スケーリング直後の歯周病検査値は正確か(衛生士による質問)

相談者: たいよーさん (40歳:女性)
投稿日時:2016-03-15 15:51:05
初めまして。
小さな歯科医院衛生士をしております。

院長(60代前半頑固な性格)の治療の流れに日々疑問を感じながら仕事をしているのですが、今日も腑に落ちないことがあったので、質問させてください。


重度の歯周病の患者さん(全体的にカリエス多し)なのですが、前回残根抜歯後SPでの来院の際、下顎scalingを算定してあった(その時私は他の患者さんについており院長のみでSPの患者さんの対応をしていた)のですが、今日口腔内を見ると下顎scaling全くされていませんでした。

(患者さんにも【今日は消毒だけで終わります】と言って5分程度で終わっていました。)


院長待ちの時間を使って下顎scalingを行ったのですが、院長ががその患者さんのところへやってきて、他の歯の根充を行い、その後

「全顎のP検査を。」

と言われたのです。。

カルテ上は前回で上下ともscaling終了していることになるのですが、実際下顎のscalingを行ったのは今日、、時間にして15分くらい前、、。
縁上・縁下ともかなりの歯石が沈着していたため、大量の出血もありました、、。


「今日下顎のscalingやったので上顎だけやりますか?」

とやんわりと尋ねましたがカルテを見て一瞬の沈黙の後、

「全顎です!
そんなことは歯科医師の私が決めることです!」

と患者さんの前で激怒され、結局全顎検査しました、、。


案の定、上顎(10日ほど前にscaling済)は多少の改善は見られたものの、下顎に関しては初診時より数値・出血ともに悪くなっていました、、、。


scaling直後に基本検査2回目を行って正確な数値が測れるのでしょうか??

自分とこの院長に聞くのが1番なのでしょうが、なにせ自分が1番えらい【歯科医師様だそ!】というような高圧的な態度で日々接されるので恐ろしくて聞くにも聞けません、、。

間違った知識で仕事をしたくないし、患者さんにも正しい内容を伝えていきたいと思っているので、よろしければ回答いただけるとありがたいです、、。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-03-15 18:47:30
たいよーさんの考えは、間違ってないと思いますよ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-03-15 22:40:36
たいよー さんこんばんは

>カルテ上は前回で上下ともscaling終了していることになるのですが、実際下顎のscalingを行ったのは今日、、時間にして15分くらい前、、。

ちなみにですが保険の算定ルールでは、スケーリングと同日の歯周検査2回目は認められていません。


>縁上・縁下ともかなりの歯石が沈着していたため、大量の出血もありました、

補足ですが、スケーリングとは縁上の歯石を取ることなので縁下の歯石除去SRPの範疇になるかと思います。


>なにせ自分が1番えらい【歯科医師様だそ!】というような高圧的な態度で日々接されるので恐ろしくて聞くにも聞けません、、。

んー、まあそんな先生ばかりではありませんが、個人の医院では院長が立場的には長ですからね。やもうえないのかもしれませんね。


>間違った知識で仕事をしたくないし、患者さんにも正しい内容を伝えていきたいと思っているので

もちろ音ん素晴らしいことですし、正しいことなんですが院長の方針と食い違わないようにお気をつけください。

ご参考になれば

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-03-15 22:45:36
>縁上・縁下ともかなりの歯石が沈着していたため、大量の出血もありました、、。

そもそも、抜歯(例え、残根といえども)前に、その辺りが是正できていないことに、担当医の姿勢に疑問を覚えます。


>間違った知識で仕事をしたくないし、患者さんにも正しい内容を伝えていきたいと思っている

たいよー さんの気持ちが分からなくもありませんが、「院長(60代前半頑固な性格)」「患者さんの前で激怒」「なにせ自分が1番えらい【歯科医師様だそ!】というような高圧的な態度」という状況なのでしたら、現状の職場では、現実的には難しいかもしれません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-03-15 23:21:14
たいよーさんがそちらの医院でしている仕事というのは、カルテ上正しいストーリーを作って、それで保険請求をして報酬を得るという業務なのでしょうね。

