歯周病による歯の動揺を止めるための抜髄と連結冠について

相談者: あんこうさん (65歳:女性)
投稿日時:2016-03-25 19:13:56
こんにちは。

歯周病になり、特に左上7番が酷い状態です。
歯周ポケットも深く、動揺があり、骨も無いようです。

歯科医院ルートプレーニングをしてもらい、衛生士さんからは

「かなり深い所まで取ったので、6番の歯周ポケットは4ミリぐらいになった、7番も舌でさわっても動いていないと思う」

と言っていただきました。
ところが、突然先生が

「7番と6番を抜髄する」

と衛生士さんに言いました。
衛生士さん曰く、

「骨の無い歯は伸びてくるので、7番と6番の歯の神経を取って虫歯の薬を入れて、連結冠を被せます」

との事です。


私は、抜髄して連結冠など全然考えていなかったので、驚いてしまいましたが、それしか方法は無いのでしょうか?

抜歯を回避するためとは思うのですが、

1・歯自体は何ともない歯を抜髄する?
2・連結冠は歯の動きとして良くないのでは?
3・7番を抜歯しなければならなくなった時、6番の抜髄が無駄になる?
4・連結して、どのくらい持つのか?
5・共倒れにならない?


歯茎の膿をこれ以上取らないで、被せてしまって大丈夫なのでしょうか?

外科治療とか再生治療とかあると思うのですが、これがベストのやり方なのでしょうか?

以上よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-03-25 19:59:45
あんこう様、ご心配のことと思います。

1の何とも無い歯を抜髄するか?ですが、現在はほとんどやられ無いと思います。
ただ、歯が延びて、かみ合わせの高さを揃え案を被せるときにやむを得ず抜髄する事はあります。


2の連結冠ですが、ご指摘のように歯の動き自体を制限するので、よほどのことが無い限り私は連結にはしません。

昔の先生はよくやられたようです。
歯周病の概念があまり新東していなかった頃の歯科医の話ですが。
清掃性が悪くなるので、コントロールがしにくくなると思います。


3抜髄が無駄になるかという点ですが、それに関しては6番の歯、歯周組織等の状態が分からないのでコメントは出来かねます。


4連結してどの程度持つかですが、7番次第だと思います。
ある程度動揺が無くなってきてから連結するのであるならば、まだ、期待は有るかと思いますが・・・。

5にも繋がりますが、7の動揺が6番に伝わり寿命を短くすることもあるでしょう。
6,7とも咬合調整を慎重に行わないといけません。


今後の方針は7番の歯槽骨がどの程度吸収しているかによります。

参考にしてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-03-26 08:42:24
かなり前のことになりますが、歯周病歯髄との関係が取りざたされていましたが、今は意外と歯髄は健康であるという論文を目にしています。
抜髄する必要はないと思います。

あえて連結したいなら、インレーでの連結で様子を見るくらいでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あんこうさん
返信日時:2016-03-26 17:56:16
田部先生、松山先生、早速のご回答ありがとうございます。

両先生とも、抜髄の必要なしと言う事で安心致しました。
連結もお断りすることにしました。


ただ、今後の治療をどうすればということですが、7番のPOは10ミリはありましたが、1面づつ4日にわけて、歯石を取ってもらった結果、かなり改善したようです。

動揺も自分ではわかりません。
元々自覚症状はなく、物も噛めています。


このまま、ひたすらプラークコントロールに励み、こまめに検査に通って様子を見るということではダメでしょうか?

もし、歯槽骨がほとんど吸収してしまっていたら、たとえ動揺がおさまっても、なにか手を打たないと抜歯になるのでしょうか?


連結を勧める今の先生に聞きにくいのですが、外科手術も考えたほうがいいのでしょうか?

診ていない状態で、回答しづらいとは思いますが、よろしくお願いします。



タイトル 歯周病による歯の動揺を止めるための抜髄と連結冠について
質問者 あんこうさん
地域 非公開
年齢 65歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯がグラグラする
歯周病(歯槽膿漏)治療
クラウン・被せ物の連結(連結冠)
回答者




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