前歯の抜髄後にクラウン以外の方法はありますか?

相談者: まりまりもさん (33歳:女性)
投稿日時:2016-04-01 23:26:56
数日間前から左上1番と2番の間が疼くような感じででしみていました。

昨日かかりつけの医院で診察して頂いたのですが、担当の先生ではなく違う先生に診てもらうと左1、2番の間ではなく1、1番の間に虫歯があるからと神経を抜かれてしまいました。

神経を抜いた後も1、2番間の疼きがとれず、本当に神経を抜く必要があったのか?担当の先生に診察してもらわなかったこと、神経を抜いてしまったことをとても後悔しています。


また自分の歯も残っているのですが、神経を抜いてしまった前歯は残っている自分の歯を削りクラウンを被せるしか方法はないのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-01 23:40:32
こんにちは。

保険診療としては、経営的な事情もあり、歯の中身を刳り貫いて銀製の芯を入れ、大きく削って被せる・・・というケースも多いように思います。


歯質の残り方次第では神経にアプローチした孔を樹脂で埋めて終わらせてくれる先生もいらっしゃいます。
勿論、こちらの方が格段に歯を削る量は少なくて済みますね。
ここら辺は術者に相談してください。

自分は主に後者ですが、保険点数は前者の方が格段に高いので良い顔をしない先生も多いかも?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まりまりもさん
返信日時:2016-04-02 16:36:05
佐藤先生

お忙しい中ありがとうございます!

歯質の残り方次第で樹脂などで埋めることも可能とのことですが、それは受診した際に先生に治療ができるか確認するしかないのでしょうか?
もし、できないと言われた場合そこで治療をストップすることも可能なのでしょうか?

また樹脂で埋めた場合、神経がない為変色等する可能性はありますでしょうか?


自分の歯をえんぴつのように細く削られてしまうことにとても抵抗があります。
クラウンを被せる場合は全体的にどれくらい削るのでしょうか?
(ネット画像などで検索するとみんな小さく削られているのがとても気になります)

長くなってしまいましたが、アドバイス頂けると嬉しいです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-04-02 19:45:00
今はまだ症状が取れないので根管治療中という段階でしょうか?
それであればネットで聞くよりも主治医に見通しを聞く方が確実です。
歯科医師によって治療方針はかなり変化しますので。


主治医がレジン前装冠を選択するかレジン充填をするかの境目が必ずあると思います。

* レジン前装冠

* レジン充填


因みに必ず銀製の芯を入れる訳ではなくてレジンで芯を作る方法もあります。

* レジンコア

今年一月から一部のファイバーコア保険導入されました。


根管治療途中であっても転院は可能ですね。
また変色は可能性は多少あると思います。
前装冠にするとなると全体の半分以下に自分の歯はなるのではないかと思います。
虫歯の大きさ、かみ合わせの状態、かむ力などでどうしても前装冠にしかできない場合もあります。

保険点数が高いからレジン前装冠を選択する歯科医ばかりではありません。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-04-03 15:14:42
佐藤 雅之 先生が回答1で書いた「保険診療のガイドラインとしては、歯の中身を刳り貫いて銀製の芯を入れ、大きく削って被せる」について。

健康保険の点数を算定する為の指針ならともかく、診療のガイドラインとしては、そのような話は聞いたことがありません。

ガイドラインという文言について、どうやら、佐藤 雅之 先生は理解が誤っているようですね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-04-03 23:09:26
まりまりもさんへ

ガイドラインについて。

診療ガイドラインより
* https://kenbikyoshika.jp/member/file/JAMD_riekisohan03.pdf

「診療ガイドライン(しんりょうガイドライン、英 Medical guideline)とは、医療現場において適切な診断と治療を補助することを目的として、病気の予防・診断・治療・予後予測など診療の根拠や手順についての最新の情報を専門家の手で分かりやすくまとめた指針である」

Mindsガイドラインセンターより
* http://minds.jcqhc.or.jp/n/st_1.php?page=4

「診療ガイドラインは、科学的根拠に基づき、系統的な手法により作成された推奨を含む文書です。患者と医療者を支援する目的で作成されており、臨床現場における意思決定の際に、判断材料の一つとして利用することができます。」


日本補綴学会より
* http://www.hotetsu.com/s4_03.html

私が調べた範囲では「、歯の中身を刳り貫いて銀製の芯を入れ、大きく削って被せる・・・というのが一般的」という記述のあるガイドラインは見つけられませんでした。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-04-04 12:47:09
柴田 幸一郎先生

えええええええっ!
補綴のガイドラインに載っていない様な治療が一般的に行われているのですか?

で、では削って被せるっていう治療は科学的な根拠がないのですか?
僕は歯科医師会からごく普通の一般的な治療として教わってきましたが・・怖いです!

先生の所属する歯科医師会の方針としては如何なのでしょうか?
若輩者として勉強させてください!宜しくお願いいたします!

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-04-04 12:51:14
まりまりもさん

確かに保険ファイバーコアは収載されましたが、算定要件の猥雑さ等から私の周りではかなり少なく感じます。

所感と致しましては、やって頂けなくて当たり前(やるなら自費)位に受け取って頂いた方がいいかもしれません。


当院でも改定以来、できる限り保険ファイバーコアを選択していますがやむを得なく従来型の支台築造を行う場合も多いです。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2016-04-04 20:25:09
そうですね、補綴のガイドラインに載ってはいないと思います。
ただ医科も含めて全ての治療法に関するガイドラインがある訳ではないので。

レジン充填も前装冠も普通に保険適応の方法ですし、前歯に使って良いとされている治療法です。


ファイバーコアに関して算定要件が煩わしいとは思っていません。
ただ全てのファイバーコアが保険適応になった訳ではありませんし、全ての医療機関でファイバーコアをしている訳ではありません。

多少質問の趣旨から外れてきているようで、相談者には申し訳ないと思っています。
佐藤先生が考えておられるガイドラインと私が考えているガイドラインに多少隔たりがあるようです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2016-04-04 22:58:10
>まりまりもさんへ

回答者同士で意見の相違があり、ご相談から少し内容が逸れてしまい申し訳ございませんでした。
この件については回答者間で別途話し合いを行っております。



歯質の残り方次第で樹脂などで埋めることも可能とのことですが、それは受診した際に先生に治療ができるか確認するしかないのでしょうか?
>もし、できないと言われた場合そこで治療をストップすることも可能なのでしょうか?

「失った歯を補い、長持ちさせる」というゴールは同じですが、そこに至る方法は一つではありません。

また、歯科医師にも得意・不得意がありますので、Aという先生が得意で良い結果が得られる方法であっても、その方法に慣れていないBという先生が行えば良い結果は得られません。

治療の方法は細かい点を挙げればキリがありませんので、その先生に治療して頂くと決めているのであれば、その先生が最も得意とする方法でお任せするのが、一番良い結果が出る可能性が高いかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まりまりもさん
返信日時:2016-04-05 00:06:54
佐藤先生 柴田先生 小林先生 田尾先生
お忙しい中ご回答して頂きありがとうございます!

先生方のご回答を見させて頂き、それぞれのお考えを理解致しました。

自分の歯を使い樹脂のみで土台ができるのか、もろさなどを考慮しファイバーコアなどで土台を作るべきなのか、現在通っている先生に相談したいと思います。

それでも納得できない場合は、先生にもそれぞれ得意分野、不得意分野があるということを念頭に置いて、転院も考えて行きたいと思います。


本当にありがとうございました。



タイトル 前歯の抜髄後にクラウン以外の方法はありますか?
質問者 まりまりもさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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