右上2番に保険でファイバーコアを入れたい

相談者: タカノ422さん (28歳:男性)
投稿日時:2016-08-05 14:38:34
表題の件で困っております。
お忙しいところ恐縮ですが、お知恵を貸してください。


まずは状況からお伝えさせてください。

側切歯(右上2番)が虫歯になってしまい、神経を抜き空洞を埋めるところまで治療が進んでいます。

そこまで進んで初めて、歯科医院で土台とかぶせものの説明を受けたのですが、保険適用内の治療だといろいろとリスクがあること、ファイバー+セラミックの治療がベストだが材料費が12万ほどかかることを聞かされました。

ベストなのはわかりますが、なかなかそのような大金が用意できず困っております。


治療後、家に帰りネットで調べると、ジーシー社製のファイバーポストが保険適用になること、硬質レジン前装冠(医院では硬質レジン前装冠しか説明してくれなかった)以外にも硬質レジンジャケット冠という素材があることを知りました。

さっそく医院に問い合わせてみると、ぼくのケースでもその組わせで可能ではあるが、ジーシー社のファイバーポストおよび硬質レジンジャケット冠は強度に問題があるとのことで、あまりオススメしないという旨の回答をもらいました。

可能である全ての治療の選択肢を説明せずに、保険治療のデメリットと高額な自費治療のメリットだけ説明された気がして、やや医院に対して不信感をもっております。
そこで質問です。



1、ジーシー社のファイバーポストと硬質レジンジャケット冠の強度はそんなに問題があるのでしょうか。

ちなみに私の該当の歯の噛み合わせは、上の歯が下の歯の前にでているため、噛み合わせはない状態です。
(調べてみると、硬質レジンジャケット冠を推している歯科医の方もいらっしゃるようです)
* http://blog.livedoor.jp/doudemohaisya/archives/1039221462.html



2、高強度硬質レジンジャケットという素材があることを知りました(医院にはまだ聞いていません)。
この素材のメリット・デメリットはいかがなのでしょうか。

またどこの歯科医院でも取り扱っているのでしょうか。
特定の医院にしかない、ということでしたら、取り扱っている医院はどのように探せばいいでしょうか。



3、「(虫歯を治療で)歯を削るまで、ジーシー社のファイバーポストが使えるかどうかわからない」と医院に言われました。

仮に治療してみて使えないという場合、その場でメタルコアや(自費治療の)ファイバーコアにする、という選択をしないといけないのでしょうか。
要は選択を考える猶予があるのでしょうか。



4、他に良い医院が見つかった場合、今から治療する医院を変更することにリスクや問題はありませんでしょうか。

長文で恐縮ですが、ご回答何卒よろしくお願い致します。
(個別の質問の回答でも構いません)


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-08-05 15:17:41
>1

ファイバーコアは確かに強度はメタルよりも劣ります、ただその分根の破折の可能性が低くなります、GCだからと言って弱いとと言う事は無いと思います。

硬質レジンジャケット冠は強度的には弱いので私も前歯部では説明しません(小臼歯では説明します)


>2

高強度硬質レジンジャケットコンポジットレジンで作った冠でしょうか、ハイブリットセラミック(コンポジットレジンと大して変わりません)で作った冠でしょうか、どちらにせよ保険給付では有りません。

殆どの医院で扱っていると思います。


>3

GCのファイバーコアが使えなければメタルコアや他のレジンコアで対応すればいいと思います、自費のファイバーコアだけしか無理と言う事は無いと思います。


>4

特に問題は無いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-08-05 15:21:28
基本的に、保険治療と自費治療は 材料の差以上にクオリティの差が大きいです。

例えば、補綴物と歯との適合一つを上げてみても、保険治療のものはそれほど精度の高い治療ができません。
それは結果として長期的に長持ちしない治療につながります。

自費治療ではよい材料を使い、長期的に使っていける治療を目指しており、保険治療は「以前よりは良くなってきた」とはいえ、2年程度の耐用点数をクリアできればいいという基本的な考えのもと保険適用になっている治療と考えていただければいいと思います。

なので、金額的なことを言われるのであれば 保険治療でいいのではないでしょうか?