割り切れるならそれも仕事のやり方の一つだと思いますし、そういった方針は経営者が判断することだと思います。

たいよーさんは辞めることも可能ですが、経営者はどんな仕事の仕方でもある意味命がけですからね。

割り切れずに医業として仕事がしたいのなら、たいよーさんが共感出来る経営方針の医院で働いた方がいいと思いますよ。

でも医療として理想を追求しようとすればするほど、経営的には厳しくなることが多いでしょうから、スタッフとして働くにしても落とし所は難しいところだと思います。
他の業界でも言えることだと思います。



自分の場合は理想を追求して勢い余って保険医療機関も辞退しましたから、自分も大変ですが衛生士も一般的な衛生士より遥かに苦労していると思います。
ある意味では似たような考え方の人間が集まって仕事をしているのだと思います。

仕事の価値観という言い方でも良いかも知れませんが、そういうのは人それぞれだと思いますし、今している治療の良し悪しを考えるよりも、経営者の仕事観とご自身の仕事観をすり合わせる作業の方が大切なのではないでしょうか。

無理なら転職です。
衛生士なんて引く手あまたですから・・

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たいよーさん
返信日時:2016-03-16 13:00:00
みなさま、早速のご回答ありがとうございました。

藤森先生

やはり、scaling直後では正しい数値(BOP含む)は測れないということなのですね、、。
そこを今回の質問で解決したかったので、簡潔ながらお答えいただき、非常に助かりました。ありがとうございます。



水川先生

そうですね、scalingと同日の検査Aは算定不可ですね、、。
カルテ上、前々回上顎、前回下顎(実際にscalingしてない)を算定し、先日検査Aという流れでした。

前回下顎scaling算定のみで実際には処置していないことを院長自身が覚えておらず【検査Aを】と私に指示したのだと思います。。指示を仰がず先に勝手にscalingした(その際は縁上だけを取りました)私にも非がありますね、、。

今まで、割と衛生士の意見も聞き入れ【違うことは違う】【正しいことは聞き入れてくれる取り入れてくれる】という先生の下で働いてきたので、頭ごなしに【それは歯科医師の私が決めること!】と言われたことに驚いてしまい、先生=悪いイメージのような書き方をしてしまいすみませんでした、、。

もちろん、そのような先生ばかりではないこと十分承知しています。

確かに長であることは間違いないのですから、今後もここで働いていく限りは長の指示に従って仕事をしていこうと思います。



小林先生

そうなんです、、。
治療計画を全く立てず、主訴を置き去りに、自身が目に付いたところから処置していくというような先生ですので、患者さん自身もゴールが見えずフェードアウトしていく方も多数です、、。

根本的なところから改善が必要ですね、、。
ただ、おっしゃるよう現状の職場ではそういったことは難しそうだとは私も感じています。。



渡辺先生
ホームページ拝見させていただきました。
自費診療のみのクリニック、すごいですね
大変共感いたしました。

〉今している治療の良し悪しを考えるよりも、経営者の仕事観とご自身の仕事観をすり合わせる作業の方が大切なのではないでしょうか。

もっともなご意見だと思います。。
離職するという選択肢も視野に入れて今後の身の振り方ををよく考えてみたいと思います。

どの先生方のご意見も大変貴重なアドバイスとなりました。

今後も、何か困ったことがありましたらここへ相談に来たいと思います。
その際はぜひご回答いただけるとありがたいです。
どうもありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-03-16 16:30:36
たいよー さん、こんにちは

すでに解決しているようですが、一言だけ付け加えさせてください。


>離職するという選択肢も視野に入れて今後の身の振り方ををよく考えてみたいと思います。

私の実感からは、歯周病の治療がまともにできる歯科医院はさほど多くありませんので、転職しても、きちんとした歯周治療ができる歯科医院を探すのが大変でしょう。

また、ちゃんとした歯周治療を行っているような歯科医院ですと、たいよーさんも相当な努力が必要になると思います。

次のところを探す時は、見学に何度も足を運んでから決めれれるといいですね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル スケーリング直後の歯周病検査値は正確か(衛生士による質問)
質問者 たいよーさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病関連
衛生士関連
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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