自費のダイレクトボンディングで虫歯治療は歯を長く残すために良い?

相談者: ハチミツ83さん (34歳:女性)
投稿日時:2016-04-20 23:20:00
はじめまして。
ハチミツ83と申します。
二児の母でフルタイムで働いています。

昔から歯の間に虫歯が多く、奥歯は5〜7番ほぼ全部に保険インレー
前歯は10年前に詰めた保険レジンが、歯の間に丸く入っています。

抜髄した歯はありませんが、以前治療済みの左下6番が、神経近くまで削っていて、治療後半年程ズキズキに耐えて、三年経った今は痛くないです。

とにかく二次カリエスになるので、ついに先日自費歯医者さんの門を叩いたところ、

「拡大するとあちこちに虫歯があります。
早めがいいでしょう。
全部やり直すなら約100万です。
大きな治療済みの6番1本のみセラミックのクラウン
他はダイレクトボンディングでなおせます。」

とのことで、顕微鏡で菌の状態を見せてもらい、ブラッシングは褒められましたが念のため除菌し、食生活指導を受け(糖質制限、だらだら食べしない等)、次回から治療に入ります。

ダイレクトボンディングが上手な先生とのことで、腕を疑っているわけでは全くありませんが、ネットで見る限りでは、
「レジンは奥歯に向かない」とか、「レジンは劣化するからやり直しのサイクルがくる」ということで、自分が今ここで100万を投資することに、今一つ自信を持てないでいます。

でもきっと、質の高い治療に満足するだろうし、定期的なメンテナンスと、自己管理で、歯の寿命を伸ばす自信がついて、心も晴れ晴れ、笑顔に自信もつくんだろうな、とも思っています。




そこで質問です。
(長くてすみません)

今回お世話になる先生によると、10年は持つと思うとのこと。
なので、まずは10年目標で頑張るのですが、二次カリエスにならなかった歯も、10年で一気にやり直さないといけない程、自費のレジンも劣化するのでしょうか?

調べてみても、長期症例があまり見当たらないので、10年でどのような経過を辿るのか、定期検査で何もなければ、もうちょっと長持ちさせる人もいるのかをご教授いただけたら、不安が減るし、お手入れも、次のための貯金も、頑張れる気がするんです。

身の回りに、歯にお金をかける人があまりいないため不安だけど、個人的には歯へ投資するのは長期的に絶対得だと思っています。

とにかく長く自分の歯を残したいので、真剣です。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-21 08:28:24
ご相談ありがとうございます。
とても大事なことに気がつきましたね。

とくに、

>歯へ投資するのは長期的に絶対得だと思っています。

ここが歯だけではなく、心身の健康や家族も巻き込み、一生の人生そのものを決めるキーワードと言えます。

私も賛成ですし、また結局は超経済的でもあると思っているからです。
逆に目先にとらわれず、歯科医院はそういったポリシーを持って毎日仕事をするべきだと思います。


二次カリエスにならなかった歯も、10年で一気にやり直さないといけない程、自費レジンも劣化するのでしょうか?

確かに材料は劣化していきます。
しかし、必ずしもやり直さなくてもいい場合が少なくありません。
当院でも20年30年と使えた例が少なくないからです。

しかし、単純に虫歯の穴埋めだけをしているのであれば、10年どころかもっと早く問題が出ることが少なくありません。

それは、穴埋めの前にしなければいけないことをしてない場合です。

つまり、なぜ虫歯ができたか? なぜブラッシングが褒められるのに虫歯ができるのか?
という、原因を突き止めそこから変える治療をしていないことが多いからです。

原因を変えなければ、どんなに良い治療方法をしたとしても、また繰り返しになることは間違いない理屈だからです。

それには検査と診断が必要です。
たしかに、


>除菌し、食生活指導

それも大事だと思います。
でも奥歯の歯と歯と間に虫歯ができるもっと大きな原因は、他にもあります。
またその検査と、当然その治療は補綴的な専門性が必要です。

ちなみに、ダイレクトボンディングははっきりと保存的な治療であり、補綴的な要素が完全にない治療方法です。
一般的な話として、もし奥歯の歯と歯と間の虫歯に補綴的原因があったとして、治療に際しては補綴的配慮を全くしない診断と治療をした場合を考えましょう。

原因を突き止めてないで、どうやって再発を防ぐことができるのでしょうか?

ご相談の場合はここではよくわかりません。
よく相談しましょう。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-04-21 16:42:00
ハチミツ83さん、こんにちは。

長く歯を残したい。
自費ダイレクトボンディング虫歯治療は良い判断でしょうかとのご相談ですね。

個人的な意見としておきますが、レジンは劣化しますし、強度的にも劣るので前歯の小さな虫歯や、歯頚部に虫歯はあるがクラウンにするほどではない歯など直接力のかからない場合にしか適応としていません。
材質的に優れるセラミックのインレー、クラウンなどをおすすめしています。

>とにかく二次カリエスになる

定期検診や指導を受けていて、日々のブラッシングもある程度出来ているとされた状態で虫歯の再発が多いのだとすると、歯の質が虫歯になりやすいことが考えられます。

そのような方には、虫歯を徹底的に取り除き、必要があれば神経の保護を行い、クラウンで歯の全体をカバーすることをおすすめすることがあります。
自由診療咬合の再現、良好な適合、適した材質などなるべく元の歯を再現するようにします。

ただし、自分の歯の部分をなるべく残したほうが良いという考えであれば、同様に虫歯の処置を行いインレーオンレーにすることをおすすめします。

お大事にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-04-22 12:30:02
こんにちは。

自費で使用するダイレクトボンドの材料は日々進化していますから、10年もったものはまだないという認識です。

過去の素材でしたら咬合力や側方力が加わる臼歯の大きな修復には、樹脂は用いないほうがよいというのが常識だったと思います。


しかし、素材が進化しているのでもしかしたら、10年以上問題なくもつかもしれないと考える歯科医は増えてきています。

10年を目処に再度やりかえるおつもりならば、そのような選択をされてもよいかもしれませんね。
私自身ならばもっとオーソドックスな選択をしますが、歯科医の腕にかけてみるという選択もありかもしれません。


しかし、本来は元々が保険のインレーのカドウだったのですから、それをわざわざダイレクトボンドにする意味はあまりないように普通では思いますが診察していないのでなんともいえません。




タイトル 自費のダイレクトボンディングで虫歯治療は歯を長く残すために良い?
質問者 ハチミツ83さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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