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-08-05 18:28:12
>1、ジーシー社のファイバーポスト硬質レジンジャケット冠の強度はそんなに問題があるのでしょうか。

当院では硬質レジンジャケットクラウンは「1〜2年様子を見るための仮り歯」と言う扱いですが、問題なく、目的を果たせていると思います。
時には忘れて5年くらい使われている方もいらっしゃいます。


GCのファイバーポストは約10年使っておりますが、これも問題ないと思います。

今年の1月から保険適応になりましたが、書類上の扱いが「保険適応外」から「保険適応」に変わっただけで製品そのものの強度に変化はありません。


しかし「歯科医院の収入」は大きく変わることになりましたね。
(当院は自費専門なので、なにも影響はありませんが…)


ファイバーポストコアは接着操作がシビアで技術的には難しい部類に入ると思います。

昨年まで一般的には自費で1〜5万円程度で行われていた治療です。

今年の保険適応から2〜3000円で行わなければならなくなりました。

材料(原価)に変わりはなく、収入が1/10になるとしたら、何を削れば良いのでしょう?

結論としては(技術)クオリティを削る事になると思います。


歯科医として、保険適応で安くなったからと言ってクオリティを下げるようなことはしたくありませんから、「当院ではやりません」と言う歯科医院が増えてもおかしくはないと思います。
(個人的には強度ウンヌンは「やらないための言い訳」だと思います)



タカノ422さんも、考えてみてくださいね。

今まで1万円で提供していたディナーを1000円で提供することになったら、経営者は何を考えるでしょうか?
(結構、恐ろしいことだと思いますよ)


なので、個人的には

1 今の担当医の治療を続けるのであれば、保険であればメタルコアファイバーコアであれば自費で受ける

2 ファイバーポストを保険で受けたければ「クオリティを下げないで保険のファイバーポストコアをやってくれる歯科医院」を探す

の2択になると思います。



>4、他に良い医院が見つかった場合、今から治療する医院を変更することにリスクや問題はありませんでしょうか。

問題ないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タカノ422さん
返信日時:2016-08-05 18:44:58
細見先生

早々とご回答ありがとうございます!
大変参考になります!
治療に対して前向きな気持ちになれました!!



>2に関して

高強度硬質レジンジャケットの素材に関してはわからないのですが、下記のメーカーさんのページに「保険適用」とありました。

デンツプライ三金株式会社
http://www.dentsply-sankin.com/product/detail/833/
http://www.do-ceramics.com/variety/high-strength-resin.php

株式会社ディーティーシー
http://dckh.net/rejin-jaketkan.html

デンツプライ三金によると、高強度硬質レジンジャケットは曲げ強度(220MPa), 耐久性(1,695N), 圧縮強度(516Mpa)とのことなのですが、強度としては問題ないのでしょうか?



>3に関して

ちなみに、「GCのファイバーが使えるかどうか」というのは本当に処置して歯を削ってみないとわからないのでしょうか。
事前にわかれば大変助かるのですが・・・。

よろしくお願いします!
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タカノ422さん
返信日時:2016-08-05 18:48:20
高田先生

早々とご回答ありがとうございます!


自費治療保険治療の考え方、とても参考になります。
材料費や施術代ばかり気にしていましたが、安かろう悪かろうでは困りますものね。

治療の参考にさせていただきます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タカノ422さん
返信日時:2016-08-05 18:58:52
櫻井先生

ご回答ありがとうございます!
実際に治療で使われている先生からのご意見、とても参考になりました。
全く大げさでなく、目から鱗が落ちました。

保険適応」か否かで医院の収入が大きく変わること、存じ上げていませんでした。
そのうえ、難しい治療となるのでしたら、積極的にやりたくない気持ちも理解できます。


先生がご提案してくださった、2・保険のファイバーポストコアをやってくれる歯科医院を探してみようと思います。

お忙しい中、本当にご回答ありがとうございました。



タイトル 右上2番に保険でファイバーコアを入れたい
質問者 タカノ422さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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