいいかというと、他の残ったセラミック歯の色とチグハグになるので綺麗にしたければまた全てやり代える必要があります。
たぶん最後まで治すと300万ぐらいかかる計算になると思います。(前歯だけです)
幸い今の患者さんが明るい方で前向きな人なので私は助かっています。
一時の見栄えの為に将来の自分を傷つける治療であることは間違いありません。
二重瞼の手術とは全く異なりますからね。
このサイトは患者さんの歯を長く残そうとする歯科医師の先生が多いのでこんなこといいますが、セラミック治療を生業にしている先生であれば、治療の正当化を言うと思います。
残りの人生を考えた治療選択をしてください。
相談者からの返信
相談者:
くりここさん
返信日時:2015-11-27 14:43:29
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2015-11-27 15:41:49
正中に歯1本分の大きな隙間というのは奥歯がなくなる前から変わらない隙間の大きさなのでしょうか?
奥歯がなくなったために前歯の軸が出っ歯気味になり隙間も開いたという場合は、問題がある奥歯のかみ合わせも治したほうがよいと思いますからインビザラインなどのアライナー矯正で目立たない装置による矯正治療を行った後、歯冠修復という方法がよいと思います。
治療期間は長くなり術前矯正費用が別途必要になりますが歯の神経を温存する治療ができるようになり最終的に歯の寿命を長くすることが可能になります。
もしも、成長期以降ずっと前歯の隙間や歯軸の変化がないというならばかみ合わせは安定していることになりますから矯正治療は審美修復に都合のよい下準備程度で大丈夫ということになり半年以下の部分矯正を行って(こちらもインビザラインなどのアライナー矯正が可能。費用は全顎矯正よりも安くできることが多い)後に噛み合わせを大きく変えないベニアなどの治療が選択できるかもしれません。
すでに神経の処置をしてしまった後のようですが、歯の形がまだ残っているならばできるだけご自身の歯の形を残す治療法を選択されたほうがよいかもしれません。
私はかみ合わせが安定しているすきっ歯の方には歯をほとんど削らない(形成を必要としない)極薄ベニアをつけ爪の感覚で前面に貼って審美的なカモフラージュをする方法をよくお勧めしています。
かみ合わせや前歯の運動のガイドをまったく変えないのでe.maxでもジルコニアでもお好きな素材で作製して貼ることが可能です。
フロスと先の細いブラシなどで日常のお掃除が簡単にできる点もよい点です。
審美治療は保険が適用されない治療法になりますから各歯科医院でやり方も使用する素材もネーミングも治療費も全国統一したものがなくバラバラです。
ですから、歯の神経を抜くとか、歯を削るなどの非可逆的なこと(元にも出せない治療)を行ったり、長期間にわたってずっと口の中を変化させられ続ける必要がある治療を選択する際はしっかり事前に勉強して決断されることが必要でしょう。
ご参考までに歯を削らずに行った審美治療法を貼っておきます。
(e.maxで行っています。)
他にも、0.3mm程度極薄く歯を削って天然の歯に段差を作って行う極薄のベニアの治療法というものもあります。
いろいろな方法がありますからご参考にしてください。
画像1
奥歯がなくなったために前歯の軸が出っ歯気味になり隙間も開いたという場合は、問題がある奥歯のかみ合わせも治したほうがよいと思いますからインビザラインなどのアライナー矯正で目立たない装置による矯正治療を行った後、歯冠修復という方法がよいと思います。
治療期間は長くなり術前矯正費用が別途必要になりますが歯の神経を温存する治療ができるようになり最終的に歯の寿命を長くすることが可能になります。
もしも、成長期以降ずっと前歯の隙間や歯軸の変化がないというならばかみ合わせは安定していることになりますから矯正治療は審美修復に都合のよい下準備程度で大丈夫ということになり半年以下の部分矯正を行って(こちらもインビザラインなどのアライナー矯正が可能。費用は全顎矯正よりも安くできることが多い)後に噛み合わせを大きく変えないベニアなどの治療が選択できるかもしれません。
すでに神経の処置をしてしまった後のようですが、歯の形がまだ残っているならばできるだけご自身の歯の形を残す治療法を選択されたほうがよいかもしれません。
私はかみ合わせが安定しているすきっ歯の方には歯をほとんど削らない(形成を必要としない)極薄ベニアをつけ爪の感覚で前面に貼って審美的なカモフラージュをする方法をよくお勧めしています。
かみ合わせや前歯の運動のガイドをまったく変えないのでe.maxでもジルコニアでもお好きな素材で作製して貼ることが可能です。
フロスと先の細いブラシなどで日常のお掃除が簡単にできる点もよい点です。
審美治療は保険が適用されない治療法になりますから各歯科医院でやり方も使用する素材もネーミングも治療費も全国統一したものがなくバラバラです。
ですから、歯の神経を抜くとか、歯を削るなどの非可逆的なこと(元にも出せない治療)を行ったり、長期間にわたってずっと口の中を変化させられ続ける必要がある治療を選択する際はしっかり事前に勉強して決断されることが必要でしょう。
ご参考までに歯を削らずに行った審美治療法を貼っておきます。
(e.maxで行っています。)
他にも、0.3mm程度極薄く歯を削って天然の歯に段差を作って行う極薄のベニアの治療法というものもあります。
いろいろな方法がありますからご参考にしてください。
画像1
タイトル | すきっ歯を埋めるために前歯6本の神経を抜きクラウンに |
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質問者 | くりここさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クイック矯正(セラミック矯正、補綴矯正) 空隙歯列(すきっ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。