CT画像での根尖部分の黒い影

相談者: はるさん55さん (46歳:男性)
投稿日時:2016-06-13 19:46:23
CT画像で根尖部分の黒い影があるのですがは炎症のみでも出来ますか?
もし炎症のみであれば通常のレントゲンだと写らないことになりますか?

治療3ヶ月後CTではなくレントゲンをとり黒い影が消えたので良くなっていますと言われました。
嚢包ではなく炎症が起きていると言われています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-06-14 11:08:34
>CT画像で根尖部分の黒い影があるのですがは炎症のみでも出来ますか?
>もし炎症のみであれば通常のレントゲンだと写らないことになりますか?

根端性歯周組織炎が進行すればレントゲンでもCTでも黒く写ります。


>嚢包ではなく炎症が起きていると言われています。

嚢胞は病理組織検査を行って初めて付く病名です。
検査を行っていない段階では「炎症」と呼ぶのがふさわしいかと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-06-14 12:48:27
>治療3ヶ月後CTではなくレントゲンをとり黒い影が消えたので良くなっていますと言われました。

術前にCTで確認したのなら、術後もCTで撮影した方がいいですね。
でないと比較にはならないと思います。
保険算定上出来ないのかも知れませんが・・)

レントゲン(デンタル撮影法もしくはパノラマ撮影)で黒く見えなくても、CTだと黒く見えることはよくあります。

「CT撮影が一番詳細に写る」と理解して頂ければ良いと思いますよ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-06-14 13:32:07
>治療3ヶ月後CTではなくレントゲンをとり黒い影が消えたので良くなっていますと言われました

そのとおりだと思います。

嚢胞であれば根管治療で黒い影が小さくなることはないと思います。多くは外科的に摘出することになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるさん55さん
返信日時:2016-06-14 22:31:53
いつも回答していただいて本当にありがとうございます。


こんなに歯で困ったことはないので非常に困惑しています。
歯内療法認定専門医も受診したのですがCTがないので詳しく分からず抜歯覚悟で開けて治療を始めないと分からないと言われてしまいました。

炎症が酷ければレントゲンでも影が写ると言うことですね。
治療中のレントゲンと比較させてもらったのですが、どちらも影は写っておらず良くなっているという説明に疑問を感じてしまいました。

やはりCTで確認しないと判断できないのですね。
歯根端切除というのはどういったときに適用されるものなのでしょうか?
レントゲンで確認出来なければ適用されないのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-06-15 08:59:06
個人的には「治療後3か月で画像診断する」というのは「やや時期相承」とも思えるのですが、担当の先生はそのような判断なのでしょうか?
(僕は「早くて半年、できれば1年後くらい」を予後判定の時期にしています)

逆に3ヶ月も痛みが引かない、腫れが引かないなどの不具合がおありであれば、レントゲンでの1年予後を待たずに再治療するという事も考えられますが…。
(自分の治療ではやったことはないですけど)

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-06-16 11:20:00
学会などのガイドラインとかそういう訳ではないのですが、当院の場合だと、根管治療開始前にCT撮影をして、根管治療終了後やはり3ヶ月で再度CT撮影を行って治療の成否を評価します。

3ヶ月というのは画像上の黒い影が完全になくなってまではまだいないことが多いですが、治療が上手くいってる場合にはほとんどのケースで見て明らかな影の縮小傾向が確認できる時期です。

一度縮小傾向が確認できればほとんどの場合でその影はそのままなくなることが統計的には言えます。


3ヶ月後での変化が不明瞭だったりすると更に3ヶ月とか6ヶ月とか、仮歯のまま経過を見る場合もありますが、どの場合も原則的に同じ装置を使って極力全く同じ撮影法でないと比較資料としては不十分となります。

例えば同日に、デンタル撮影とCT撮影をすればデンタルでは影がないけどCTでは影が確認できる、ということは普通に起こります。(というか今さっき診察させて頂いていた患者様もそうでした)

あるいはデンタル撮影を同日に2枚撮っても、わずかな撮影角度の違いから影の大きさが変わって見えることも起こります。



ですから、今回行った根管治療の成果を画像上で評価したい場合には、術前と全く同じ条件の撮影が理想ですし、今の状態で転院などされた場合には次の先生には比較が出来ないため判断は難しくなります。

歯根端切除の話が出てきていますが、これも原則的にはまず根管治療でベストを尽くしてから、それでもダメだった場合に、最終手段として選択する術式だと思います。

・根管治療はベストだったのか、
・治療の予後が悪いのか(画像上での比較、自覚症状の有無、他の問題との鑑別・・)

この辺りが問題になるような気がします。
エックス線で全ての判断が出来る訳ではなくて、症状の変化と別々に見て、合わせての判断になるというのがポイントかも知れません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-06-16 12:42:39
CTは確かに鮮明に写ります。
でも、通常のレントゲンでも十分にわかることがあります。

しかし、それよりも重要なのは、そもそも、その黒い影があることが病変が存在すると言いきれるかどうかです。

レントゲンの診断では病変の確定診断は不可能なのです。
レントゲンで黒く写っている部分には、「レントゲン不透過性のものが存在しない」ことを表しているだけです。

なので、黒い影があるからといって、必ずしもそこに病変があるとは言い切れないのです

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はるさん55さん
返信日時:2016-06-16 20:58:59
ご丁寧な回答ありがとうございます。

やはりCTでの判定が必要なのですね。
しかしレントゲンで影が消えているのでウミが出ていても問題ないと言われました。

また3ヶ月後の診察と言うことです。
もともとレントゲンでは写っていないのでちょっとびっくりしてしまいました。

大学病院で精査してもらおうと口腔外科に行ったところ全身用のCTで撮られました。
歯科CTはないようです。
全身用ではあまり詳しく分からないような気がするのですが。


とりあえず強い痛みがないので少しゆっくり考えてみようと思います。
痛みがでたら歯根端切除の得意な病院で精査してもらおうと思います。

左上6番の外側近心根だそうなので切除可能だと思っています。
自費根幹治療しておりこれ以上経済的にもあまり負担のない方向で考えています。

ご意見頂けるようでしたら幸いです。



タイトル CT画像での根尖部分の黒い影
質問者 はるさん55さん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ レントゲン写真
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
CT
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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