C0とC1の診断が歯科医によって違う

相談者: とっちょさん (23歳:男性)
投稿日時:2016-04-21 10:23:16
今私には下の歯に虫歯が4本、上の歯に3本あります。

その中で下の歯は全てC0と診断されたのですが、他の歯科に行くと全てC1と診断されました。

前者の歯医者では、歯を削るよりもしばらく経過を見た方がいいというのも何でもかんでも削ってしまったら、歯のエナメル質が削れて良くないということだからだそうです。
後者の歯医者では、まだ詳しい治療法などは聞いていないのですが、治療する方向みたいです。


歯医者によってC0とC1の診断は違うのでしょうか?

ちなみに下の歯の該当の歯を鏡でみたら、歯の噛む部分の溝はチョコレートを食べた後みたいに、溝の部分が茶色くなっていたり、歯の表面に黒ぽちができています。
本当にC0なのかC1なのか心配です。歯医者によってそんな診断違うのでしょうか?


また、C1だとして削ってレジンを詰めた場合、もう取れることはないのでしょうか?
取れるとしたら大体どのくらいの期間ごとで交換しにいかないといけないのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-04-21 10:48:20
とっちょさん、こんにちは

COとC1は全く違った基準で判定されます。

C1はエナメル質虫歯で、一般的には削る治療は必要ない状態、C2は象牙質まで進んだ虫歯です。
難しく言えば、病変が組織学的にどこまで進んでいるかを基準にしています。

COは要観察歯と言って、まだ削る治療は必要ないが、内科的な治療(指導やフッ化物の塗布など)で経過観察することで、治ったり進行を止めたりできる状況にあると判断される歯です。


一般的には、COはC1かC2の初期の状態に相当します。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-04-21 17:35:37
同じ虫歯を診て、xx年後の予後を予測し、前医は「今の状態では、まだ治療介入しない方がベター」、後医は「治療する方がベター」と判断されたのではないでしょうか。

或いは、収入を上げるために治療介入を選択する歯科医院もあるかもしれません。
しかし、そのどちらであるかは、第三者には判りません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-04-22 11:48:39
COは本来、学校歯科健診で用いられている記号です。

 /:健全歯
 △:う蝕によって喪失した永久歯
 ○:処置歯
 ×:要注意乳歯

などと一緒です。


またCOは保険診療を行ううえでの診断名としても認められていませんので、カルテ記載はできません。

つまりCOを学校歯科健診以外で使用するのは「この歯の診断は△です」と言うようなものなのですが、その辺がうまく区別されていないのが現状のようです。

ただ、今回の改定でエナメル質初期う蝕はCeという略号が保険診療で使用できるようになったようなので、混同は減少してくるのではないかと思われます。

あとは日本学校歯科医会が(今となってはまったく意味が違ってしまった)COを廃止してくれるとよいのですが・・・

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-04-22 12:15:06
今回の保険の改正でフッ化物の継続的塗布による虫歯の観察と再石灰化の促進にも保険点数がつきましたから、削らない歯科治療が積極的に認められたものと理解しています。


定期的な観察が必要な歯ということは、かわらないわけですから受診された歯科医院との関係がいかに出来ているかで歯科医の治療介入時期が異なってくるのは当然でしょう。


転医先(また転医していく可能性があると判断される)で定期的な観察やメンテ、フッ化物塗布による積極的な再石灰化治療が期待出来ない患者に対しては早期の介入が必要だろう(エナメル質に限局している虫歯を治すのは比較的リスクも低く簡単ですし)と判断して健康なエナメル質まで削って(器具が到達しないためまた、修復物の堅固な維持も必要なため)まで虫歯治療を行うことを薦めることもあるでしょう。


本来はエナメル質に限局した虫歯ならば急いで虫歯治療をおこなう必要はないといわれる時代になってきていますが、患者側の理解度や歯磨きの状態等により放置しておけばC2になる可能性が高く定期的な観察のも非協力的だとみなされれば、積極介入して歯を守ろうという判断が働くのだと思います。




タイトル C0とC1の診断が歯科医によって違う
質問者 とっちょさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
その他(診断)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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